昨日の新宿での定例勉強会、集会に参加いただきありがとうございます。
有難かったのは、参加者の中に、通院中のクリニックから推薦されて参加された方がいらっしゃったこと。
精神医学会の著名な先生の中にも、マスコミや患者を通じて、応援していることを伝えてくださる方もいる。

我々は被害者の主張がまっとうであることは、歴史をみればわかる。
深く我々の主張を聞いたこともない考えたこともない、歴史を知らない人だけが、未だに精神科メンタルヘルス神話の中に居る。

多剤大量処方が弊害ばかりで意味がないことは既に当たり前に認識された(もちろん不十分だが)。
睡眠薬、抗不安薬が依存性があり、漫然と処方することの危険性の認識も広まった。

これらは、この10年の間に勝ち取ったものだ。精神医学界も、いろいろ言い訳をしながら、しぶしぶ認めてきた。

色々あるが、
次にやっつけたいのは、子供の薬漬け問題。
思春期前の子供に統合失調症はほぼ発病しない。
全人口の1%が統合失調症にかかるというのは、かつてのブロイラーの精神病理の研究で明らかになった数字である。いまだに精神医学はこの1%という数字を統合失調症という病気が珍しくない理由として挙げているが、同じ研究で示されているのは、
・思春期前の子供に統合失調症は発症しない
・統合失調症患者の大部分は思春期から40歳代初めに発症する
・閉経期の女性に発症する
ということである。
1%を信じて、同じ研究の発症時期を信じないのはどうしてなのか?
因みに同研究で、慢性悪化するのは1割である。つまり、1000人に1人が重篤な統合失調症になるということである。

実は、名古屋には、うつろの目をした子供たちが、半地下の病棟に閉じ込められている小児病棟がある。
是非、真実を知って頂きたい。

因みにアメリカ精神医学界も不要な治療として、
抗精神病薬(統合失調症治療薬)の子供への投薬に警鐘を鳴らしている。