日本脂質栄養学会が8月下旬、
「コレステロールが高いことは悪いことでない。コレステロールを下げる薬の投薬は却って有害である」
と発表した。
『長寿の為のコレステロール ガイドライン』
以下にその一部を引用する。
2008 年にマスコミ2社が調べたように、動脈硬化学会のガイドライン作成者の多くは高脂血症治療薬メーカーから数千万あるいは数億の研究費を取得している(私学の場合は金額不明)。このような状態で、まともなガイドラインが作られるであろうか。
これに先立って、人間ドック学会は、「血圧が147-94、コレステロールが男性で151~254、若年女性で145~238、高齢女性で175~280」は健康との研究を発表した。それに対し、医学界からは「治療の必要な患者が治療を中断してしまう恐れがある」などと反発している。
どちらも、これ以上ないほどのサンプル数の大規模研究でその結果に異論を挟む余地はない。
問題は、「治療の必要な患者が治療を中断してしまう恐れがある」として、研究結果を健康診断の基準にするかどうかは未定とされていることである。
単純に正常値であれば、出来るだけ、薬は飲まないほうが良いに決まっている。
そもそも、対症療法なんだから、血圧が160位になったら考えればよいだけ。
注目すべきは、日本脂質栄養学会の発表した次の一文である。
「コレステロールが高いことは悪いことでない。コレステロールを下げる薬の投薬は却って有害である」
と発表した。
『長寿の為のコレステロール ガイドライン』
以下にその一部を引用する。
2008 年にマスコミ2社が調べたように、動脈硬化学会のガイドライン作成者の多くは高脂血症治療薬メーカーから数千万あるいは数億の研究費を取得している(私学の場合は金額不明)。このような状態で、まともなガイドラインが作られるであろうか。
これに先立って、人間ドック学会は、「血圧が147-94、コレステロールが男性で151~254、若年女性で145~238、高齢女性で175~280」は健康との研究を発表した。それに対し、医学界からは「治療の必要な患者が治療を中断してしまう恐れがある」などと反発している。
どちらも、これ以上ないほどのサンプル数の大規模研究でその結果に異論を挟む余地はない。
問題は、「治療の必要な患者が治療を中断してしまう恐れがある」として、研究結果を健康診断の基準にするかどうかは未定とされていることである。
単純に正常値であれば、出来るだけ、薬は飲まないほうが良いに決まっている。
そもそも、対症療法なんだから、血圧が160位になったら考えればよいだけ。
注目すべきは、日本脂質栄養学会の発表した次の一文である。
コレステロールを低下させるスタチン類は日本で年間 2500 億円の売り上げがある。関連医療費はその3倍。その中にかなりの税金が使われている。
きちんと問題の本質に言及した素晴らしい提言である。
さて、本題の精神医療であるが、最近は、精神医学の各学会も大混乱である。
西日本新聞の西山記者が、その混乱ぶりを報告してくれている。
日本うつ病学会総会(広島)
「機械的に抗うつ薬が処方される傾向が強くなった」
「客観的診断法がない現状では治療ガイドラインを参考にして試行錯誤を繰り返すしかない」
「うつ病の病因解明とそれに基づく客観的診断法や治療法を確立することが精神科医の使命であり、それが患者、家族を含む国民からの信頼を得る唯一の方法ではなかろうか」
「うつ病の診断は難しい。(うつ病を含む)気分障害の診療にプライマリーケア医師の関与が必要な現状を考えれば、相当数の過少診断と過剰診断が横行していると想定せざるをえない」
「うつ病のモデル動物とされているものはほとんどストレスのモデルだが、ストレス=うつ病でない」と指摘し「今後はより臨床に即した動物モデルが求められるはず」
これは、GSK社の御用学会である日本うつ病学会での発言の数々なのである。
いい加減な診断で、いい加減な投薬をしていると白状している。
薬品を開発する動物の定義さえデタラメと言っているのだ。これはうつ病治療で使われる薬に科学的な根拠がないことを報告しているに等しい。
また、星和書店発行の月刊誌『臨床精神病理』(VoL17,No.4Apr.2014)では、薬物療法の終結特集が組まれた。
この特集の掲載論文の多くが薬物療法のリスクの多さ等から薬物療法の終結に言及している。
編集後記には次のように記載されている。
「どの精神疾患に関しても、長期の薬物療法に関するエビデンスは限られているが、無期限に向精神薬による薬物療法を受けている患者が増加している。こうした長期の投薬はベネフィットよりもリスクが大きいのではないかという批判や、それを示唆するエビデンスも現れている。とくに近年急激に患者が増加した気分障害や不安障害の患者の場合、いつまで薬物療法を続けるのか、またどのようにして治療を終結するのかが、日常臨床の大きな課題となっている」
これは、我々被害者会の
「うつ病が長患いすることがおかしい」
との指摘を認めたに等しい。
こうした重大な間違いを学術的な文章の中でさらっと述べているが・・・
「過剰診断され、誤投薬され、さらには根拠までデタラメでした。」
被害者はこれを読んでどう思うのか。
もちろん、怒り心頭である。
失われた命も人生も帰ってこない。さらには、幾十万もの副作用被害者も放置されたままである。
このデタラメに従って、服薬を強要した看護師、PSWといった福祉関係者、多剤大量処方をチェックできなかった薬剤師、うつ病での精神科受診を推進した行政、マスコミ、無関心であったかつての私を含めた国民全員、この事実を重く受け止めねばならない。
これでも、まだ、精神科によるうつ病対策を推進しますか?
