【今回の記事】
あなたの叱り方、子どもに伝わってる?お母さんにありがちな6つの叱り方NG
【記事の概要】
「何やっているの!」「ダメじゃないの!」という叱り言葉。これだけでは、子どもはなぜ叱られているのかがわかりません。子どもの心に伝わるのはどんな言葉なのでしょうか。
お母さんは、どうしても悪いところばかりが目についてしまい、着替えが遅いと「早くしなさい」、食べこぼしには「ダメじゃないの」など、子どもは一日のうちに何度も、同じ言葉で叱られます。
お母さんは「善悪の区別がつくように」という親心から叱っていますが、子どもは「ダメじゃないの」と言われても、何がダメなのか、なぜ叱られているのか、わからないのです。特に男の子は、若い女性の話し声が聞き取りづらいという特性があり、「わからない」にますます拍車がかかります。さらに、同じ言葉や声の調子で叱られていると、慣れてしまい、子どもに響かなくなります。
◯子どもに伝わる言葉でわかりやすく叱る
子どもを叱るときには、「筋道を立てて、わかりやすく伝えながら叱る」ということが重要です。
例えば、子どもがいけないことや危険なことをしたとき、ただ「ダメ」と言うのではなく、「みんなの迷惑になるからやめようね」「危ないからやめてね」と理由を言えば、子どもも理解できます。
また、長い時間をかけて言い聞かせるのも逆効果です。そんなに長くは、子どもは聞くことに集中できないのです。くどくど言わず、簡潔に叱りましょう。過去のことまで持ち出して「昨日もそうだったし、そういえばこの間も……」と叱っても子どもの心には届きません。
◯愛情をもってほめながら叱る
昔から「七つほめて、三つ叱れ」と言われています。叱るよりもほめる回数を多くするのが子育てのポイントで、やむをえず叱るときは、子どものやる気を削ぐような言葉かけに注意します。「だから言ったでしょ」「グズグズしないの」「何度言ったらわかるの」「ダメな子」などの言葉は使わないようにします。
むしろ子どもの良い面に目を向け、良いことをしたら「○○ちゃん、よくできたね」とほめてあげます。子どもは「やればできるんだ」と自信がつき、苦手なことも克服できるようになります。そして、ほめられることが多くなると、自然と叱られる回数が減ってきます。
◯子どもを叱る意味
頭ごなしに親の感情をぶつけるのは、「叱る」ではなく「怒る」です。「怒る」のでは、親の思いは子どもに伝わりません。一方「叱る」とは、子どものことを考えたうえでの、冷静な行為のことをいいます。(続く)
お母さんは、どうしても悪いところばかりが目についてしまい、着替えが遅いと「早くしなさい」、食べこぼしには「ダメじゃないの」など、子どもは一日のうちに何度も、同じ言葉で叱られます。
お母さんは「善悪の区別がつくように」という親心から叱っていますが、子どもは「ダメじゃないの」と言われても、何がダメなのか、なぜ叱られているのか、わからないのです。特に男の子は、若い女性の話し声が聞き取りづらいという特性があり、「わからない」にますます拍車がかかります。さらに、同じ言葉や声の調子で叱られていると、慣れてしまい、子どもに響かなくなります。
◯子どもに伝わる言葉でわかりやすく叱る
子どもを叱るときには、「筋道を立てて、わかりやすく伝えながら叱る」ということが重要です。
例えば、子どもがいけないことや危険なことをしたとき、ただ「ダメ」と言うのではなく、「みんなの迷惑になるからやめようね」「危ないからやめてね」と理由を言えば、子どもも理解できます。
また、長い時間をかけて言い聞かせるのも逆効果です。そんなに長くは、子どもは聞くことに集中できないのです。くどくど言わず、簡潔に叱りましょう。過去のことまで持ち出して「昨日もそうだったし、そういえばこの間も……」と叱っても子どもの心には届きません。
◯愛情をもってほめながら叱る
