【今回の記事】
①口論で暴行、父親死亡 31歳の息子を逮捕 東京・豊島区

②菅氏「ポケモンGO活用も」

【記事の概要】
   上記記事①では、加害者の31歳の息子は、自宅の台所で、父親の宏さん(64)と口論になり、顔や腹を殴るなどした疑いが持たれている。宏さんは、間もなく死亡が確認された。ちなみに、この息子は無職であった。

   また、記事②では、少し前の話になるが、菅義偉官房長官は記者会見で、15~39歳の「引きこもり」の人が全国で推計54万1千人に上るとの内閣府調査結果に関し、外出のきっかけとしてスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」の活用なども検討する必要があるとの認識を示した。「そうした先端的技術を活用することも今後、見極める必要がある」と述べた。

【感想】
   まず、記事①の事件についてであるが、加害者の息子は31歳でありながら、無職であった。おそらく自宅に引きこもっていたのではないかと推測される。引きこもりの人間は、典型的な「内弁慶」で、家の中ではわがままの限りを尽くす。家族にとっては、お手上げ状態であり、そんな子どもに対して、就職するよう求めようならば、激しい反発が返ってくる。今回の事件も、同様の事例だったのではないかと考えられる。

   次に記事②についてであるが、国が、「引きこもり」の対策として、とあるゲーム会社が作り出したブームに頼るようになったらおしまいである。「ポケモンGO」で結果的に外出するようになったとしても、それはあくまで対症療法にしか過ぎない。それよりも、国には、「引きこもりが生まれる要因」や「その解決法」といった根本療法を提示してもらいたいものである。

   反対ばかりしていては、議論にならないので、私なりの代案を示したい。過去のブログからであるが、参照していただきたい。
なぜ引きこもりは生まれるか?」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12184121293.html

   また併せて、現在「引きこもり」のご家族をお持ちの方に向けて、事態の改善のためにお願いしたいことも添付しておきたい。
「“引きこもりがち”な人のご家族へ」(http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12181698487.html

   さて、15~39歳の「引きこもり」の人は全国で推計54万1千人に上るとのことであるが、ご家族の方は心身ともに疲れ果てているはずである。その結果として、今回のような殺人事件がおきている。国に対しては、今後早急に、専門家に助言を求めながら関係省庁が力を合わせて、より効果的な改善策を提示してくれることを切に願っている。