国連の児童の権利委員会の見解を読み直していて、ADHDに関する懸念の次に、児童相談所
のことが記述されていることに気が付きました。うっかりしていました。

特に酷いのがアメリカと日本。
問題にされているのは、ADHDの過剰診断と投薬。
そして、児童相談所の情報隠蔽です。
施設に保護されている子供は、一般の子供に比べて格段多く、ADHDやPTSD、なにより問題行動を理由に薬物治療を受けています。
昨日の神奈川での勉強会でも、施設の職員の方が、殆んどの子供が薬物治療を受けていると告白していました。子供の身長・体重そして情緒、感受性の発達の遅れなどをちゃんとチェックしてくれとお願いしましたが、彼らの問題意識は低い。まさにそのことを国連は指摘している訳です。これが世界常識ですよ。異常なのはアメリカと日本。

発達障害と診断された子供の発達が遅れる。
あほか!!!

国連の児童の権利委員会により、日本の児童を取り巻く状況について見解が発表されています
メンタルヘルス
60. 委員会は,著しい数の児童が情緒面での健康状態が低いとの報告をしていること,また両親や教師との関係の貧しさがその決定要因となっている可能性があることを示すデータに留意する。委員会はまた,発達障害者支援センターにおける注意欠陥多動性障害(ADHD)の相談数が増加していることに留意する。委員会は,ADHDの治療に関する研究と医療従事者の研修が開始されたことを歓迎するが,この現象が主に薬物によって治療されるべき生理的障害とみなされ,社会的決定要因が適切に考慮されていないことを懸念する。
61. 委員会は,締約国が,全ての環境における効果的な支援を確保するための学際的アプローチを通じ,児童と青少年の情緒的・心理的な健康問題に対処するために効果的な措置を講じるよう勧告する。また,委員会は,締約国がADHDの診断数の推移を監視するとともに,この分野における研究が製薬産業とは独立した形で実施されることを確保するよう勧告する。

保健サービス 
62. 委員会は,学校において行動面での期待を満たさない児童が,児童相談所に送致されてい
ることを,懸念をもって注目する。委員会は,児童の意見が聴取されるという児童の権利の実
現や,児童の最善の利益の実現を含む専門的対処の基準についての情報がないことを懸念し,成果についての組織的評価を入手できないことを遺憾に思う。 
63. 委員会は,締約国が,児童相談所のシステム及びその作業方法に関し,リハビリテーショ
ンの成果に関する評価も含め独立した調査を委託し,次回の定期報告にこの調査結果についての情報を含めることを勧告する。