最近の電話はつらい話ばかり。

多いのは、大した期間飲んでいたわけではないのに、酷い離脱症状に見舞われている話。
精神症状より、アカシジアやジスキネジアなどの錐体外路症状といった身体症状の話が多い。
この人たちは、最初から私のところに来たのではない。
解決策を求めて散々、様々な医師を訪問し、その挙句にたどり着くのだ。
せめて、重篤副作用対応マニュアルくらいは読んで対応して頂きたい。
http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1j09.pdf
残念ながら、私にも効果的な解決策を提示することは出来ない。

安全だと言われ服用した方。
精神科以外で処方された方も多い。
この人たちに何の責任があろう。
事故?事故と言わせない。
安全だと飲ませた医師、またその程度を知らず病院に行けとした者の責任も軽くない。
この人たちは、此処20年で倍増した医療費、いらぬ医療化、そして製薬会社の金儲けの明確な被害者である。
つらい症状に泣き叫び、家族も疲れ、精神科病院へ入院させられる例さえある。

睡眠薬であろうが、抗うつ薬であろうが、抗精神病薬であろうが関係ない。
どんな向精神薬であっても安全ではない。
改めて、向精神薬の使用は極めて限定的でなければならないと強く思う。

お気軽に使える向精神薬など無いし、医師はクスリのことは知らない。
特に副作用は。
被害者は、何人もの医師を訪ね歩いて、やっとこの現実にたどり着く。

もちろん私のところにも来ても解決策などない。
医療が頼りにならないことのダメ出しをされるだけである。

お伝えできるのは、
医薬品添付文書、上記の対応マニュアルの紹介、
そして、我々、市民が独自に出来るセルフケアである。
大きく分けると次のようになる。

検査
・自律神経の状態を知る
・栄養状態を知る
対策
・副交感神経優位にするための方策(半身浴、軽運動)
・食生活を見直す
・サプリ
・鍼灸
・マッサージ
・患者を取り巻く環境改善

近々、これらを資料に纏めたいと思う。

*ただし、あまりにも症状がきつい場合には、再服用や抗パ剤などの副作用止めの服用はやむを得ない場合もあると思う。
*痛みが痛みを呼ぶ状態、苦しさから錯乱するような場合。
*ただ、同じ認識に立って対応してくれる医師はほぼ居ないので、患者側でしっかり学び、要求していかないといけない。
*ほとんどの臨床医は、患者のために考えたり、勉強することはしないことを肝に銘じるべき。

さて、今度の土曜日に、相模大野でセルフケアのための勉強会を開きます。
医療に丸投げせず、自身の体のことを学ぼうというものです。
マッサージや鍼灸の情報も。
お近くの方はぜひ参加ください。

勉強会&集会のお知らせ
どなたでも参加できます。

12/20 神奈川
また神奈川では、12月20日に相模大野でセルフケアを学ぶ勉強会を開きます。
私も、オルタナティブな生き方について考えをお話させて頂ます。
12/20 心と体の『セルフケア』を学ぼう

1/23 福岡 勉強会&集会
精神医療問題解説
福岡でのオルタナティブな医療、福祉の実現に向けて

福岡オルタナティブ協議会の組織化について

1/24 熊本 対談講演会&懇親会
崎谷博征医師 
精神医療被害連絡会/オルタナティブ協議会準備室主宰 中川 聡氏 
対談講演会
主催:肥後足跡ネットワーク お問い合わせ:
090-2097-7948(末久)

1/25 長崎 佐世保勉強会
長崎は、子供の薬漬け医療を全国に先駆けて推進しています。
1/25 子供の薬漬けを問う、精神医療問題勉強会in佐世保

佐世保同級生殺害事件に関する記事
子供を幸せにしない教育-危機を聴き取らない精神医療 毎日新聞10月31日 オピニオン記事

1/26 松江
1/27 津山(岡山)
1/28 岡山
1/29 大阪(予定)
1/30 名古屋(予定)