街の中の小さな小さなケーキ屋さんだった。

ウサギがキャラクターの店で、ケーキもパンも美味しかった。

まるで、スタジオジブリのアニメーションに出てくるような洒落た店だった。


それが、『ラスク』つまり、余ったフランスパンを切って、砂糖であげる…そんなカリカリして美味しさが口の中に広がるお菓子が、爆発的に売れた。


小さな街の中のケーキ屋さんは、上場会社になった。
『シベール』と言う。


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東京からお客さんが二人いらっしゃったので、ムービーオン近くの『シベール』で、夕食をとった。

今や、パスタやビーフシチューなど、メニューは多岐にわたる。


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ここの前菜が美味い。
日々、旬のモノを出す。


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スープは、カボチャやコーンやミネストローネなどから選べるが、なんといっても自分はレンズ豆と野菜のスープが好きである。


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東京のお客さん二人は、とても喜んでくれた。


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小さなケーキ屋さんの社長がこだわったのは…①誰と飲む(食う)のか?②どこで飲む(食う)のか?③何を飲む(食う)のか?

…ということ。

その結果、ケーキ屋さんは、株式の上場会社になったのである。

そして、山形の南に、巨大なアリーナを造る。

そもそもは、山形県川西町が生んだ井上ひさしさんの演劇をする予定の場所であったし、何年間か演劇や講演会、ミニ音楽会などが開かれていた。

井上ひさしさんの書籍も、遅筆堂文庫として、川西町とともに置いてある。
井上ひさしさんとの関係の深さを推測できる。


様々な夢を現実にしてきた社長であるのだ。


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この日、山形で、初めて出会ったというか、すべてを見せ会った三人のCrew達。

このシベールという夢のような場所で、食事を取りながら様々な話しをした。

まだまだ、やっておかなければならないことを、やらねばならない。


どこが約束の地になるのか?

物語りは始まったばかりである。