彼と出会って約10年が経とうとしている。

映画業界とは、縁もゆかりも無かった自分にとって、『GO』で日本アカデミー賞を取った監督であるくらいは頭の片隅にはあったが、自分のフィールドはテレビ関係だったので、彼の才能や能力はまったく分からなかった。

しかし、人生とは面白いもので、その後自分は、映画業界に進出せざるをえなくなる。

ひとりの観客として、最期に観た映画は、不思議なことに『世界の中心で愛を叫ぶ』だった。
まだ、映画業界には入ることなど、まるっきり頭に無い時点でのことである。

天才行定勲監督との出会いは、年の瀬も押し迫った12月27日。
東映の岡田社長が、是非、山形の県民会館で『北の零年』の舞台挨拶をしたいという強い要請に、自分達は必死にキャンペーンをくみ、県民会館を二回満員にした。

その時、岡田社長から紹介されたのが行定勲監督その人である。

その後は、夜中まで日本映画について語ったり、YMF山形国際ムービーフェスティバルに協力頂いたり、彼の『ユビサキから世界を』という同名のアンダーグラフの曲のPVから発展した映画を一緒に作ったり、TBOLANのボーカリストの森友嵐士さんのPVの製作にも一緒に参加した。

ムービーオンの取締役にもなってもらっている。



一緒にいる時に、彼のクリエイティブ性やセンスが見栄隠れする。



BeeTVがブレークしたきっかけは、延べで900万ダウンロードの記録的なオムニバス映画である。
行定監督作品の『女たちは二度遊ぶ』だ。



そして、第2弾が『パーティーは終わった』である。


どちらも、新しい通信方法によるアプローチだけに、やはり彼のセンスを感じるのである。



先週、行定監督とご一緒し、今年の後半のスケジュールを焼肉屋の『丸源』でうち合わせをする。

時代やマジョリティの風を読むのも
センスだろう。


行定監督には、今からも、自分らしくさらに頑張ってもらいたいと思う。


追伸・この行定監督のブログは、
8回目でやっとアップできる。
スマートフォンにして、最後にアップする際にすべて消えてしまい、途中保存の仕方もわからず、三日かかった。




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