昔から「七つほめて、三つ叱れ」と言われています。叱るよりもほめる回数を多くするのが子育てのポイントで、やむをえず叱るときは、子どものやる気を削ぐような言葉かけに注意します。「だから言ったでしょ」「グズグズしないの」「何度言ったらわかるの」「ダメな子」などの言葉は使わないようにします。
むしろ子どもの良い面に目を向け、良いことをしたら「○○ちゃん、よくできたね」とほめてあげます。子どもは「やればできるんだ」と自信がつき、苦手なことも克服できるようになります。そして、ほめられることが多くなると、自然と叱られる回数が減ってきます。
◯子どもを叱る意味
頭ごなしに親の感情をぶつけるのは、「叱る」ではなく「怒る」です。「怒る」のでは、親の思いは子どもに伝わりません。一方「叱る」とは、子どものことを考えたうえでの、冷静な行為のことをいいます。(続く)
【感想】
本題の「6つのNGな叱り方」について紹介する前に、若干補足したいと思います。
まず、注意するときに気をつけることは、“直してほしい行動”も伝えることです。例えば先の例でいうと、着替えが遅いと「早くしなさい」、食べこぼしには「ダメじゃないの」のように禁止言葉だけでなく、「早く着替えなさい」「食べこぼしちゃだめじゃないの」と、何を「早く」するのか?何が「ダメ」なのか?を伝えることです。
次に気をつけることは、なぜ直さなければいけないのか?という“理由”も伝えることです。「早く着替えなさい」だけでなく、「学校に遅れるから早く着替えなさい」。「食べこぼしちゃだめじゃないの」だけでなく、「服が汚れるから食べこぼしちゃためじゃないの」と。
次に気をつけることは、“語調”です。記事にもある通り、感情的になって怒ると、子どもは恐怖感を感じるだけで、注意されている意味が理解できません。理解できたとしても、「怒られるからしない」という親の支配力で強制的に行動を規制しているだけです。ですから、感情的に怒らず、理性的に叱りましょう。もっとわかりやすくいうと「命令口調」を使わないことです。この事に気をつけないで注意していると、親子間の愛着(愛の絆)が破壊される事にもなるので、特に注意が必要です。「学校に遅れるから早く着替えなさい」ではなく、「学校に遅れるから早く着替えようね」、「服が汚れるから食べこぼしちゃためじゃないの」ではなく、「服が汚れるから食べこぼさないようにしようね」と丁寧に教えましょう。
最後に気をつけることは、“子どもが直せたら褒める”ことです。子どもは褒められると、「次はがんばろう」という意欲が湧いてきます。
これらの事に気をつけても直らない時は、まだその技能が身についていない証拠です。子どもは、叱られたくない、褒められたいと思っているので、一生懸命やろうとします。それでもできないのですから、親御さんの指導不足と素直に自覚しましょう。「だいじょうぶ。今度のお休みの時にお母さんと一緒に練習しようね。きっとできるようになるよ。」と励まし、子どもを安心させましょう。
最後の補足です。「愛情をもってほめながら叱る」とは、記事にあるような「子どものやる気を削ぐような言葉」は使わないようにすることはその通りとして、ではどんな“言葉”を使えばいいのか?ということについてです。
このことについては、例えば、「そんな行動はあなたらしくないよ」「あなたがその気になったらできるはずだよ」等と、“その子の真の良い姿”を認めた上で叱ることがいいと思います。
子どもを叱るということは、本当ならしたくないことだとは思いますが、子どもの何かしらの未熟な点が見つかるということは、親からの注意、励ましによってその点が改められれば、その子のさらなる成長につながる事になります。
そのためにも、その子の成長につながるような叱り方に気をつけたいものです。
「補足」が長くなってしまいました。🙇🏻本題の「6つのNGな叱り方」については次回に紹介したいと思います。