精神科の扱う疾患で、統合失調症と並び歴史のある「うつ病治療」でさえこの体たらくである。
発達障害治療など、そもそも根拠すら皆無である。
精神医学界は、間違いを認めながらも、
「それでも、うつ病治療は必要だ。」
と主張する。
自分たちの犯した罪の重大性の自覚が感じられない。
日本脂質栄養学会を見習って、治療の中止を打ち出すべきだ。
同時に、メンタルヘルス対策やら、自殺対策など行政政策から退場頂きたい。
診断できないのだから、当たり前である。
重症の患者だけ扱っていればよい。
この精神医療問題をともに学びましょう。
詳しくは、精神医療被害連絡会HP、またはFBの精神医療被害連絡会ページのイベントを参照ください。
精神医療問題の勉強会セミナーの開催予定です。
10月4日 沖縄ワークショップ
10月10日 札幌 うつに非ず(野田正彰氏講演)
10月12日 福岡 秋の大討論会
10月13日 熊本
10月25日 岡山 子供の薬物治療
10月26日 島根
11月1日 大阪吹田 秋の大討論会
11月16日 名古屋(野田正彰氏講演)
11月29日 鹿児島
11月30日 熊本
きちんと問題の本質に言及した素晴らしい提言である。
さて、本題の精神医療であるが、最近は、精神医学の各学会も大混乱である。
西日本新聞の西山記者が、その混乱ぶりを報告してくれている。
日本うつ病学会総会(広島)
「うつ病医療不信の最大の要因は、うつ病の客観的診断基準や検査法がいまだ存在しないことである」
「機械的に抗うつ薬が処方される傾向が強くなった」
「客観的診断法がない現状では治療ガイドラインを参考にして試行錯誤を繰り返すしかない」
「うつ病の病因解明とそれに基づく客観的診断法や治療法を確立することが精神科医の使命であり、それが患者、家族を含む国民からの信頼を得る唯一の方法ではなかろうか」
「うつ病の診断は難しい。(うつ病を含む)気分障害の診療にプライマリーケア医師の関与が必要な現状を考えれば、相当数の過少診断と過剰診断が横行していると想定せざるをえない」
「うつ病のモデル動物とされているものはほとんどストレスのモデルだが、ストレス=うつ病でない」と指摘し「今後はより臨床に即した動物モデルが求められるはず」
これは、GSK社の御用学会である日本うつ病学会での発言の数々なのである。
いい加減な診断で、いい加減な投薬をしていると白状している。
薬品を開発する動物の定義さえデタラメと言っているのだ。これはうつ病治療で使われる薬に科学的な根拠がないことを報告しているに等しい。
また、星和書店発行の月刊誌『臨床精神病理』(VoL17,No.4Apr.2014)では、薬物療法の終結特集が組まれた。
この特集の掲載論文の多くが薬物療法のリスクの多さ等から薬物療法の終結に言及している。
編集後記には次のように記載されている。
「どの精神疾患に関しても、長期の薬物療法に関するエビデンスは限られているが、無期限に向精神薬による薬物療法を受けている患者が増加している。こうした長期の投薬はベネフィットよりもリスクが大きいのではないかという批判や、それを示唆するエビデンスも現れている。とくに近年急激に患者が増加した気分障害や不安障害の患者の場合、いつまで薬物療法を続けるのか、またどのようにして治療を終結するのかが、日常臨床の大きな課題となっている」
これは、我々被害者会の
「うつ病が長患いすることがおかしい」
との指摘を認めたに等しい。
こうした重大な間違いを学術的な文章の中でさらっと述べているが・・・
「過剰診断され、誤投薬され、さらには根拠までデタラメでした。」
被害者はこれを読んでどう思うのか。
もちろん、怒り心頭である。
失われた命も人生も帰ってこない。さらには、幾十万もの副作用被害者も放置されたままである。
このデタラメに従って、服薬を強要した看護師、PSWといった福祉関係者、多剤大量処方をチェックできなかった薬剤師、うつ病での精神科受診を推進した行政、マスコミ、無関心であったかつての私を含めた国民全員、この事実を重く受け止めねばならない。
これでも、まだ、精神科によるうつ病対策を推進しますか?
精神科の扱う疾患で、統合失調症と並び歴史のある「うつ病治療」でさえこの体たらくである。
発達障害治療など、そもそも根拠すら皆無である。
精神医学界は、間違いを認めながらも、
「それでも、うつ病治療は必要だ。」
と主張する。
自分たちの犯した罪の重大性の自覚が感じられない。
日本脂質栄養学会を見習って、治療の中止を打ち出すべきだ。
同時に、メンタルヘルス対策やら、自殺対策など行政政策から退場頂きたい。
診断できないのだから、当たり前である。
重症の患者だけ扱っていればよい。
この精神医療問題をともに学びましょう。
詳しくは、精神医療被害連絡会HP、またはFBの精神医療被害連絡会ページのイベントを参照ください。
精神医療問題の勉強会セミナーの開催予定です。
10月4日 沖縄ワークショップ
10月10日 札幌 うつに非ず(野田正彰氏講演)
10月12日 福岡 秋の大討論会
10月13日 熊本
10月25日 岡山 子供の薬物治療
10月26日 島根
11月1日 大阪吹田 秋の大討論会
11月16日 名古屋(野田正彰氏講演)
11月29日 鹿児島
11月30日 熊本