正月早々 | 偕楽園血圧日記

正月早々


偕楽園血圧日記-海底軍艦
(「ムーの守護神?」「いやなんか違うぞ」)

 正月早々、アマゾンが「リボルテック 海底軍艦」を送ってきた。いやはや、さすが外資はバタバタとしている(苦笑)。
 リボルテックといいながらリポ球(ロボットなどを可動させるために作られた可動関節パーツ)はスタンドに使っているだけというこの豪快な商品、メーカーにはペンダブルな同スケールのマンダも造ってもらいたいなぁ。今年は辰年なんだし。
 轟天号がそんなに細かいディテールじゃないから、あんまり超絶造形にしなくていいから(笑)。


 正月早々といえば、地震にも驚いた。
 これがまた揺れている時間が妙に長かった上徐々に強くなっていくというものだったために、「あの地震」を思い出して嫌な感じになってしまったものだか……震源の深さ370キロということは、これはマントルの中が震源ということ。新潟県中越沖地震の後にも同じような深さ(観測できる限界というのもあるのかもしれない)を震源とする地震があった
(2007/07/17の記事、「深いところから揺らす」 参照)から、大きな地震の後にはマントルにも何らかの影響が出るのかもしれない。
 そしてこれが「地震に関連してマントル内にキャビテーションが起こっているとでもいうのならば、断層だのプレートだのだけを見て「ここは地震が起きないから」というのはまったく意味がないということにもなろう。


 さて、ふだん正月二日は日記枠で、文化だ何だと酒飲みながらうだうだと書くことにしているのだが……今年は正月早々その日本の文化の根幹を壊そうというとんでもないニュースがあったので、特別に政治の話で。

 今年の大河ドラマは「平清盛」ということでNHKの番宣がなかなかしつこいのだが、

+++++++++++++++++++
 「女性宮家」創設の場合、夫も皇族…政府検討へ

 政府は、創設を検討している「女性宮家」について、当主となる皇族女子の夫にも皇族の身分を付与する方向で調整に入った。
 複数の政府関係者が明らかにした。皇族と同様の公務を行うために必要との判断からだ。実現すれば、民間人の男性が皇族に加わる道が初めて開かれることになる。
 政府は女性宮家創設の検討を加速するため、2月から有識者への意見聴取に入り、今年秋の臨時国会への皇室典範改正案の提出を目指している。
 女性宮家を創設するには、「(皇室に生まれた女性の)皇族女子は、天皇及び皇族以外の者と婚姻したときは、皇族の身分を離れる」と定めた皇室典範12条の改正が必要となる。政府内ではこの検討を進める中で、「女子が皇后となる場合及び皇族男子と婚姻する場合を除いては、皇族となることがない」とした同15条を改正し、皇族女子の夫を皇族とすることが必要との議論も出てきた。
 読売新聞 1月1日(日)3時0分

+++++++++++++++++++

 民主党政権が、その平家や藤原氏ですらやらなかった「民間人男性の皇族化」というとんでもないことを企んでいるというのだ!

 まったくとんでもない話である。彼らには皇統というものがどういうものなのかがまったく分かっていない。いや、それどころかこれは「女性天皇」への道をこっそりと作っておくという日本破壊計画の一手としか言いようがない。
 現在の内親王たちが宮家をもって、民間人と結婚してその人物までが皇族ということになれば、当然その「女系の子供」も皇族扱いしなければいけなくなる。その家系が続いていったら、将来どういうことになるだろうか?
 女性「宮家」は一代限りで、その配偶者などは皇族扱いしないというのは、奈良時代からの決まりごとである。これが「特例」になるのは、その夫が「父系で天皇家から続く人間」の場合だけにすべき。「女性宮家」の話は「旧宮家からの養子」なども併せて考えられなくてはならないところがあるので、だからこそ昨年出てきた時には「皇位継承などとはまったく切り離して、皇室の仕事の分担という事務的な話」という但し書きがつけられていたのである。
 それを、「これ幸い」とばかりに利用しようとする勢力が余計なところまで話を進ませようとしている

 こんなことをいっておきながら一方で「戦後廃された宮家の皇族復帰には国民の理解が得られない」もないものである。
 父系でたどれるというのが日本の天皇の系譜であり、それが日本の文化であり、財産なのだ。

 やはり「左巻き政権」に天皇が絡む仕組みの話をさせてはならない。それができる地位に置いておいてはならない。


 本日のガンダム(笑)。

 変な放送スケジュールになっているおかげで取り上げ方も変になるが……まあ、「正月だから正月らしい」話にはしなかったというところはまあ褒めるべきなのだろう。ならばもう少し「物語性」というものを大切にしてもらいたいものだが(苦笑)。

 で、コロニーミンスリーの宇宙港には管制官というのはいないんだろうか?
「閃光弾を使った目くらまし」とは(苦笑)。ディーヴァは宇宙戦艦なのに宇宙空間で充分予想される強い光に対する遮光機能というのは装備されていないのだろうか?
 今まで散々「当たっても効果のないジェノアスのビームスプレーガン」を見せつけておきながら、こんなところで「銃を突きつけられてます! 緊張の場面です!」とやられても視聴者は「当たったところでどうということはない」としか思わないだろう。まあ、軍事的には、ジェノアスの装甲はジェノアスの武器で破壊できると考えるべきだが、ウルフのGエグゼスまでがそれで固まってしまってはねぇ。
 連邦のジェノアスに牽制されて動けないラーガンと、ウルフのGエグゼスで逆に動けない連邦の機体という「すれ違い睨みあい」による膠着状態を作ったら、なかなか物語的に面白かったと思うのだが。

 あの「チョコバー大将」にグルーデックたちの行動を認めさせるようなことをやらせてしまっては、今まで彼がいっていた「連邦は腐っている」がますます怪しい「ただの思い込み」になってしまうだけ。
 相変わらず細かなところで「目の前のことしか見えていない」ところが目につく「ガンダムAGE」である。


「エックス領域」がどうこうというやり取りからすると、今度の作品に出てくる「ニュータイプ」は文字通り「生物的に進化した人類」という方向で行くのだろうか。
 それがUEの「中の人たち」ということで、ネタばれでいわれているような「未来からフリットたちをどうこう」という流れになるのならば、彼らはもっと人類全体に「進化プレッシャー」を与えるように動くべきじゃないのかなぁ。今のところは本当に「局地的」にしか動いておらず、認識さえ「大したものとされていない」のはコロニーファーデーンでの一連のやり取りで描いてしまったし。
 それとも、これから「大攻勢」というものがあるのか?

 ここまでの流れから「UEの巣」攻撃で大失敗したフリットが、「ガンダム」の開発から離れて「エックス領域の研究」の方に没頭してしまい、それがアセムとの擦れ違いを生んで……という話になっていけば面白いんだが、ここまでそういう「重い話」になるのことを避けているシリーズ構成氏がどこまでやってくれるかなぁ。