8月3日山形、8月4日新潟で精神医療問題の勉強会開催いたします。
山形勉強会
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新潟勉強会
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野田先生講演会、備忘録(一部を要約)

〇自死事例のお話し
2人姉妹の長女、看護学校卒業、大きな病院の循環器科に勤務、日々自らを研鑽しながら働いていた。
過労からか、身体がこわばり出勤できなくなる。
婦長に精神科を奨められる。薬を出される。
新薬を投与される(薬価は旧薬の5倍)。現在の精神科医は、人を見て診察をしていない。
薬を出されてから、暴言を吐くようになる。殺して。
2、3時間経つと御免ねという。
どんどん薬が増える。
3か月後にODよる自殺未遂。搬送。
問題はないと3時間で帰宅させる。
次の日に飛び降り自殺。

うつ、不眠・・・それぞれに効くと言う薬を全部出す。
なんにもわかってない。
かつての生理学の大家の言葉。
部分を突っつくとどうなるか分からない。部分的にいじるもんじゃない。

SSRI人格の中枢、前頭葉、基本的な統合、抑制解除される。
ケミカルにロボトミーすることと同じ。人格の統合性がこわされる。

創造的価値、体験の価値、態度の価値。
自分らしい苦しみ。
人間は、人間を人間足らしめる苦しみを持つべきだ。

日本の医学は、軍隊のモデル。
かつてのヨーロッパも、医学は戦争の為に始まった。
日本の近代は薄っぺらい。富国強兵のための医学。

戦後、座敷牢の状況みて、アメリカが精神科病院つくれと指示。

生物学的疾患→医学で対処できるとした。
そもそものうつ病、内因性うつ病の特徴。
悲しむことさえできない。
生理サイクル(時間より症状が変わる)に影響される。

日本人は、沈黙し、我慢することが美徳とされているが、
本来、泣き叫ぶのがあたりまえ、
支援者は、一緒になくのが正しい。
震災復興会議はなぜ胸に赤い花をつけていたのか?
我慢強いのは良い国民ではない。

野田先生のころの製薬会社の営業は、薬学部出身のひと。
今は容姿端麗の女性が営業。
医師がスピーチ引き受けると10万円。

欧米の製薬会社は副作用を隠ぺいしたことで30億ドル懲罰的罰金、へっちゃら。
こうした重要なニュースを報道しない日本のマスコミ。

学校では・・・
学校教師は校長名で精神科受診命令。
狼に追いかけられてトラの口に飛び込むようなもの。

職場では・・・
管理職ユニオン
首切り=精神科受診セット
精神疾患が首切りに使われている。

日本うつ病学会の歴史をみるとGSKが前身を作った。
日本うつ病学会(製薬会社資本)
様々な学会の理事は一部の御用学者が持ち回り。
製薬会社が作った学会など信用できない。

日本の精神科は教授枠1、西欧では精神科は大教室で教授数は7から9.
臨床心理学とか薬理学とかの教授が居る。

何故ここまできてしまったのか。
人生には悲しみや苦しみが必要。

元気印、ルンルンなど・・・
明るいことが良いことだ。80年代、90年代、啓蒙してきた。
この軽薄な死の文化をどうにかせねばならない。