昨日、劇団ショウダウンの『ドラゴンカルト』を見てきました。
前日に続いて2回目です。
いつもなら千秋楽を見て帰るところですが、
千秋楽を見てから帰ると、自宅に着くのも遅くなるので、
今回は千秋楽前のマチネの回を見に行く事にしました。

ホテルをチェックアウトしてからそのまま会場へ。
12時開演でしたから。
会場はシアターグリーンBOX in BOX THEATER。

会場に着くと、誰かが近付いてきました。
すると、この日、会場スタッフをしていた、はましょーでした。
久し振りに色々と話しました。

で、今回は指定席です。
前日は最前列の下手側の通路沿いの席でした。
そして、この日は前から2列目の真ん中寄りの席でした。

舞台はメッチャ楽しめました。
今回のお話はサスペンスです。
全国の都道府県各地で同時に起こった殺人事件。
それを首謀したのは謎のカルト集団「ドラゴンカルト」。

京都の太秦署を中心に謎に迫るのですが、
前日に見た時はどんでん返しの連続っていうか、
誰が本当の首謀者なのかが分からず、
見てて頭が疲れてしまいました。

でも、今回は2回目。
全ての人間関係も分かってる。
謎もすべて分かっている。
そんな状態で舞台に挑んだので、凄く楽しめました。

張られた伏線の数々。
各キャラの言動とその後の表情。
そういうのも含めて楽しみながら見てました。
前日は気付かなかったけど、この日は「なるほどなぁ」って思ったり。
こういう見方をする事でこの舞台がより面白くなりました。

なので、前日はあっさりと流してたらしいラストシーン。
この日は色々と楽しんだ分、グッときてしまいました。

そして、この作品の中で一番、狂気な役どころをしているのが、
新劇団員の篠原くん。
前日にナツメさんに紹介して頂きましたが、
かなり独特な表現方法でした。
若いのに引出しを持ってますね。
なかなかでした。

この物語、基本、サスペンスです。
が、笑えるシーンも盛りだくさんです。
佐竹さんは基本、お笑い担当です。
出てくるシーンの度に笑いを取ってました。

更には雄太郎さんもかなり笑えました。
途中、本筋とは関係ない所で得意の水晶玉を使った芸を見せてました(笑)
手をグルグルと動かすんだけど、水晶玉の位置は見事に変わりませんでした。
これをずっと見てるのも私のツボでした。

やっぱり、ナツメさんの脚本だとどうしても膨大な台詞量になります。
なのに、難しい言葉や、めんどくさい言い回しも多いんですよねぇ。
だからこそ、オリジナリティーな作品が出来上がるんだと思いますが。
ナツメさんの作品への初参加の役者さん、
やっぱり、どうしても噛んじゃいますよね。
まあ、それは仕方ないんだけど、いかに違和感を与えないように
リカバーするか、、、ですよね。
なかなか難しいです。

そして、遊眠さんは久々にこういう役どころを見ました。
こういう幅の広さも魅力の一つですよね。
前日に見た時、某劇団の制作さんがいらしてたので、
遊眠さんを紹介した後、客演にどうですかと推薦しておきました。
ホント、いつか実現してくれたらいいんですけど。

見終わった後、遊眠さんとガッチリ握手して、
色々と感想を言ってました。
今回、かなり男前な役の佐々木さんはちょっと声が危なかったけど、
千秋楽は大丈夫だったんだろうか。

劇団ショウダウンの公演を通して、
新しく役者さんと知り合う事が多いです。
また、大阪公演でお会いするのが楽しみです。
が、大阪公演は3月末です。
随分、開いちゃいます。
キャストの一部も変わるため、舞台もどう変わるのか楽しみです。

最後に今回のキャストです。

仁科済:久保健太
暁詩織:林遊眠
別所拓実:佐々木穂香(表現集団Infinity)
古都十三:中路輝(ゲキゲキ/劇団「劇団」)
生島浩二/西畑守:伊藤匡太(サンミュージック大阪)
大鳥:稲森誠(シアターOM)
縣恵梨香:和中香穂
勅使河原:中鶴間大陽(STAR☆JACKS)
比良坂:佐竹仁(お笑いサタケ道場)
笹本/水川:土井郁己
鬼塚:筒井紘二
財前要一:篠原涼
松井信代:竹内敦子
アーロン:星璃(劇団Patch)
ショー・バウアー:和田雄太郎
志賀:金本英信(プライムオーダー)
峠下清子:香月みゆき
女の子:宮島めぐみ
刑事/市民:中原こころ(劇団ひまわり)