NHK大河ドラマ『龍馬伝』が終了した。


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ドラマが終了したということは、龍馬が暗殺された…つまり、死んだことになる。

1番いやな瞬間である。

病気や事故によっての死は、悲しいが寿命であるとも言える。

しかし、龍馬の場合は、『暗殺』である。
アメリカの、ジョンFケネディをはじめケネディ家の面々も、理不尽な身勝手な、一方的自己都合で命を奪われた。

どんな理由があるにせよ、何よりも卑劣である。


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今回の大河ドラマは、制作技術的にも、ハンディやカメラの揺れなどを、役者の情感に合わせていた。

また、人間くささを放つ福山雅治も最高によかった。

光と影、表情の残存など、成功かどうかは別として、その試みはNHKらしくなかった。


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今から、80年前には、阪本龍馬は全国区ではなかった。

歴史作家、司馬遼太郎氏が、トラック3台分の資料を集めて探しだした。

敗戦国から経済大国への高度成長時代の国民の高揚感や未来への希望に後押しされ、『龍馬が行く』で一躍有名人になっていく。


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三菱商事の創始者の岩崎弥太郎を、香川照之は素晴らしい演技をしていた。


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今、自分は熱があり、腹痛もあり、久々に節々が痛い。

龍馬は27歳くらいに世に出て、34歳には亡くなっている。

たった7年。

輝いた時間である。

人生は長さではなく、濃さである。

だから、自分も、早く治して復帰せねば…そう思う。

しかし、福山が龍馬を演じきったことは、また表現者として幅が出て、課題も見つかり良かったと思う。