セックスレスの原因と便秘:性欲減退の原因となる便秘の予防と治し方
近年、セックスレスになる夫婦やカップルが年々増加し、少子化を背景として、セックスレスは、一種の社会問題であるといわれています。また、セックスレスの問題は、単に、少子化という社会問題にとどまらず、近年急増している離婚の原因ともなります。少子化と離婚の原因はさまざまですが、共通する大きな要因は、夫婦生活の基礎となる性欲減退によるセックスレスの問題があります。夫婦の関係はセックスだけではなく、心の関係であるとの意見もございますが、肌と肌が触れ合う関係は、心の関係よりも、絆をより強く保つものとなるでしょう。基本的にセックスが実現するときは、カップルの性欲が一致したときです。セックスレスは、カップルの性欲が一致しないときに生じます。性欲の減退には、さまざまな要因が影響します。その要因は、精神的および肉体的要因に区分されますが、女性の性欲に影響する健康上の要因として便秘が上げられます。男女問わず、便秘は性欲を減退させ、セックスレスの原因となります。ここでは、セックスレスの原因と便秘:性欲減退の原因となる便秘の予防と治し方についてお話します。
「セックスレス」という言葉、インターネット、雑誌等、身近な情報源でよくみかけます。でも、セックスレスとは、どのような状況を言うのか、いまひとつはっきりしません。セックスがない状態をセックスレスという状況は、なんとなく理解できるのですが、どの程度、セックスがない状態をセックスレスというのか、ぴんとこないのではないでしょうか。私の場合、「セックスレス」であると思われている奥様やカップルの女性も多いかと思われますが、「セックスレス」の基準について、医科学的側面からお話しますね。
日本において、「性(セックス)」について、医科学的に取り扱う専門的な学会は日本性科学会という医学系の学会です。この学会の基準によれば、セックスレスとは「病気など特別な事情がないのに、1か月以上、性交渉がないカップル」と定義されています。何気ない普段の生活の中で、「1か月以上」セックスがない夫婦またはカップルは、「セックスレス」の状態であるということになります。1か月間、セックスがない夫婦やカップル、結構多いのではないでしょうか。
しかし、この「セックスレス」に関する定義は、「1か月の間」、「セックスがあったか否か」という、実際に行われたセックスという行為とそれが行われたインターバル(期間)の判断基準で、セックスレスを定義しています。したがって、このセックスレスに関する定義には、「心の中では、セックスがしたいのに、セックスができない」という、精神的(メンタル的)な要素は含まれていません。ですので、セックスレスとは、「夫婦またはカップルにおいて、異性のいずれかが、セックスをしたいと望んでいるのに、長期間それができない状態」であるとの要素も加える必要があります。以上を整理しますと、セックスレスとは、①1か月間、セックスがない状態、②セックスをしたい意志があるのに、実際にセックスができない状態、となります。セックスレスをこのように理解した場合、実際にセックスがないあるいはセックスの回数が少ない、またはセックスがなくても精神的に不満や苦痛を感じることがないのであれば、それは「セックスレス」であるとはいえないことになります。なお、セックスレスの定義において、アメリカでは、「セックスの頻度が1年間に10回以下」をセックスレスとしています。アメリカでは、20%の夫婦がそれに当てはまるとされています。
日本においては、年齢が上がるにつれて、セックスレスの夫婦やカップルは増加する傾向にあります。1年間あたりセックスの回数が0または1~2回程度の夫婦またはカップルは、20代で11%、30代で26%、40代で36%、50代では46%という調査結果があります。30代で、すでに4組のカップルのうち1組でセックスがなく、40代では3組のうち1組でセックスがなく、50代では半数のカップルにセックスがないという状況となっています。全般的に、結婚前および結婚直後において、セックスの回数は多いのですが、妊娠および出産を契機に、セックスの回数が激減する傾向にあり、その後セックスレスとなることが多いです。また、妊娠・出産ということがない夫婦またはカップルにおいても、同棲生活が長くなるにつれ、セックスの回数が減少します。夫婦またはカップルが、「家族」、「世帯」あるいは「同棲」という生活形態を成したとき、それを契機としてセックスがなくなり、セックスレスとなることがほとんどです。
「セックスレスってそんなに重要な問題なの? 単にセックスがないだけじゃないの?」、と思われている人も多いと思われます。実は、そのように思われている方は、夫婦またはカップルの片方の人であって、その両者が同じように感じていることはほとんどないのです。セックスレスに関して、夫婦またはカップルが、真剣に話し合ったことはありますか? セックスレスをカップルで会話の中心とすることなど、ほとんどございませんね。セックスレスの問題は、夫婦またはカップルの意思疎通で全く触れないという特徴があります。セックスレスは、カップルの内で会話の対象とならないので、当然のことながら、親族や友人に対しても、会話の対象とはなりえない、内に秘めた問題となるのです。その結果、セックスレスを原因として、不倫に入り込み、最後は離婚と家庭の崩壊に至るという深刻な問題に進展してしまうのです。セックスレスの問題は、単にセックスがないという問題以上に、人としての人生に大きく影響する要因となるのです。
