進んでドブに足を踏み入れる「友愛」 | 偕楽園血圧日記

進んでドブに足を踏み入れる「友愛」

 今年の黄門まつりは天気に祟られるなぁ。
 せっかくのパレードなのに思い切り曇天でとんでもないほど湿気が充満していては、祭り気分も盛り上がらない(涙)。
 明日ぐらいはすっきり晴れて欲しいものだが……天気予報はあまり芳しくないなぁ。


+++++++++++++++++++++
 「あらたにす」12日に党首討論ネット中継

 日経・朝日・読売3紙の読み比べサイト「あらたにす」(
http://allatanys.jp )は7日、東京都内で12日に開催される自民党の麻生首相と、民主党の鳩山代表との党首討論をインターネ>ット中継すると発表した。
 党首討論は、有識者や経済人らによる「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)が主催し、12日午後4時30分から1時間半にわたって行われる。同サイトでは討論の全編を動画で中継配信するほか、動画をアーカイブとしても公開。その後、党首のやり取り全文を掲載する。
 読売新聞 2009年8月7日(金)20:08

+++++++++++++++++++++

 21世紀臨調主催の党首討論会、ネット中継の仔細が決まったようだ。

 午後四時からということなので、

+++++++++++++++++++++
 鳩山氏「アジア共通通貨」を提唱 月刊誌に論文寄稿

 民主党の鳩山代表は10日発売の月刊誌「VOICE」9月号に寄稿し、東アジア地域の安定した経済協力と安全保障の枠組みとして、将来の「アジア共通通貨」を視野に入れた「東アジア共同体」の創設を目指す考えを表明した。「私の政治哲学」と題した論文では、米国発の世界金融危機が「ドル基軸通貨体制への懸念を抱かせた」と指摘。経済秩序を守るため地域統合の動きが加速するとの認識を示した。
 共同通信 2009年8月7日(金)18:48

+++++++++++++++++++++

 こんなことをいう人間のトンデモ思考を多くの人が知るように、職場のパソコンで空いているものがあったら流しておくのも一興だろう。


「アジア共通通貨」はその昔自民党でも今ではすっかり名前を聞くことがなくなった谷垣元財務相が口にしたことがあったが、民主党では
http://ameblo.jp/statesgrow/entry-10198794839.html(2009/01/27 の記事、問題外)で引いたように「次期財務大臣」が口にし、今度は党代表までが言い出しているのだからその危険度は高い。
米国発の世界金融危機が『ドル基軸通貨体制への懸念を抱かせた』」はマスコミレベルでも指摘されているリーマンショックの影響であるが、だからこそ「今はドル安定」で世界経済を凋落させないようにしようとしたのが、先の金融サミットでの国際的合意である(この流れを主導したのが、誰あろうわが国の麻生総理大臣である)。
 鳩山代表はただ「自分の満足感」のためにそういう流れを否定するようなことを「もし総理大臣になって金融サミットに出る」ようなことがあったらするつもりなのだろうか。

 何より、現在世界の三強通貨の一角を占める円を、わざわざ「紙くずのになるかならないか崖っぷちで踊っているウォン」や「信用がない元」と統合するなど、単に日本の円の価値を下げるだけではないか!
 韓国の通貨ウォンは、リーマンショック後の暴落でデフォルトの一歩手前までいったことでも分かるように、裏付けとなる国内基盤が弱い。将来北統一ということにもなれば、その重荷に耐えられる力があると考える金融屋はいない。(そもそも日韓貿易は韓国が円決済を嫌がるためドル建てで行なわれていたはずだが、今では変わっているのだろうか?)
 元の方は、上記
(2009/01/27の記事、問題外) でも書いたように、贋金が国内で多数流通している上、中共政府が「国外持ち出しと両替の制限」を行っているため、国際取引通貨にはなりえない。
 さらにその信用の裏付けとなる国の経済にしても、

