節約ばかりの人生じゃ味気ない(苦笑) | 偕楽園血圧日記

節約ばかりの人生じゃ味気ない(苦笑)

 バンダイが出しているS.H.フィギュアーツの「仮面ライダーV3」がようやく再生産された。

偕楽園血圧日記-フィギュアーツV3

 なかなか良くできたもので、子供の頃にこんなおもちゃがあったならばとも思うが……国際関係も含めて(笑)今の時代だからこれが3000円を切る価格で売られるわけで、当時ならばどれぐらいのコストになっていたことだろう。何しろあの頃は「変身サイボーグ衣装セットDX仮面ライダー1500円」がとんでもない高級玩具だったから。(コストといえばその関係か、このV3は首のパーツが胴体と同じ草色の樹脂でできている。本当はV3の首は赤が基本であごの下だけグレーの布で覆う形になっているのだが……塗り分けが難しいならば全部赤にしてくれてもよかったのになぁ)

 私の世代は「仮面ライダー熱中世代」で、当時の男子はみんな「変身!」とやって自転車をこぎ、「ライダー」なりきり気分で暴れまわって(笑)いた。(そういえば私の同級生たちの間ではなぜか自転車の荷台に座ったポジションが「仮面ライダーぽい」ということになっていたが、自分がバイク乗りになってみると分かるが、当然ながらバイクのシートポジションは自転車のサドルの位置と大差がない(笑))
 そういう世代にこの手の商品は素晴らしいPR力を持っている。
 できればこの素材と相性のいい「キカイダー」シリーズも出してもらいたいと思うところだが、発売になるたびに「ネットショップ」が大量確保しそこからまた「転売屋」に回るだけで、地方にはほとんど商品が回ってこない構図だけは、何とかしてもらいたいなぁ。

 我々いわゆる「新人類」世代から下では、こういう「趣味的」なものに対する価値観がそれより上の世代とは違うなという感じが強くする。それは「産まれた時からテレビがあったか否か」というところがずいぶん影響しているのではないかとも思うが……、

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 シニア世代、4人に1人の金融資産が増えるも「消費しようとは思わない」

 6~4年前にかけて盛んにうたわれた、団塊世代の「退職バブル」。消費意欲が旺盛な彼らが定年退職を迎えることで、シニア市場が勢いづくといわれていた。だが市場は今ひとつ盛り上がりに欠けているようにみえる。お年寄り世代はどうしてお金を使わないのだろうか。
 これに関して興味深いデータがある。株式会社シニアコムが50歳以上のシニア世代約900名にたずねたところ、全体の約4割が1年前と比べて「収入が減った」と回答。「収入が増えた」は1割にも満たない。
 一方、昨年と比べて「保有する金融資産が増えた」は28%。収入が減ったシニア世代も多い一方、約4人に1人は金融資産が増加しているという。理由は「国内景気の上昇」と「資産評価額の上昇、配当・金利」。アベノミクスの影響を受け、金融資産を増やしたシニア世代が多いことが伺える。収入は減っても、保有していた株式や投資信託などが増えたお年寄りが相当いるということだ。
 しかし増えた分を消費に回そうとする人は少ない。「消費しようと思う」というポジティブな回答は2割前後で、守りの姿勢が目立った。63歳女性「家電が壊れたら買い換える程度で、欲しいものがない」。74歳男性「使わなくてもいい金は使わないようにしている」など、とにかく彼らは消費に消極的なようだ。
 調査したシニアコムによれば、50歳代以上の世代はこれまでに幾度も好況・不況の波を経験しており、そのたびに多くの消費経験を積んできた「熟練消費者」。そんな彼らは今後の生活における突発的な出費や資産の目減りを不安に感じており、家計に安心を求めているという。
 今年3月には日経平均株価がリーマン・ショック前の水準を回復したが、市場は乱高下気味で落ち着かない。もともと慎重なシニア世代が、急に財布の紐をゆるめる可能性は低いだろう。
 だが内閣府の高齢社会白書によれば、20年後には65歳以上のお年寄りが人口の3人に1人を占めるまでになる。現役世代の人口が先細るなか、シニア世代の資産が消費に回らないことには日本経済の未来に明るい展望は開けないだろう。(編集担当:北条かや)
 エコノミックニュース 7月17日(水)19時2分

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 ヤフージャパン配信のニュースに、こんなものがあった。

「団塊」と「50代以上」をひとくくりにするのは随分乱暴で、こういうアンケートを取るのならば年金受給世代とそれ以下とで分けるべきだと思うが、それはともかく、例えば「退職世代をターゲットにした」とされる、

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 JR九州:「ななつ星」第2期抽選会 最高倍率87倍

 JR九州は10日、10月から運行する豪華寝台列車「ななつ星in九州」の第2期(来年1月4日~3月31日)出発分の抽選会を、JR博多駅の同列車専用ラウンジで開いた。計9本に対し、1214件の応募があり、平均倍率は9.63倍。最高倍率は3泊4日のデラックススイートの87倍で、前回の最高76 倍を超えた。
 毎日新聞2013年4月10日(水)20:18

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 といった景気のいい話とは裏腹に、団塊層から上あたりの消費の伸びが鈍いという。

