映画の興行成績が、1作目が32億円を突破! 2作目が45億円に近づき、満を持しての3作目が封切られた。


自分にとっては、第1に西岸良平氏のビックコミックオリジナルの『三丁目の夕日』を、ここ30年間は読み続けているし、彼の書いた単行本(鎌倉ものがたりナドナド)は、すべて持っていること。

第2に、ちょうど自分が生まれた頃が2作目の時代だったこと。

第3に、自分はその時、東京都世田谷区の三軒茶屋で産まれたこと。

それらの理由があり、このシリーズが映画化された時の感動は忘れられない。

さらに今回は、山崎貴監督と知り合いになったこともあった。




今回は3Dも登場し、東京タワーの映像などは圧巻である。

時は1964年の東京オリンピックの年…実は、この年に山崎貴監督が産まれた。

戦後の日本から、焼け野原の日本から、20年が経ち、奇跡の復興を遂げた日本国民が、世界から認められ、評価され始めるスタートの年になった。




東京オリンピックは、その日本の努力を世界に示す最高の機会であったのである。




テレビの普及も、東京オリンピックに合わせてうなぎ登り。




敗戦後の田舎から東京への集団就職から、東京への定住が始まり、東京の一極集中、人口増加が始まるのもこの頃。

そんな、歴史的にも、事実に裏打ちされた中で、江戸の下町の人情も、この映画にはまぶされている。




最高の夫婦を演じる堤真一と薬師丸ひろこ。

とにかく、観ておかないと、日本人として損するぜ☆…そんな思いがしてしまう映画であり、見終わった人達は、『しあわせ』って何だろう?
上を目指すことが『しあわせ』ではない…。

そんな、あったかい世界、最高の時間を味わえる。




監督と脚本は『山崎貴さん』。

『フレンズ…もののけ島のナキ』の時は、キャンペーンでムービーオンやまがたに来てくださったし、『スペースシップヤマト』の時は、この自分のブログにコメントをくれた。




山崎貴さんは、人として、とても素敵で温かい人だった。

今回の映画も、様々な人間ドラマが心を揺さぶる。
しかし、それが、とてもとても、観客からすれば、宝物の時間になるのである。

そして、この映画の中で、実は感動を深めて伝えてくれるのが、3人の女優陣。



小雪さん



堀北真希さん



そして、薬師丸ひろこさんである。


東日本大震災にあって1年が経とうとしている今の時代。

戦後の焼け野原から、世界の最も豊かな国の仲間入りした日本。

どこか、重なるのかもしれない。

ひとつだけ思った。
愛情という風が、少しでも吹いているかぎり、人の心は折れはしない…。


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