http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160627-00010006-nishinp-soci (「『選挙権』じわり 特典さまざま、『10代有権者』向けも」)
   
   参院選の投票日まであと丁度一週間となった。各自治体では、若者たちが選挙に行くと、温泉施設が割引になったり、飲食店などでお得なサービスを受けれたり、カルビ肉1人前が無料になったりと、10代の有権者の投票にかなり躍起になっている様子。しかし、本当にこれでいいのだろうか?
   確かに、ニュースを見ていると、政治に対して無関心な若者が多いようである。しかし、特典欲しさにいい加減な一票を投じられたら、かえって日本のためにならないのではないか?“につられた一票”よりも、“のこもった一票”を投じてほしい。
   以前、一度ブログに投稿したのであるが、次のような投げかけはどうだろうか?例えば、「あなたやあなたの周りで、何か困っていることや困っている人はいませんか?」と、実生活と結びつけて考えさせる。そうすると、例えば「もっといい肉をたくさん食べたいけどお母さんが『景気が悪くて給料があまりもらえないから安いお肉で我慢してね』と言ってたな。」と思った子は、各戸に配られている選挙公報紙の中から、公約に経済対策を挙げている候補者を探すだろう。また、「ニュースで一人暮らしで孤独死をしている人がたくさんいると聞いた。かわいそうだな」と考えた子は、社会福祉を公約に挙げている候補者を探すだろう。たとえそれが稚拙な考えだったとしても、その子どもにとっては、“餌”につられたのではない、誰かの為になる“心”がこもった一票になるはずである。
   今日はちょうど日曜日。どうか家族でも一緒に考えてほしいものである。