またもや おひさ のフレイヤです。
別に何処に行くでもなく、家を綺麗に磨きあげてたわけでもなく、料理に没頭してたわけでもないのに時間は無常に過ぎていく。
で、一体何していたか?というと・・・・・
庭でボーッ・・・・・・とベンチに腰掛けておりました。我が家の裏はイップさんの畑が広がっております。
そして果てしなく続く青空・・・それを飽きることなく眺めてると、いつの間にか ♪~ 夢の中へ 夢の中へ 行ってみたいと思いませんか?フッ、フッ、フッフ~ ・・・ ♪って 寝とるんかい!
こんな事で新年度(一応まだ学生)に向けて本当に復帰できるのでしょうか?不安がますます募ります。
さて、先日お話した 食器洗浄器 4年ものでお値段驚きの100クローネ(2000円)ようやっと設置できました。
それが、これ・・・・
お買い得の買い物だったわ。これと同じ人が持ち主のレンジフードも100クロでご購入。これも4年ものなのでまだまだ新品同様。なんだか引越し先のキッチンが古くて ごっそり全部変えたらしい。なので入居してたときに新品だったこれらのものも取替えたんだって。デンマーク人にしては珍しい。もったいないね~
我が家も家がそんなに新しくないのでキッチンもボロボロ。少しづつだけど新しい形に変えていく予定。それってなんだかワクワク楽しいよね。
さて、私とダーのこと。早く書かないと終わりはいつ来るのか?って感じなんだけど。
無事に お出迎えゲート で落ち合えた2人。ハグしたのか握手だったのかすでに記憶が定かではないのだけど チュー ではないのは確か。
荷物を載せたカートをゴロゴロと押して駐車場に向かいます。そのときダーが乗っていたのは 白のシトロエン。
荷物を載せてさあ、たちまちは荷物を置きに宿泊先に・・・・(ってダーの家なんだけどね。もちろん一人住まい。♪男はオオカミなのよ~。気をつけなさい~・・・・♪ ってのは全く頭にありゃしない私)
車に乗り込む私・・・
そのときダーが一言・・・・・
フレイヤちゃん、運転するつもり?
そう、ここはデンマーク 左ハンドル。思い切り運転席ドアの前に立って
はよ、ドアあけ~よ・・・・・ って顔した私がいたのでした。
そんなこんなで車も発進。どうにもこうにも何か話さないといけんな~ という きまず~い空気が2人の間に走ります。
初めはそれでも、フライト時間はどれぐらい?とか差しさわりのない会話をしてたのだけど、ありきたりの会話もつきさらに気まずい雰囲気。
私はようもないのに カバン の中ごそごそしたり窓の外見たりまさに誰がみても 挙動不審。
そんな時 カバン の中にあるものを 発見!!
それは・・・・それは・・・・・・・
シンガポール~デンマーク間のフライト最中に出た 夜食のサンドイッチについてたオレンジジュース。
コップについでくれるものではなくて、プラスチックのカップの上にアルミが貼ってあってそれをベリッツってはがして飲むタイプのもの。
後でのど乾いたら飲もう と思ってとっておいたのがこんなところから コンニチワ。
よかった、会話のきっかけ 出来た。
と、言う事で 私からダーに初めて話しかけた言葉
のどが、乾いてるのならこれ飲んでいいよ。(えらそげな女である)
ありがとう・・・・・
ということで私からダーへの初めてのプレゼント・・・・・フライト中にもらったジュース(無料・・・爆)だった。
それをきっかけによく話すようになったダー。ダーは空港から40分ぐらい離れたところに住んでいた。
ダーの家に近づくにつれて道路わきでも馬や牛がいることに驚いたり、真昼間なのに何故に車はライトをつけて走ってるんだろうか?とかあんまり表を人が歩いてないねえ・・・とか色んな会話が飛び交ったのを覚えている。
そんなことをしてると ダー家 に到着。小さいけれど1軒家(まあ一人で住んでるのだからね)閑静な住宅街にその家はあった。
歩いてすぐのところに 大きな綺麗なお城・モール などがある。今と比べると 月とすっぽん。 なんでお前はその土地を売ったんや~。と言いたくなるほど私好みの街であった。
そこで荷物を降ろし、軽くシャワーをして街見物に出かけた。
まずは 腹ごしらえ。お城の見えるカフェでビールで乾杯してオープンサンドを食べた。(小エビのね・・・)
そしてゆっくり散歩しながら お城内を散策。
ヨーロッパなど初めての私は すごいね~ すごいね~ を連発。それほど立派な見た事もないような綺麗な彫刻。
お城の中に教会があるって どうよ?ってなはっきり言って誰が見ても おのぼり状態女。
最後には
プレステのゲーム(ゲームおタクな私)にでてくるようなお城だね。あれはヨーロッパのお城を参考にして作られてるんだね。
と興味の無い人が聞くとどうでもいい発言まで出てくるしまつ。
もう、こんな会話が出てくるようになると 人見知り なんて言葉は何処へやら・・・・・
公園の中を手をつないで歩き、街の中をアイスを食べながら歩き、誰が見ても仲のよい国際カップルに見えるようになっていた。
さすがに初日はそこまで家に帰り、一息つきながらテレビを見ているうちに どうやらソファで2人も寝込んだようだった。
ハッと気づき起きる。自分が何処にいるのか暫くわからなかった。隣を見るとダーも丁度目を覚ましたみたいだった。
ああ、そうだった。デンマークだった。
窓の外を見る。
明るい・・・・そんなに寝たのだろうか?
時計を見る(デジタルではなかった)9時半?
えっ?朝かよ・・・・・
ちょっとダー。今日お昼まで仕事ある。って言ってなかった・・・・
私がデンマークに居る間は 夏休み をとってくれたダーだったが、翌日の午前中はどうしても都合がつかず半日出勤になっていた。
するとダーが・・・・
何言ってんの。今は夜の9時半だよ。
と意図もあっさり言った。
夜の9時半・・・・ふうん。明るいね。朝みたいだね。
とはじめての北欧の夏の夜に驚いたものであった。
が、その時はこれから起こるいろんなことの序章だというのには全然気づかない私がそこにいた。