【今回の記事】
「愛着障害の克服」より
岡田尊司著 光文社新書(2016)
【記事の概要】
◯安全基地が安全基地を呼ぶ
「親との不安定な関係を抱えていたり、夫の非協力的な態度に悩んでいたりなど、安全基地を持たない母親は、子育てと仕事の両方で切羽詰まっている。そのしわ寄せは、母親自身も子供にとって安全基地となれないこととなって現れる。安全基地を持たないことが、相手にとっても安全基地となれない事態を招き、状況をこじらせていく。」
【感想】
岡田氏は、母親が子供の「安全基地」になるには、母親自身の「安全基地」が必要であると指摘しています。つまり、「お母さんが元気でないと子供は元気になれない。お母さんが元気になるためには、お母さんが元気になれる素が必要である」ということです。
しかし現実的には、母親自身が「親との不安定な関係を抱えていたり、夫の非協力的な態度に悩んでいたりなど」の多くのストレスを抱えており、元気の素、つまり「安全基地」を持てていない状況なのです。
「安全基地」には、様々な形があります。親友、尊敬する先輩、恩師、それぞれの方に接すること。他界した両親を思い出すこと。昔の思い出の品にふれること等。
お母さん方はどんな事で心が癒されるでしょうか?何か一つでも元気の素となる「安全基地」を持つことは、母親として必須のことなのです。
また「安全基地」には、ペットとのふれあいや読書という形もあります。私はこのアメブロの中に、いくつかの心癒されるブログがあります。
まず、
「うにオフィシャルブログ『うに秘密基地』」
では、私が大の猫好きであるが故にいつも癒されております。猫たちの気持ちを独特のタッチで表現することで、猫のありのままの可愛らしさを倍増させています。
また、美しい文体で読者を優しく包み込んでくれる
「わが想い風になり〜」
では、読んでいる自分が肯定的に受け止められているような気がして、心が癒され温かくなります。「あなたが早く元気になりますように。大好き。」こういう短い一言でも、女性ならではの受容の働きが感じられます。
お母さん方、自分なりの癒しの場、「安全基地」を見つけて、エネルギーを充填しましょう!