ソールの厚み | step陸上店スタッフブログ

ソールの厚み

こんばんは。
ステップ 石澤です。
マラソンシューズの比較3日目
 
おそらくトップ選手になると一番こだわりを持つのが
ソールの厚みになると思います。
ソールに関しては
インソール
ミッドソール
アウトソール
この3重構造になります。
実際問題売り場や、カタログではミッドソールの厚みの違いを
わずかに感じる程度で
3つの違う素材のハーモニーは足を入れて走ってみないと分からないのではないでしょうか?
ソックスもプラスしたら4重構造になるのでなおさら混乱してきます・・・。
口ではなかなか表すことが難しい 感覚です。
1mm違ったら走り心地変わります。
2mm違ったら全くの別物になっちゃいます。
 
商品によってはミッドソールが巻きあげ構造になっているものも多いので
正確なデータを取ることが難しいですが

本日は、乗り心地、ライド感、クッショニングで一番重要になるミッドソールの厚みの話です。

厚みがあれば⇒高クッション低反発
うすければ⇒低クッション高反発
(素材もいろんなものがありますので、多少感覚の違いもあると思います)
そんな関係性になります。
 
まず、シューズの前足部分(母趾球と小趾球を結んだライン)
この厚みはほとんどのシューズが11mm構造
タクミSENだけが極端に厚く15mm
おそらく無理やりブーストをサンドしたのでこの厚みになったのだと思います。
 
 
そして踵の厚みですが
 
マジックVR
16mm
{2C94E0BD-3D36-46FE-9012-92CC56D86497}


 
マジックRP3
16.5mm
{222F8E9F-7993-4598-AC55-02116BCE36E0}


 
マジックLT
18mm
{7F467AFC-AA08-4D53-BC35-D1766172E1FD}


 
クルーズジャパン
17mm
{921399C9-F880-4A5F-82B4-2F8CD3101D33}


 
エキデン11
16mm
{E26040D3-73EC-480D-A1E0-C6EEAD3AD68B}


 
タクミSEN
20mm
{D8CBECB7-ACBC-4785-A9F8-DAC551B09695}


 
スピードレーサー
17.5mm
{E6B11303-28D1-4DC5-9852-A780B71E917E}


 
ルナスパイダーR6
20.5mm
{7C53DE3C-EEC4-45B3-A8DA-81E53325E202}


 
これはあくまでもミッドソールだけの数値になりますが、
これだけを基準にマラソンシューズを語ると
 
攻めている、スピード型
マジックVR マジックRP3 エキデン11
 
中間層 
クルーズジャパン マジックLT スピードレーサー
 
クッション セーフティ層
タクミSEN ルナスパイダーR6
 
こんな差別化が出来るようになります。
(だいたい合っていると思います・・・)
 
 
過去2回のブログの内容と本日のブログの内容
+履く人の筋力や走り方(フォーム等)
+履く場所(路面の材質)
+走る距離
+その他もろもろ
をMIXさせながらマラシュー選ぶと良いと思います。
 
余談にはなりますが、分析能力が高い人は矛盾に気付いていると思います。
その矛盾が
常日頃私が言っている
「この商品は出来が良い、この商品は出来が悪い」
という指標になります。
 
ステップがなぜ、ソーティマジックVRをこだわって毎年作ってきたのか?
「人気があるから」といえばそれまでですが、
なぜ人気があるのかと聞かれれば、
シューズが攻めてくれるからです。
 
あまり言いたくありませんが良く聞かれるので・・・一応こたえておきます。
「ソーティJapanセー〇」
という商品。
今まであえて話題にしてきませんでしたが、
VRと一緒でしょ!っておっしゃる方もいますが
VRと一緒でしょうか?
重量、フィッティング・・・。
比較してみれば分かりますが、勝つ為のシューズを選ぶなら・・・
VRかな…。