選挙戦、最終日。

第１７回統一地方選挙の皮切りである、県議会議員選挙。

明日が投票日、つまり今日が選挙運動は最終日である。



自分の弟も最終日なので、地元小白川町とあさひ町を最後のお願いに歩いて回った。



さすがに、父の時代から続く地元の皆さんだけに、外に出てきてくれた。



今までは、震災や原発、経済界の苦しみ、厳しい生活を余儀なくされていたため、自粛をし、選挙カーのマイクの音量を絞っていた。

しかし、最終日なだけに、『ボリュームを最大にすることを、お許しください。皆様に、最後のお願いと感謝のご挨拶にまいりました。』と、カラスも断ってマイクを持った。



宣伝車や選挙カー…すなわち戦車の語りを聞き、多くの地元の方々が外へ出てくる。



最後の最終日になって、初めて普段の選挙っぽくなった。



「山形なんとかしてくれなっ！」「信じているからな！」など、今までの選挙にはない言葉が、支援者から飛ぶ。



最後には、候補者である弟が、涙を流して訴えていた。



未曾有の甚大なる災害により、多くの命を失い、再建までは時間が長くかかるだろう。
改めて、責任と覚悟を持つ。


地元はありがたく、背中を押してくれる。
感動的であった。



そして最終日の最後の閉めの挨拶、選挙事務所近所への配慮、運動委員へのねぎらいを弟は語っていた。

そして、責任と覚悟。



選挙は終わるが、投票箱が閉まるまで頑張っていこうと最後には皆で誓い合ったのだった。


審判は明日の夜…。