【今回の記事】
子育て悩みランキング!共感できるあるある

【記事の概要】
5位   仕事と子育ての両立
4位   兄弟一人一人を平等に扱えるか
3位   子どもの将来
2位   しつけ方
1位   イライラして怒ってしまう

「1位   イライラして怒ってしまう」の理由
・「ダメとわかっていても、つい感情的になって怒ってしまう。」
・「夜泣きで寝不足がつづき、ついイライラしてしまう。」
・「イヤイヤ期の子どもに、自分も嫌になりイライラしてしまう。」
・「子どもとの生活はママにとっては思い通りにいかない生活なので、ついイライラしてしまいます。」

【感想】
   母親の子育てに関する悩みの第1位は「イライラして怒ってしまう」でした。
   さらに、その悩みを整理すると、
①子どもの「イヤイヤ」行動があること
②その「イヤイヤ」に母親自身がストレスを感じていること
③そのストレスのために、つい感情的になって怒ってしまうこと。
ということのようです。

   ということは、悩みの大元は、子どもの「イヤイヤ」行動だということが 分かります。
   そこで、今回は、この“子どもの「イヤイヤ」行動”について考えてみたいと思います。

   子どもには「反抗期」と言われる時期が二度あります。「第一反抗期」は、2〜4歳頃「第二反抗期」は中学から高校の頃に現れます。今回の悩みは、このうちの「第一反抗期」です。
   この「第一反抗期」、特に2歳を過ぎると、脳神経回路がどんどん増えて、脳が興奮状態におかれるために、子どもは、常にイライラしてかんしゃくを起こしたり、何でも「イヤイヤ」と反抗したりします。また、それ以前は自力で行動することがほとんどできなかったのに対して、この頃からは、自分の力で行動することができるようになるため、「自分で何とかしたい」「自分は一人でできるんだ」という自分なりの考えが生まれるようになります。これがいわゆる「自我の芽生え」と言われるものです。つまり、この時期の反抗的な態度は、自分でできるようになってきたという正常な発達の証と捉えることができます。つまり、子どもの「イヤイヤ」は、「あると困るもの」ではなく、「無くては困るもの」なのです。
   もしも子どもが反抗したら、「そう、自分でやりたいのね」と言って、子どもに任せて活動の様子を微笑みながら見てあげましょう。そして、子どもが自分の力でできた時は、「よくできたわね」と、子どもの喜びに共感してあげましょう。うまくできなかった時には、「惜しかったね。次はできるといいね。」等と励ましてあげてください。場合によっては、なかなか情緒が安定しない時もあるかもしれません。そんな時は、子どもを優しく抱きしめて、深呼吸させて、穏やかな口調で「人を叩くのはやめようね」等と優しく教えてあげましょう

   まとめると、次の3点です。
①母親が、子どもの「イヤイヤ」を成長の証と捉えること
②穏やかな表情と語り口調で、子どもの様子を見守ること
③「イヤイヤ」が収まらない時は、優しく抱きしめて、気持ちを落ち着かせ、やってはいけないことについて優しく教えてあげること

   最後に、実はこの母親の一連の行為の中に「セロトニン5」という支援が色々なところに使われています。「セロトニン5」については、本ブログの以下の投稿を参照して頂ければ幸いです。
「全ての子どもの気持ちを安定させるスーパー支援法『セロトニン5』」

子どもの心が不安定な時は、子どもの心を安定に導くための支援をする必要があります。それこそが「セロトニン5」なのです

   怖い顔で「やめなさい!」と怒鳴ることは「セロトニン5」と真逆の対応をしていることになり、子どもは母親のその態度に刺激されて余計に反発したくなるのです。