【今回の記事】

【記事の概要】
※尾木ママのブログをご覧ください。

【感想】
   昨日、「我が子の不登校に悩むお母さん方 〜感覚過敏の子ども達に配慮した学校作りを!〜」という記事を投稿したばかりで、今回はそのための具体策を投稿するはずでした。しかし、またもや感覚過敏の子どもに対する認識の不足が要因になっている問題が飛び込んできました。

   以前に以下のような記事を投稿しました。
愛子さま 体調不良のため2週間学校を欠席 〜誹謗中傷する声に答える〜
   愛子様は、小学校2年の時に、ご自分が叱られた訳でもなく、隣のクラスの子どもの乱暴な行動に恐怖を敏感に感じ、やはり、登校できなくなった時期がありました。正にこの“自分が叱られた訳でもなく恐怖を敏感に感じ登校できなくなる子どもこそ、尾木ママのいう「間接的体罰」の犠牲になっている子どもです。たとえ、教師が子どもを叩いていなくても、刺激の強い乱暴な言葉で子どもを叱責するだけでも、感覚過敏の子どもにとってはそれが精神的な苦痛となり、同じように担任に対して拒否感(「先生が怖い」という気持ち)を持つ子どももいるのです。
   繰り返しになりますが、学級の中には、感覚過敏の傾向が発達障害の子ども程ではなくても、それに近いくらい強い傾向を持っている子どもがいるのです。特に真面目な子どもほどその傾向が強いです。周囲は、「どうしてあんな優秀で真面目な子どもが不登校に…?」と首をかしげるのですが、そこに感覚過敏という目に見えない壁が立ちふさがっているのです。その特性を理解しない限り、教師の指導姿勢は変わらないでしょう。
   
   何度でも言います。今こそ、感覚過敏の傾向が強い子どもでも安心して生活できる学校づくりが必要不可欠なのです。次回からの投稿で具体策を述べます。