何だかすべてが大きく分かれようとしているようだ。

利権と地位を維持することに懸命になり何とか市民を管理しようとする旧世代と、
その嘘に気が付き、新たな社会構造を求める新世代の2つに。

その対立はあらゆる面で現れている。

原子力推進派と否定派
TPP推進と否定派
金融資本主義と否定派
医療化推進派と否定派

この否定派はそれぞれテーマは違うのだが、ある一定の方向性を共有している。
(ここのところがまだ上手く表現できないのだが)
私の活動にも、一見、精神医療とはなんの関係もなさそうな人が関わっているが、そういう方々はそこに流れる共通の流れを共有している。

これは、親の世代と子供の世代の対立にも通じる。
精神医療被害の当事者たちの話を聞くと良くわかる。問題が、親世代からの子供世代への強制的な支配に基づいていることが多い。子世代の方が自分のことに関して真剣であることは間違いない。このままでは持続可能な社会が不可能であることを子世代は感じているが、それを述べることは親世代の否定と捉えられてしまっている。子世代はその狭間で選択肢を奪われた結果壊れる。問題解決の第一歩は、親世代が子世代に早いところ世代交代を認めることだと思う。

否定派と書くと、ただ否定しているように思われるが、否定派の中には着実に新たな取り組みを実践している人々が確実に出現している。
(否定派以外の上手い言葉が思いつかない。あえて言うならオルタナティブ派。)
その人たちは、既に政府、官僚、マスコミの支配の外側にいる。
大っぴらに公言すると潰されるので皆黙って着々と進んでいる。時々、そういう人たちに会うとホントに羨ましいと思う。
私自身、焦りさえ感じる。

この否定派の動きは、ライフスタイルの大きな変化を伴っている。
ヨーロッパなどの諸国は、この動きを比較的、上手く取り込んで行っているような感じを受ける。しかし、米国では、この対立が鮮明になっているようだ。
権力側の手法は、一貫して否定派の完全無視である。
まるで反対意見がないように、力づくで、法律まで押し曲げてでも実行するという強引さを伴う。

しかし、米国の新しいメディアなどでは、堂々とこうした動きが報道されていて、確実に勢力を拡大していることが判る。
その動きで一番困るのは、国際金融資本である。日々管理が強化されているように感じるのは、かれらの焦りだともいえる。

もうこの流れは止められないと思う。

成熟した市民が求めるのは、もはや権力でも金でも地位でもない。
権力や金の価値が相対的に低下するということだ。なぜなら、彼らの管理強化が成功したところで、それは市民を疲弊させ、反対派を増やす結果になる。北朝鮮になってしまえば、彼らもまたその豊かさを失う。
彼らに金や権力や豊かさを与えているのは市民に他ならない。

アベノミクスでは、何の解決も出来ない。
本当のインフレは、人々のライフスタイルの変化でのみもたらされる。実質的な金の相対価値の低下である。
それは政府や官僚主導では決してなくて、市民主導のこうした動きである。

これは必然だろう。