月曜日、フジコ・ヘミングさんのソロピアノリサイタルに
行ってきました。
リサイタルに行くのは5月に続いて、今年2回目です。
(通算3回目)

どうでもいいんですけど、、、
「ピアノ ソロ」じゃなくて、「ソロ ピアノ」なんですね。

前回は前から4列目という素晴らしい席でしたが、
今回は観劇貧乏って事で2階席の後ろの方でした。
それでも、5,000円で素晴らしい音色が聴けるので十分ですよね。

今回の会場はザ・シンフォニーホール。
そういや、初めてフジコ・ヘミングさんのリサイタルに来たのも
ここでした。
ここに来るのは、、、ラファウ・ブレハッチさんの
ピアノコンチェルトを聴きに来て以来、2年振りです。

この会場、交通が不便なんですよねぇ。
一応、最寄駅が福島駅なんですけど、
福島駅に行くのが面倒。
今回は北浜から京阪で中之島駅まで行き、
そこから歩きました。
お陰で、会場に着く頃には汗を掻いてました。

で、今回のプログラム

シューベルト
即興曲 変ト長調 作品90-3
楽興の時 第4番 嬰ハ短調

ショパン
ノクターン第1番 変ロ短調 作品9-1
エチュード第3番 ホ長調 "別れの曲" 作品10-3

ベートーベン
ピアノソナタ第17番 ニ短調 作品31-2 "テンペスト"

~休憩20分~

ラベル
亡き王女のためのパヴァーヌ

リスト
ハンガリー狂詩曲 第2番 嬰ハ短調 S.244-2
愛の夢 第3番 変イ長調 S.541-3
泉のほとりで(巡礼の年 第1年「スイス」 S.160-4)
パガニーニによる大練習曲 第6番 イ短調 (主題と変奏)
パガニーニによる大練習曲3番 嬰ト短調 "ラ・カンパネラ"

アンコール

ドビュッシー
ベルガマスク組曲より「月の光」

リスト
3つの演奏会用練習曲より「ため息」

リストのラ・カンパネラは、、、
フジコ・ヘミングさんのリサイタルでは定番?
よく聴きます。

こういう有名なピアニストのリサイタルでは、
あまりこういう場所に着慣れていない人も多いです。
なので、開演前にステージの写真を撮ろうとする人も。
何度も係員の人に注意されてました。

ただ、こういう人達は撮ってはいけないって知らないためか、
カメラをステージに向けて、じっくり狙いを定めて撮ります。
なので、係員の人に見つかる場合が多いのですが、
私の前に座ってた人にはビックリでした。

突然、携帯のシャッター音が鳴って、ふと前を見ると、
もう、ファイルを保存してました。
一瞬の早業です。
こういう事はやり慣れてるんでしょうね。
撮っちゃいけないと分かってるから、
一瞬の隙をぬって、撮る。
なんかこういう人、、、嫌です。

それにしても、、、
フジコ・ヘミングさんはよく、"魂のピアニスト"と呼ばれてます。
今回、ショパンのノクターンが演奏されました。

私はユンディ・リさんのノクターンも生で聴いた事があります。
ショパンと言えばユンディ・リさん。
なので、こちらの方が素晴らしいはずなんですけど、
それだけじゃないんですよぇ。

フジコ・ヘミングさんのピアノの音色は、、、
機械的じゃないっていうか、、、
どう表現したらいいのか、難しいですが、
心に響くっていうか、、、
本当に素晴らしいです。

ちなみにこの日のフジコ・ヘミングさんは風邪を引いてたらしく、
演奏の合間に何度も鼻をかんでました。
いつものようにアンコール前だけ、マイクを持って喋るのですが、
その声も鼻声でよく聞こえませんでした。

最近、舞台を見て、色々、難しく考える傾向にあっただけに、
久し振りに舞台に集中して、心が癒されました。
素晴らしい時間を過ごせました。