尾木ママの言う通り、「いじめ」は絶対に許されるものではありません。また、子どもが学校に行きたがらないときは、やはり、いじめに遭っている可能性が高いです。今回は、もしそのような状況に陥ったときのことをお話しします。

   まず、子供が学校に行きたがらないわけを親が理解してあげる必要があります。しかし、その時に気をつけなければいけないのは、「行きたくないなら、行きたくないわけをはっきり言いなさい!」と、「させるオーラ」(本ブログ「子どものやる気スイッチをOFFにする親の『オーラ』」参照http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12168536374.html
」)を全開にして問い詰めないことです。そのような接し方をすると、子供は固く口を閉ざします。「セロトニン5」(「子どもをあまり叱る必要がなくなる魔法 その2http://s.ameblo.jp/stc408tokubetusien/entry-12175965135.htmlを参照で「安心オーラ」を発しながら聞くことが大切です。
   この時も、普段から「安心オーラ」で子供に接していると、いっそう子供は話し出しやすくなります。それは、「お母さんはいつも僕の味方だ」という信頼感が後押ししてくれるからです。
    どうしても、子供が行きたくないわけを言い出せない時は、無理に行かせる必要はありません。原因が分からない状態で無理に行かせると、問題はますます大きくなってしまいます。そういう時は、「まだ話す気持ちになれないのね。話せる気持ちになったらお母さんいつでも聞くからね。お母さんはいつでもあなたの味方だからね。」と優しく話しましょう。そして、その後も引き続き「安心オーラ」で接し続けていれば、いつかは必ず自分から話してくれるでしょう。なぜなら、「お母さんは、僕の行きたくない気持ちを受け止めてくれている」という安心感が生まれるからです。安心感が生まれると、凝り固まっていた子供の心は溶け始めます。
   この時に、逆に親の方が切れてしまい、「言いたくないなら勝手にしなさい!」と、感情的になってはいけません。親と子供との「愛の絆」を切ってしまうことになります。
   同じ学校に行かせないのでも、前者と後者とでは天と地の差があります。前者は、まるで種から芽が出るのを心待ちにしながら毎日水をかけてあげるように、子供が心を開いてくれるのを温かな気持ちで待つ時間です。それに対して後者は、親子の「愛の絆」を切り離し、子供を見放してしまう時間になってしまいます。親から見放されたと思った子供は、もうどうしたらいいか分からなくなって、不登校になってしまうでしょう。

   長くなってしまいました。続きは次回にお話ししたいと思います。次回は、登校しぶりの原因がイジメだとわかったらどうすればいいか、ということについてお話ししたいと思います。