私のところには、医療に見捨てられてどうしようもなくなった人が相談に来る。

精神科で、散々、薬を盛られた挙句、様々な後遺症に見舞われた人たちだ。
様々な症状を訴えて、病院を回るが、
「それは心因性です」
とか
「数値に異常はありません」
とか言われて放置される。
その人たちの何を見てるのだろう。猛烈な頭痛、視覚の異常、不随意運動、アカシジア・・・苦しんでいるのは明白ではないか。
あなた達の目は節穴か?自分の目に見えることより、矮小された検査結果を信じるのはどうしてか?

この異常とないとされた検査ってのも怪しい。
この苦しみを判定出来ない検査って何なのか?
疑うべきはまずその検査だ。

こうした方から相談を受けるとまず調べてもらうことがある。
それは、白血球の分画である。
大抵、自律神経バランスがむちゃくちゃなのである。
顆粒球過多であれば、活性酸素が沢山出て、それが神経や細胞組織を傷つければ、どんな症状が出たっておかしくない。

この分画を調べるのでさえ、一苦労だ。
調べてくれと医師に言うと「なんでそんな事調べるのだ」と言われるのだ。

そんな事を繰り返して、結局、副作用被害者は現在の医療が役に立たないことを知る。
助けてくれる医師を探して探して諦めるのかと思ったら、それでもなお、私にも良い先生を知らないかと訊いてくる。
この国のお医者様、信仰は重症だ。
そもそも、医者だって迷惑じゃないのか。

申し訳ないが、医療も無力だが、私も無力だ。
良い先生の条件とは、自分が無力なことを自覚していることだと思う。
前述のように、「出来ないこと」「知らないこと」を
「心因性」と片づけたり、「異常なし」とする医師達が一番たちが悪い。
素直に「わかりません」というのがまだ誠実というものだ。

心因性と言われ精神科に回されたなら、根拠のない抗うつ薬やベンゾジアゼピンをとっかえひっかえ処方するだけ。
もはや、これは対処療法でさえない。せめて原因を探してくれ。
(子宮頸がんワクチンの被害者の痛みが心因性などと言ってる医師は医師を辞めて頂きたい。社会悪です。)

私に、やれることは唯一つ、共に解決策を探すことのみ。
それは医師だって同じである。

分子整合栄養学は有用だと思う。
副作用被害者の栄養やホルモンバランスが崩れているのは明白だからだ。
自律神経の失調状態、ビタミン欠乏、ミネラルの欠乏、代謝異常は共通してみられる。
これは、前述の一般の血液検査より、ずっと問題を明確化できる。
しかし、如何せん、費用が高い。

高精度のPET検査も有用だ。
しかしこれも、費用が掛高い。

これは、貧乏人は死ねという社会だ。
精神障害者として一生薬を飲むか、もしくは死ねと言わんばかりの状況だ。
この社会は、病気を作る医療にはふんだんに金が回るように出来ていて、病気を治す医療には金が回るように出来ていない。

不本意ではあるが、残念ながらこれが現実。
具体的な解決を望むなら、まずは、この現実を受け入れる必要がある。
その上で、何が出来るかを共に考え、行動する以外に道はない。
魔法のように治してくれる医師は居ないことを理解して頂きたい。

そもそも、すべての病気を治すのは医者でも薬でもないあなたの体に備わった適応能力(ホメオスタシス)のみである。
だから、まずは、その能力を最大限に引き出すように、生活環境を整え、体内環境を整える以外にない。
薬物療法やカウンセリング、その他もろもろの治療法も、その一助に過ぎない。
だからと言って、自然治癒力だけでどうにかなるって話も私は信じない。
武器は多ければ多いほど良いが、その武器の信頼性も誰も確認していないのだ。

けれども、治療法が有効なのは、それがその病気の自然転帰に勝る場合のみである。
精神科薬物療法は、その意味で治療法として失格である。

今度の月曜日、関西カウンセリングセンターの講義は、減断薬とこのあたりの話をさせていただきます。
豪興味のある方は、是非参加ください。
申し込みは、関西カウンセリングセンターまで。
関西カウンセリングセンター特別講習会(9/22)
今回は減断薬の実際です。
http://www.kscc.or.jp/information/047.php

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