薬で脳が委縮するという事実。
そこに、日本独自の多剤大量処方を加えると恐ろしい結果が想定できる。
ナンシー・C・アンドリーセンは、
脳組織が減少するメカニズムは、
薬剤が脳の信号をストップすると、一時的に精神症状を緩和するが、今度は脳が本来持つ機能を損なっていくのだと説明しています。
脳機能が、損なわれる・・・・・・・・・
これほど、明らかなエビデンスがあるだろうか。
薬の離脱症状も、薬の副作用も全てこれで説明できるではないか。
1週間もただ寝ていれば、足の筋肉が物凄く減少することを、皆、経験上知っています。
同じように、脳の機能も使わなければ、損なわれていくのです。
簡単な話です。
薬は、脳を破壊するのである。何が起きてもおかしくない。
これが答えでしょう。
一億四千万もの脳細胞とそれをつなぐメカニズム、それを薬でコントロールできるなどとバカげた主張をしているのです。
これに対する反論(言い訳)は、
・国の診療報酬制度が悪いから、薬物治療に頼らざるを得ない。経営が成り立たない。
(薬を最小限で、立派にやってる精神科医もいる。)
・患者が望むから、仕方なく出す。
(薬物依存にしたのも、医師。)
・専門家である我々を信じろ。
(ナンシー・C・アンドリーセンは、DSMⅢ及びDSMⅣの委員であり、臨床医であり、哲学者であり、50人の研究者を擁する科学的アプローチをする権威である。日本のどの精神科医よりも専門家である。)
である。
もう少しマシな言い訳はないのか。
私の論理に、どこかおかしいところはあるでしょうか?
ときおり、
こんな事が起きるはずはないという疑念が湧いてきて、この自説に自信を失いそうになる。
ですが、
調べれば、調べるほど、私の自説を裏付ける証拠はどんどん出てくるのです。
厚生労働省も、一部の研究者、精神科医も、このことをもう知っています。
いや、随分前から知っていたはずです。
最大の壁は、既得権を変えられないこの日本社会の体質です。
時代の流れが、この問題を引き起こしたのも事実です。
私は、精神科医だけに責任を負わす気は、全くありません。
この社会だから、こうした精神科医が生まれたのです。
経営が成り立たないから、薬物治療が止められない。こんな言い訳を許す社会的なムードが、この日本にはあるのです。
他人の不幸に無関心なムードがあるのです。
この問題が変えられるなら、日本は再生できると本気で思います。
ナンシー・C・アンドリーセンのインタビュー記事は、NYタイムスに掲載されたものです。
少なくとも、アメリカ国民は、この事実を知らされているということです。
NHKのかた、是非この件を取り上げてください。
また永田町に行き、議員さんに直接訴える機会がありそうです。
出来れば、常用量での薬物依存、薬による健康被害、それによる国の損失についてレポートしたいと思います。
皆さん、情報下さい。