知的障害者のランニングチーム「杉並走友会」にいってきました | わたしとランと

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2006年より走り始めランニングをライフワークにするはずが、2013年から体調崩し、2015年3月に関節リウマチの診断おりる。6月〜9月中旬まで3ヶ月休職。復帰へむけて一歩ずつ・・・

平塚潤さんの本の出版パーティをきっかけに知り合った、ランナーのまるこちゃん。

フルマラソンではなく、10kmとかトラックをやってる彼女と、ランナーの聖子さんのお店などで、偶然あったりすることがあって、仲良くなってきましたニコニコ

そんなまるこちゃん、知的障害者の伴走をやってるときいたので、興味があったのでお願いしてつれていってもらいました。


毎週土曜日の朝、杉並の善福寺川沿いにある和田掘公園で行われているランニング練習会。

「杉並走友会」

善福寺川ってランニングコースとして、きいたことはありましたが、とてもいいところですね。 
永福町の駅から歩いてきたのですが、一気に緑が濃くなって、きもちのいい空気がながれてます。


JOBよりJOGでしょ



この杉並走友会の代表の岩田先生はもともと養護学校の先生をされていて、授業でランニングをとりいれていたそうです。

今はもう先生をやってないようですが、卒業生たちのリクエストで開催しているそうです。

走友会では1時間ほどこの善福寺川沿いの和田堀公園のまわりをぐるぐるとはしります。こちらは1周1,18kmくらいだったかな?

わたしは双子のひとり、ゆう君と一緒に走りました。 ↑写真はゆう君とまるこちゃん

知的障害者といってもいろんな障害がありますが、この会は「自閉症」が多いです。

彼らに、こんにちはといっても、挨拶はしてもらえないし、
話しかけてももちろん返事はない。
走ってるのに、急に、ぱたっと立ち止まってしまうこともある。

歩き出しちゃったり・・・。なんか不思議な感じです。

岩田先生は、声をかけながら、反対周りをしてみんなをみてます。

「ゆう、あるくな、はしれ!」と厳しい口調で激をとばします。

すると、ゆうくん、急にはっとして走り出すのです。

わたしも、最初は「ゆうくん、ファイトー」と遠慮していってたのですが、その声は、なかなか彼の心の中まで届いてくれません。


そこで、またゆう君が歩き出したとき、
「ゆう!はしろー。 前向いて、いくよ~」と、強い気持ちドキドキで声をかけたら、ゆうくん、顔をあげて走ってくれました。なんか、それが嬉しかったな~。お母さんみたいになってました。

周回コースになっていて、その日は6周くらいしたかな? 
1周ごとに付き添いのお母さんたちが、給水をしてくれます。
家族が一緒にこれない人は、ヘルパーさんが移動支援というかたちで、つきそって、しかも伴走もされてました。

とても速い男の子がいるから、彼を伴走できるような人がいたら、もっともっと彼はやくなるかなとも思います。目


走るのはもちろん健康にいいし、走ると精神的にも、障害にも、いい影響があるのではないかと、
岩田先生はいってました。


これまで、わたし自身どこかで知的障害の方への偏見みたいなものがあったと思うのです。
勝手に、「かわいそう」とか「どんな行動をとるかわからなくて不安」とか思っていたようです。

自分と違う人たちって、認識があったような気がします。
でも、一緒に1時間くらい走っただけで、自分の心の垣根がとれた気がします。


まるこちゃんは、彼らを「王子」といいます。笑顔にとってもいやされるから音譜

それが少しわかったような気がしました。 

自分にとって、とてもいい経験になった気がします。 
善福寺川もとてもいいところで、今度はもっと時間に余裕のあるときにきて、伴走のあと、善福寺川を全部はしってもいいなーと思いました。