 エコノミックニュースの分析では「収入が(現役世代の頃の伸び率からすると)増えない」とか「突然の出費への不安」などから財布の紐が固くなっているというが……定年世代の話をNHKや週刊誌などが語る時に必ず出てくる「夫婦二人で月に50万円ないと暮らしていけない」という話を聞くと、「何が収入が減ってだろう」という気持ちになる人間も多いのではないだろうか。
 我々の世代から見てさえとんでもない「最低」感覚なのだから、20代30代からすれば「ふざけるな」という言葉しか出てこないかも?(話はずれるが、主にそういう「金のある世代の活動家」が若者世代に向かって「格差格差」と僻み煽りをしているのだから、まったく馬鹿らしい話である)

「消費しない」といいながら「月50万は必要」という世代が何に金を使っているのかよく分からないのだが、この、「金を持っている層」のお金をどう社会に流していくか、それがこれからの経済活動の大きな論点なのは間違いなく、「少子化で経済規模がー」という以前に手をつけて行かなくてはならないものだろう。

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 2013年度税制改正法が29日の参院本会議で可決・成立した。
 贈与税などが減税される一方、所得税や相続税は増税となる。
 4月から15年末まで、祖父母が孫などに将来の教育資金をまとめて贈与する場合、1500万円までなら贈与税がかからない。信託銀行に受取口座を開設し、贈与を受ける孫らが入学金や授業料などの支払いを証明する領収書を信託銀行に提出すれば、お金を受け取れる。
 読売新聞 3月30日(土)9時22分配信 「贈与税減税、所得税・相続税は増税…新年度税制」より

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 政府はこんなことをやっているが、一番いいのは当の本人たちに使ってもらうことで、そのために企業がいろいろ動くことができるような体制を整えてやることも政治の役目。
 野田政権時代にはこれが「だから社会保障制度を安定させることで安心してもらおう。そのための増税だ」という話にされてしまったわけだが、今選挙の演説で「既得権益の打破!」とか「この国の仕組みを変える!」とかいっている政党には、こういう「溜まっているお金を使ってもらえる」ためにどういう「市場の形」を作るべきだと考えているかを、同時に語ってもらいたいものだ。


 私としては、都会の企業で働き、それなりの年金を得た団塊以上の世代には、自分たちの故郷に帰ってそこで消費してもらいたいと思う。
 彼らは「田舎」に行ったら「それなりの小金持ち」。そういう人間が生活拠点にとする場所には、彼らを目当てにしたサービス業もやってくる。そういうところで人を雇えば、若者の仕事もできて過疎にも歯止めもかかろう。
 だが、その場合の問題はといえば、一番大きな「都会になじんだ人間が田舎生活できるか」というところはおくとして、やはり医療関係になるか。
 ある程度人が集まるようならば医療機関も充実するだろうが、小さなところではそれも難しい。しかも、医療費の大きなところを占めている高齢世代が地方で医療を受けることになると、今の国保の仕組みではただ地方が赤字を増大させるだけになる。

 安倍内閣の経済政策は、とりあえずは景気停滞の空気を打ち破ってふたたび活気を取り戻そうというもので、民主党政権時代と比べて、明らかに「社会の空気」が代わっているなど、それは目論見通りの成果を上げている。
 が、長い目で見れば、財政再建の問題など「今の形をどこかで変えていく話」をして行かなくてはならないのも確かなのだから、これを批判する政党は、ただ口汚い言葉で罵ったり、「物価だけが上がる」といった目先の話で危機感を煽ったりするのではなく、「変えるというのならどう変えるか」というところで、ただ「金持ちから取ってきてばらまけばいいのだ」といった強盗のような屁理屈を喚くだけではない「形として整った話」をするべきだ。

 それができず、またせずに、ただ「貶し」の言葉だけで議席が得られると思っているならば、どれほど有権者を馬鹿にした話だろうか。


 本日の!食品。

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 見た目パフェ、食べると冷麺 大阪の中国料理店が販売

偕楽園血圧日記-冷麺パフェ
(写真、朝日新聞デジタルより。パフェ冷麺=大阪新阪急ホテル提供)

 見た目スイーツ、食べると中華の「パフェ冷麺」。大阪新阪急ホテル直営の中国料理「グランド白楽天」(大阪市北区)が7月限定で販売している。
 トマト麺に卵と蒸し鶏を重ね、アワビにキクラゲも。口直しにはフカヒレ春巻き。バニラアイスはピリ辛のつゆに溶かし、麺をつければマイルドだ。
 ホットケーキに見立てた天津飯も付いた満腹セット。「デザートと思えば大食いを気にする女性も注文しやすいでしょ?」と担当者。税込み2480円。
 朝日新聞デジタル 2013年7月18日11時25分

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 また大阪か(笑)。
 橋下市長も「既得権益」叩きをするだけではなく、こういうアイデアマン満載の大阪の風土を生かせる「規制改革」の方も主張の中に取り入れるべきだな。

 まあそれはともかく、「パフェ」といいながら、メロンの横に見えているのが「肉」というのはどうだろう。
 エビも丸ごとで姿を主張しているし。
 あくまで「外見はパフェ」というのにこだわるのならば、ここも「冷麺」というのはすっぱりと切って、スイーツ感の出たものにしてみた方がいいのではないだろうか。
 それともこれはフルート果汁で作ったグミ……なんてことはないよなぁ。