ビオチン欠乏症・・・

初めて知った。ちょっとこれは役に立つ情報です。
鳥肌が立ちましたよ。

副作用は、

肥満。
若禿、白髪。
筋肉痛。
疲れやすい。

タバコを吸ってて、血糖値が高く、禿げてる人。
(って、私じゃん。)
ビオチン欠乏症の可能性があります。

(でも、これぐらいの発見で、鳥肌が立ったのではないです。)

ビオチン欠乏症の原因に、抗てんかん薬と睡眠薬の長期使用という記述を見つけたのですよ。
さらに、ビオチン欠乏症は、非可逆的。一度欠乏すると慢性化するようです。

(まだまだ、これで鳥肌が立ったわけではない。)

グルタミン酸からGABAが作られることは以前説明しました。
http://ameblo.jp/sting-n/entry-11108171611.html

グルタミン酸からGABAが作られるのは、脱炭酸反応による。
グルタミン酸の脱炭酸を行うのはグルタミン酸カルボキシラーゼという酵素である。
そのカルボキシラーゼの補酵素が、ビオチンなのだ。

抗てんかん薬、睡眠薬の離脱症状の軽減に役立つ可能性があります。
GABAそのものを飲むより理にかなっている。
GABAは脳関門を通過しない。

(ここまでも、鳥肌が立った理由ではありません。)

裁判の最後の謎が解けたのですよ。
解剖データで、クロラゼブ酸二カリウム(メンドン)が、高濃度で検出された理由が分かったのです。

クロラゼブ酸二カリウムは、生体に入るとまず脱炭酸化され、ノルジアゼパムとなり、ノルジアゼパムはCYP3A4で代謝される。

つまり、ビオチン欠乏症であれば、クロラゼブ酸二カリウムは、代謝されず蓄積するということなのだ。ビオチン欠乏症の原因薬は、フェノバルビタール。
彼女の肥満の原因としても理解できる。

これで、ついに100%説明しましたよ。

それにしても、こんな所にも薬物相互作用は潜んでいた。
脱炭酸という単語一つの裏に、これだけのことが隠れていた。

皆さん、ビオチン試してみる価値はありますよ。