【今回の記事】
セロトニンが依存症・不眠症・うつを改善する!その理由とセロトニンの増やし方について。

【記事の概要】

「セロトニン」という脳内で活躍する神経伝達物質がある。このセロトニンには気分の落ち着かせる効果があるのだが、その分泌が減ってしまうと色んな弊害が起きる。パチスロやアルコール依存症になり易くなったり、安眠できなくなったり、うつな気分になったり…。セロトニンは感情の抑制を司る。セロトニンは、3つの神経伝達物質(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン※詳細は記事参照)に歯止めをかける役割と言っていい。アドレナリンやノルアドレナリンの分泌による過剰な興奮、ドーパミンによる多幸感や快感、これらを鎮め落ち着かせるのがセロトニンだ。外敵というストレスはないものの、日常生活でストレスにさらされ続けている現代人には、最も大切な神経伝達物質と言っていいだろう。このセロトニンが不足するとどうなるのか?「些細なことで怒りっぽくなる」「不安がずっと続く(不安とは対象が明確でない恐怖である)」「イライラしやすくなる」「夜中もやたら活動的で落ち着かずに眠れない」「自分に歯止めが効かずにやりたいことをやってしまう」つまりセロトニンが不足すると、自分自身をコントロールする力が弱くなるという事だ。依存症の原因もセロトニン不足が原因のひとつといわれている。例えばギャンブル依存症。ギャンブルで大当たりした時に快感を司るドーパミンが脳内に分泌される。通常であれば、すぐにセロトニンが分泌され、快感や幸福感は抑えられる。しかしセロトニンが不足している人は、その抑えが利かなくなり過剰な快感を感じてしまう。そしてその快感が忘れられないため、止めようとしても止められずどん底までギャンブルにハマってしまうまたセロトニンが不足するとうつ病にもなりやすいといわれている。実は女性は男性よりセロトニンを作り出す力が弱い。女性の方が男性の2倍もうつ病にかかりやすいと言われているが、その原因はセロトニンの分泌量に差があるからなのだ。

【感想】

   歌手のASKA氏が、執行猶予中にも関わらず、再度薬物(覚醒剤)に手を出してしまった。彼に限らず、薬物から逃れられず苦しんでいる人たちは世の中にはたくさんいる。

   実は、彼らのような薬物依存症をはじめとして、アルコール依存症、ギャンブル依存症など、様々な依存症の改善にセロトニンホルモンが重要なカギを握る。上記の記事のように、セロトニンには、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌による過剰な興奮や、ドーパミンによる多幸感や快感を鎮め落ち着かせ気持ちを安定に導く効果がある。つまり、薬物やギャンブル等で得た過度な快感を鎮めてくれるのである。

   記事にある通り、その他にも、セロトニンが不足すると「些細なことで怒りっぽくなる」「不安がずっと続く」「イライラしやすくなる」「夜中もやたら活動的で落ち着かずに眠れない」「自分に歯止めが効かずにやりたいことをやってしまう」等、私たちの生活に様々な悪影響を及ぼす。ひどい場合になると「うつ病」という症状になって私たちを苦しめる時もある。

   しかし、私たちには「セロトニン5」という脳内にセロトニンホルモンを増やす支援法がある。子どもたちが、精神的に安定した生活を送るために、また、様々な依存症に陥らないために、あのあの5つの支援を子どもに向けて施してあげたい。なお、この「セロトニン5」という支援法については以下の記事を参照して頂きたい。

全ての子どもの気持ちを安定させるスーパー支援法「セロトニン5」②」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12175965135.html

   また、その「セロトニン5」に更にもう一つの支援を加えた「セロトニン6」は、会話ができる子どもにとっては、よりセロトニンホルモンが分泌される支援法である。

勝ちにこだわり続けた息子の変化 〜子どもの気持ちを安定させた、お母さんの「セロトニン6」!〜」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12205139118.html?frm_id=v.jpameblo&device_id=8e57e0d77be746968fd7308a6a625313

  よく依存症の人を孤独にさせてはいけないと言われる。元プロボクサーの川崎タツキ氏はやはり薬物に手を染めながら、そこから立ち直りボクサーデビューを果たしているが、彼は「自分が立ち直れたのは、ずっと自分のそばにいてくれた彼女のお陰だ」と今朝のテレビ番組で話していた。おそらく彼を支えた彼女の支援が「セロトニン支援」のような温かな支援だったに違いない。対照的に、ASKA氏は、これまで孤独な生活を送ってきたという。やはり、最後に人を救うのは「優しく温かな人」なのだ。