昔よくあった罰は、宿題を忘れた子に校庭を走らせること。しかし、校庭を走らせても学力は着きません。このように、失敗とは全く関係のない苦痛を与えることで直させようとするのが罰です。
   それよりも、宿題をしてくることができなかったのですから、休み時間等に自力で宿題の課題を教師が見守りながらさせてみるのです。できたら「ほら1人でできたじゃない。それがあなたの力なんだよ」と褒めてやれば、子供は「今日は宿題をやってこよう」という意欲を持つのです。
   ただし、教師が怒って「できるまで休み時間はなし!」等と言って、他の仕事をしていると、子どもは課題を終えることは出来ません。それほど、大人による「見守り」は大切なのです。