11月5日のムービーオンは、いよいよ来週に迫ったYMF国際ムービーフェスティバルの準備や、総務省の絆プロジェクトや年末年始イベントなどの打ち合わせで、大忙しであった。

母の誕生日で、母親を囲んだ家族の食事会を、山形フランチNo.1の『ムッシュサトー』で、この夜、弟や斉藤市議会議長が企画してくれたが、自分はいけなかった。


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その頃、自分は、ムービーオン近くの上海厨房にいたのである。

プロジェクトリーダーの田宮が、STAFFエリカとゴトウに食事をとりながら、レクチャーしていた。


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山形県全体が映画ブーム、それを、しっかりとした『絆』で、観光と雇用に繋げようとするものであり、総務省の締め切りは11月4日であった。


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ケーブルテレビ山形側は、ユビキタス事業部の吉田部長が担当となり、プロジェクトリーダーの田宮氏を支え、ムービーオンのSTAFFノリコとユビキタスSTAFFのエリカが、事務局となるプロジェクトである。


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STAFFユタカが、珍しく風邪で、この日で二日目の休日である。
よって、STAFFゴトウが、自分に同行してくれていた。


まさか…、この時点ではあんなことになろうとは、誰ひとり思わなかった。

夕食後、またムービーオンにて、打ち合わせや会議。

すべて終わりかけた頃、ムービーオンの正面入口が、既に閉まっているため、STAFFゴトウが、車(レクサス)を、正面駐車場から裏口というか、県道側に持ってきてくれた。

「車持ってきたら携帯電話にかけます。」とSTAFFゴトウ。

しかし、待ち切れず一度外へでる…が、寒くてまた中へ入る。

11月6日、午前1時30分。

STAFFゴトウからの着信
「ぶつけられました!!」

最初は、何を言っていたのかわからず、そのままムービーオンの外ドアを開けた…。


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ウィンカーを出し、停車し自分に電話をかけていたゴトウが乗っていたレクサスの右後に、黒い軽自動車が、ノンストップの時速60キロくらいでぶつかってきてスピンアウト。


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その軽自動車からは、若い建設会社勤務の二十歳そこそこの男子が、胸を抑えながら、「すいません!」と何度もあやまっていたが、自分は、まずはゴトウは…と、壊れたレクサスのドアを開けた。

意識もあったし、血も出ていない、ただぶつかったショックで頭がぼーっとするとのことで、警察と救急車を呼ぶ。

自分も、あと30秒前に乗っていたら…。


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一緒にいたSTAFFノリコとエリカも連絡をしてくれて、ゴトウの御家族や、ケーブルテレビ山形とムービーオンの幹部が、真夜中なのに、駆け付けてくれた。


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ムービーオンの工藤次長、ケーブルテレビ山形の斉藤企画室長、吉田ユビキタス事業部長、必ずこんな場面にいてくれる、岩手ケーブルテレビジョンの笹原専務、そしてムービーオンの大浦マネージャー。

STAFFノリコもエリカも、みんなが寒い中、手伝ってくれた。


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レクサスは凄い。
ガラスが割れないように、エアーシートが降りる。

ゴトウも、病院でCT等をとり、今のところは骨などには影響はないようである。


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レッカー車で運ばれる、大切なお気に入りのレクサスハイブリット。

まさか、こんなカタチで…。

でも、モノは壊れるのはしょうがない。

しかし、ゴトウなどの人だけは守りたいものである。

ぶつけてきた彼のお母さんとお父さんは、震えていた。

何度も、ゴトウやゴトウのお父さん、そして自分達にあやまっていたが、哀れに感じたじた。


対物にはいっていなければ、レクサス全損だったら、彼には約1000万円の借金がいく。

お金ならまだいいとして、それが命だったら…。


若気の至りが、人生をぐちゃぐちゃにする可能性もある。

安心、安全を、若いうちから身につけられる社会が必要である。