【今回の記事】
土屋太鳳の激走に共演者感涙、ネットでも「女優魂すごい」の声

【記事の概要】
   女優の土屋太鳳が8日に放送されたTBS『オールスター感謝祭』の恒例人気企画「赤坂ミニマラソン」に出場。ゴール直後に倒れるほどの決死の走りをみせ、女性陣のなかで1位、全体で8位に入賞。ゴール後は倒れこみ、画面から消えるというアクシデントもあったが、土屋の女優魂に、織田裕二(48)や中谷美紀(40)をはじめスタジオは感動の涙に包まれた
   入賞者インタビューが進行されるなか、足を引きずりながらスタジオに戻ってきた土屋。椅子をすすめられるも「先輩方が立ってるので……」と何度も遠慮をする謙虚ぶりに、レースを見守っていた共演者をはじめ、司会の今田耕司(50)も熱い涙を流した。
   ネットでは「全力で立ち向かう姿に感動した」「たおちゃんの女優魂すごい」「心配だったけどお疲れ様!感動をありがとう」など絶賛の声が寄せられている。

【感想】
   私も偶然この番組を見ていたが、彼女の「真っ直ぐさ」には心から感心した。
   ゴール直後に倒れるほど自分の限界に挑戦した走りから分かった彼女の素晴らしい“自律心(自分で自分の心を支える気持ち)”。フラフラになっていたため椅子を進めても、「先輩方が立っているので…」と、あの状態にあっても先輩に対する敬意を忘れない“礼儀正しさ”。

   翌朝の報道番組で、偶然にも彼女の特集が組まれ、前日のミニマラソンの話題も取り上げられていた。その番組の中でさらに感心したのは、彼女があるインタビューを受けていた時のことだった。彼女の両親の話題になった時に、自分の父親と母親のことを、敬称を付けずにきちんと敬称を「父」「母」と話していたことである。テレビで多くの芸能人の話を聞くが、若い芸能人の場合、ほとんどが他人に対して「お父さん」「お母さん」と呼んでいる。

   私はこの土屋太鳳という若者を見て、ご両親の素晴らしさに感服した。たっぷりと愛情を注ぎながら、常に自分のベストを尽くそうと努力する強い自律心や、上の人間に対する礼儀正しさを持つ子どもに育て上げた教育力は本当に素晴らしい。自分の親のことを他人に話すときの言い方も、おそらくは両親から学んだのだろう。または、誰かがそういう呼び方をしているのを見て、自分もあのような人になろうと自ら取り入れたのかもしれない。もしそうであっても、その「情報活用能力」(以下の投稿で紹介した「キャリア教育」として育むべき4つの力のうちの一つ)は間違いなく、両親の教育によるものである。
社会的自立のために「学力」よりも大切な4つの能力!「キムタク母流子育て」で育む

   以前、迷子をおんぶして駐在所まで1km歩いて送り届けた小学5年生の女の子のことを以下のように紹介した。
小学5年の熊本さん、迷子おんぶし駐在所まで1km歩く 〜親から愛されて育った子どもの姿!〜

私はこの子のことを「安定型」愛着スタイルの持ち主だと紹介したが、この土屋太鳳さんも同様である。
   これからもどんどん成長していくだろう楽しみな若者である!