山形国際ムービーフェスティバル・YMF2009の2日目。
総務省の実証実験事業・地域情報発信力向上プロジェクトとして、このフェスティバルを世界中に今日一日ライブ中継するそうである。
今日11月14日は、15本の最終ノミネート作品からグランプリを決める日でもある。
世界的な工業デザイナーで、エンツォ・フェラーリもデザインした奥山清行氏。
その彼がフィルムをモチーフし、山形の鋳物・菊地保寿堂が制作した、山形オリジナルのグランプリトロフィー。
誰の手に…。
グランプリは…。
その結果、今回はグランプリは該当作品は無く、最高賞の準グランプリは、上野山雅也監督作品の『Consciousness the Short(コンシャスネス・ザ・ショート)』に決定。
各部門最優秀賞授賞監督と共に、スカラシップ長編作品のプロットを提出する権利が与えられる。
会場には、映画『おくりびと』のテーマ曲が流れる…チェロ奏者の増川氏が演奏してくれたのだ。
選考委員や東北のケーブルテレビ局の各社長、吉村山形県知事や市川山形市長、その他にも、若い監督やベテラン監督、俳優女優やクリエーターなど、映画関係者で会場は溢れかえる。
それイコール、継続のエネルギーであり、5年の積み重ねである。
ムービーオンやまがたのロビーは、パーティー会場に様変わりし、もちつきや芋煮鍋が振る舞われた。
熱い交流は、夜中まで続いたのである。
ひとつ嬉しかったこと…。
仕事で来れなかったはずの映画『約束の地』加納周典監督が、高速を走り抜け駆け付けてくれた。
このブログタイトルと同じ映画。
まだ、物語は、始まったばかり。
『約束の地』は、まだ先である…。