先日、テレビの特番で、今までのオリンピックで、最も感動し記憶に残っているのは、誰が獲得した金メダルか?…という問題が出ていた。


答えは、男子柔道の山下泰裕氏が獲得した金メダルだった。


1984年に開催された、ロサンゼルスオリンピックの男子柔道無差別級。
山下選出は、準決勝で足に負傷を負った。
日本国内、みんなが『あの足では決勝戦は戦えるのか?』と不安だった。

決勝戦が始まると、まさに鬼神が乗り移るかのような、気迫溢れる戦いぶりであった。

自分は、その数年前に、当時東海大学の4回生だった山下さんが、柔道着にミニバイクで、自分達1回生のところへ来て、『エンピツ貸して?』と借りていった。

数分後、あんな捨てても良いようなエンピツを、一本を返すために届けてくれた。

自分達は感動、いや感激したのを覚えていた。

そんな繰り返しが人として大きくなると感じたのである。

あれから、長い時間が過ぎた。



9月17日の夕方から、東海大学校友会主催のレセプションパーティーが開催された。

山下泰裕氏は、3年前から、体育学部の部長として、他29名の教授陣と来県されたのである。



とても意義ある素晴らしい気さくな方であった。


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