では、なぜセックスレスが生じるのでしょうか? その原因について考えてみます。セックスレスの問題は、パートナーの問題となりますので、その原因は、女性からみたもの、男性からみたもの、および両者に共通したもの、の3つに区分することができます。
最初に、女性からみたセックスレスの原因です。第1に、家事や育児による疲労です。家事や育児は、現代でも女性が行っている家庭がほとんどです。朝から晩まで、体力を必要とする家事や育児に追われてしまい、その疲労感でセックスをしようという気にはなれず、セックスレスになってしまうことがあります。第2に、出産後、パートナーを男性として見れなくなったことで生じるセックスレスです。出産前は、男と女という関係であったのが、出産を契機に父親あるいは肉親のように思えてしまうことです。パートナーに対して異性という感覚が消えてしまい、セックスをすることに嫌悪感すら感じてしまい、セックスレスとなるのです。第3に、綺麗でいるための努力を怠り、それが原因でセックスレスとなってしまう場合です。パートナーに出会ったころは、お化粧、ファッション、体型維持などに気をつかっていたのが、結婚後はそれらが疎かとなってしまい、女性の魅力が低下しセックスレスとなります。
次に、男性からみたセックスレスの原因です。第1に、仕事のストレスやプレッシャーから、家に帰ってきても、仕事のことが頭から離れず、そのためセックスをしようという気になれずセックスレスとなってしまう場合です。第2に、パートナーとの同居生活が長くなりますと、妻やパートナーに魅力を感じなくなり、セックスレスが生じることがあります。第3に、男性の性欲が衰えセックスレスとなる場合です。加齢とともに、性欲も低下してしまい、勃起力が減退してセックスレスとなります。勃起力が減退しますと、それに対するコンプレックスを感じてしまい、ますますセックスレスとなってしまうのです。
男女共通のセックスレスの原因もあります。セックスをしようと誘ったのに、それを拒まれた場合、それが原因でセックスレスとなることがあります。セックスの誘いが拒否されますと、それがいつまでも心に残り、落ち込んでしまいます。一度こうした経験をしますと、また拒まれるのが怖くなり、自分から誘えなくなってしまいます。
このように、セックスレスの原因はさまざまですが、医学的には、男女ともに性欲の減退がセックスレスの主要な原因であるとされています。性欲の減退は、主に加齢によるものと考えられていますが、若いカップルも含め、性欲の減退に最も影響するのは便秘です。便秘は、特に、女性に多いのですが、女性のセックスレスの主原因は便秘であるといわれています。女性が便秘のため、男性からのセックスの誘いに女性がそれを拒むことが多々ございます。
便秘になりますと、腹痛、腹部膨満感、倦怠感、悪臭を伴う放屁、食欲不振などの症状が現れます。また、便秘の状態でセックスを行いますと、挿入時、下腹部(肛門付近)に痛みが生じることがあります。便秘では、下腹部が膨れますので、そのようなお腹を見られるのが恥ずかしいと感じたり、あるいは膨れたお腹で、肌と肌とが触れ合うことに、抵抗感を感じてしまいます。このような便秘の症状によって、女性の性欲が減退し、セックスレスとなることが非常に多いです。セックスレスの対策に、便秘の対策も必要となるのです。
セックスレス対策としての便秘の対策において、便秘薬は適当ではございません。便秘薬によって腹痛や下痢があったり、また突然の便意が生じたりしますと、セックスがうまくいかなくなる恐れがあるためです。これらが原因で、むしろセックスレスとなることもあります。セックスレスの便秘対策には、腸にマイルドな作用がある水溶性食物繊維が最適です。特に、水溶性食物繊維で、スティムフローラのように、腸内のビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増やす効果に優れたイヌリン食物繊維が便秘対策として優れています。イヌリン食物繊維は、腸内環境を整えることによって、硬くなった便やコロコロ便を改善し、腹痛や下痢を伴わない自然な排泄で排便が促進されます。腸内環境が改善されますと、放屁の悪臭ゆ口臭も改善されますので、セックスに集中することができます。
セックスレスは、少子化という社会問題の一因ともなっています。セックスレスを改善して、健やかなパートナーとの生活を送りたいものです。また、快適なセックスのため、便秘対策もお忘れなく!
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