+++++++++++++++++++++
 信じられない!?政府統計に批判殺到=急きょ記者会見開き説明―中国

 2009年8月6日、中国国家統計局は記者会見を開催、ネットユーザーから強く批判された同局の統計値について説明した。6日、中国新聞網が伝えた。
 7月29日、国家統計局は今年上半期の都市労働者平均収入を発表した。1万4638元(約20万4000円)と前年同期比で12.9%増加、国内総生産 (GDP)の伸び率を上回っていると伝えられた。発表後、ネットでは統計値があまりにも実感からかけ離れているとの批判が相次いだ。金融危機は中国にも大きな傷を与えており、とても信じられる数値ではない、と統計の信頼性が問われていた。
 同局人口就業課の馮乃林(フォン・ナイリン)課長は、給与統計は都市部の公的機関、国有企業や株式会社、外資系企業、香港・マカオ系企業などを対象としたもので、他の民間企業、個人事業者、非正規労働者は統計に含まれていないと説明した。都市部労働者3億人のうち調査対象は1億3000万人に限定されているという。
 また、高い伸び率を示しているとはいえ昨年からは5.1ポイント下落したこと、教育関係者の給与伸び率が16.1%と突出するなど公的機関の伸び率が企業より大きい傾向をあげ、統計値と実感との乖離を説明している。
 同局の馬建堂(マー・ジエンタン)局長は、インターネット時代となった今、統計値は社会各界からの注目を集めていると話し、こうした記者会見を通じて政府統計への信頼を高めていきたいと述べた。(翻訳・編集/KT)
 Record China 8月7日22時45分


 政府、債務を大幅隠ぺい 実質はGDPの6割か=中国

【大紀元日本8月8日】中国政府が公表した昨年末までの政府債務のGDP比は17.7%、主要経済国が羨むような低数値だ。しかし、この公式数値は、地方政府の巨額負債と中央政府の不良債権を除いたもので、実質的な負債率はGDPのほぼ6割を占めるほど深刻である。
 先月27日のロイター通信によると、中国の実質的な負債率はGDPのほぼ6割を占め、2008年末の景気刺激策導入前の米国の負債率の7割とほぼ変わらない、とアナリストは分析している。米国は今年度のGDP予算に12.9%の赤字を組み込んでいるが、中国は現実逃避の2.9%。中国政府は、4兆元に及ぶ2カ年経済刺激策を打ち出してはいるが、中央財政の悪化、さらに地方政府の起債(地方債の発行)倍増と、景気刺激の効果を図るには、かなり厳しい現状に置かれている。
 中国政府発表の経済指標を見ると、中国経済はすでに軌道に戻っており、4兆元の景気刺激策以外の政策は当然不要だと思われるが、政府幹部が財政状況に悩まされている事実は隠せない。先週、温家宝首相は「われわれの財政は消沈状態」と政府高官に告げている。財源確保のため、9500億元の国債発行が数年間予定されている。
 今年度上半期の税収は昨年比2.4%減で、GDPの目標成長率8%からは程遠い。第二四半期の公共投資は予想を上回り、6月の税収状況も多少改善はされるが、ほとんどが単発的な土地の売上げによるもので、今後の税収改善の因子とはならない。北京駐在のBNPパリバのアナリストであるアイザック・メング氏は、最も楽観的に見ても、今後3年間の財政赤字は5%前後になると予想している。
 中国の財政問題は、隠れた不良債権が表面化することにある。財務高官は今年始め、地方政府の負債は既に4兆元で、GDPの16.5%と推定。さらに、銀行不良債権4000億元、不良債権として隠蔽され資産管理企業に譲渡された1兆元などは全て、最終的には中央政府の負担となる。
 中国の法律では、 銀行の地方政府への融資は固く禁じられているが、地方政府は法律の抜け穴を利用し、信託会社の介在で株主資本として銀行資金を入手している。 地方政府が債務に債務を重ねる結果を生み出している。
 政府が太鼓判を押す構造基盤プロジェクトへの銀行投資にも問題がある。上海駐在のスタンダード・チャータード・バンクのエコノミストであるスティーヴン・グリーン氏は、政府発行の債務を、控え目に見積もっても今年度だけで1.75兆元としており、 これは政府債務のGDP比をさらに 10%上乗せさせるに等しい数値である。中国の週間経済情報紙「経済観察報」は、地方政府による不透明でレバレッジの高い融資を「債務の時限爆弾」としている。 膨張するリスクについて、 政府の銀行業務監督機関が信託会社と銀行に警告を出し始めたと中国国内では報道されている。
(翻訳編集・鶴田)
 大紀元(09/08/08 11:15)

+++++++++++++++++++++

 発表される統計数字がまったくのインチキばかりということになれば、大紀元紙が指摘するように、「それがばれたら終わり」。
 鳩山代表の「共通通貨」案は、これらのリスクを「円」が補うというまさに「友愛精神」の賜物といっていいだろう
 この考えを実現するための枠組み調整の話し合いが持たれれば、価値を失った円が下がり、一時的な円安で見かけの黒字が増えるようにもなろうが、その先に待ち受けるのは、韓国と同じ「奈落の淵」である。
 通貨価値の下落は国力の衰退を表すのだ!


 この頃鳩山代表は、演説で「ダメだったら責任を取る」と言うようになっている。だが、「外国人参政権」といい、この「アジア共通通貨」といい、一度やってしまったら「ダメだったから元に戻します」とならない政策が「民主党がやりたいと主張していること」の中に隠れているるのだ。たとえ彼が責任を取って政府責任者なり議員なりを辞めたところで、日本と日本人に課せられた重荷は取り除かれることはない
 民主党は「コロコロ変わる」無責任なマニフェストで日本人の気を引こうとしているが、変えられるものなどは、彼らの中でしょせんその程度のもの。裏には、「コロコロ変わっていない」政策があり、それを実現さえできればこの国などどうなってもという思想があるからに他ならないのだ。

「やらせてみなければ分からない」という人は、民主党が「やる前からダメだということを露呈している」という事実を直視しよう!


 本日の長~い(笑)。

+++++++++++++++++++++
 中国の花嫁、全長2キロ超のドレスでギネス記録に挑戦

偕楽園血圧日記-ウエディングドレス
(写真、ロイター通信より。長いウェディングドレスで結婚式)

[北京 6日 ロイター] 中国の花嫁が、ギネス世界記録の更新を目指して、すその部分が2キロ以上あるウェディングドレスで結婚式を挙げた。
 新華社によると、吉林省北東部で行われた結婚式では、9999個のシルクの赤いバラが付けられたドレスを広げるのに、3時間以上を要した。
 花婿のZhao Pengさんは、これまでの最高記録であるルーマニアの長さ約1.5キロのドレスの話を知り、今回の挑戦を思いついたという。
 ドレスは価格は約4万元(約56万円)で、当初は家族からの反対もあったが、Pengさんの母親は「特別な日に愛を表現したい気持ちも分かる」と今は理解を示している。
 ロイター 8月7日13時43分

+++++++++++++++++++++

 白髪三千丈の図を狙ったのかと思った。まあ、三千丈には全然足りないけど(笑)。

 そういえば、中国では結婚の時にやたらと凝った写真を撮り、それを大きく引き伸ばして部屋に飾ることをする人が多いらしいが(この頃はヌードが流行っているらしい。さすがにそれは部屋には飾らないが、離婚後問題になることもあるという)、どうも日本人とは感覚が違うなぁ。
 このあたり、ずいぶん前に書いたお土産を「粗品です」と言って渡す日本人と「こんなに金をかけました」と値札付きの物を誇って渡す中国人のメンタリティの差に似ている。これはやはり、ヨーロッパ(そのいとこのアメリカも)もそうだが、大陸は基本的に相互不信社会が発達しているということだろう。
 アピールしあわないとお互いが分からない。天災の多い狭い国土でお互いに協力しなければ生き残っていけなかったような国とは根本的に成り立ちが違うのだ。
 世界を相手にする人間には、そのことをよく知っておいてもらいたいものだな。