テレビの見方 | 偕楽園血圧日記

テレビの見方

 関東はやっぱり東北より暑いなぁ。特に陽が落ちてからの気温が違う。
 ブログの方も二日書いていないだけで何だかペースがつかめない感じもする(笑)。


 というわけで前ふりは簡単にして本文。

 終戦の日の翌日、

++++++++++++++++++++++++++++++++
 島村元農相の事務所入居ビルでボヤ、放火の可能性

 15日午後8時40分ごろ、東京都江戸川区平井5の雑居ビルで、1階のシャッターの前にあった木箱が燃えているのを通行人が発見した。
 近くの住民らがすぐに消火器で消し止めたが、シャッターや外壁の一部が焦げた。放火の可能性が高く、同ビルの3階には元農相の島村宜伸衆院議員の事務所が入居していることから、警視庁小松川署で関連を調べている。
 同署の調べによると、木箱の周辺には段ボール片の燃えかすが残っており、何者かが段ボールに火をつけて、木箱に燃え移らせたとみられる。
 雑居ビルは5階建てで、島村議員の事務所のほかに、雑貨店やインターネットカフェが入居している。島村議員は、超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の会長を務めており、15日に同神社に参拝していた
 読売新聞 8月16日12時52分

++++++++++++++++++++++++++++++++

 こんな事件があった。
 それから五日ばかり経つが、マスコミや「知識人」たちの反応がない。野田議員の事務所放火事件も「スルー」されてしまったが、彼らは、そんなことをすると「正体がばれる」という知恵さえ回らないのだろうか?(冷笑)

「スルー」といえば、

++++++++++++++++++++++++++++++++
 民主・水戸議員を書類送検=選挙カー事故、女性けが-神奈川県警

 先月の参院選神奈川選挙区で初当選した民主党の水戸将史参院議員(45)が選挙運動中、選挙カーのドアをミニバイクに接触させる事故を起こし、女性にけがをさせたとして、神奈川県警保土ケ谷署は17日、重過失傷害の疑いで横浜地検に書類送検した。水戸議員は「支援者と握手するために車を降りようと思い、ドアを開けた」と話しているという。
 時事通信 8月17日21時31分

++++++++++++++++++++++++++++++++

 マスコミはこの事件も選挙期間中は表に出そうとしなかった
 いったい「大臣の絆創膏」と「候補者の人身事故」と、どちらが重大な事件だというのだろう? 前回の選挙では、このように徹底的に「民主党のスキャンダルは隠す」という姿勢をマスコミは取っていた
 今回の選挙での「マスコミの姿勢」を問題にすると「前回衆議院選挙で『自民党に入れた有権者は馬鹿』といった民主党と同じことになる」という人もいるが、前回衆院選は「マスコミの小泉貶し」や「反郵政民営化」に対して有権者が「ノー」といったのだから、今回の結果とはまったく正反対のことが起きていたのである。そこのところをきちんと見ておかなければ、これからも続けられるであろうマスコミの「情報統制」に踊らされることになりかねない。

 小沢氏は、たとえ政治が停滞しようとも政府の足を引っ張り続け、衆議院を解散に追い込むつもりらしい。
 もしそれが成功したとしたら、「参議院が停滞したから衆議院解散」というのは、そもそも前回衆議院選挙でさんざんマスコミが非難した「参議院で否決されたからといって衆議院解散はおかしい」論になるのだが、それで小泉批判をしたことなどすっかり棚に上げて「安倍内閣がダメなので政治が混乱している」という話が紙面にあふれかえるに違いない。
 その時にまた、マスメディアの「煙幕」で目をくらまされてはならない。(そのためには、ネットももっと声を上げていかなくてはならないな)


 ところで、

++++++++++++++++++++++++++++++++
 民放8番組に放送自粛要請

 青少年育成広島県民会議(上田宗冏会長)は16日、民放の8つのテレビ番組を「子どもにみせたくない番組」とし、放送自粛を求める文書をテレビ局やスポンサーに送付した、と発表した。県民会議は6月、児童や生徒、保護者、教職員を対象にアンケート。985人から得た回答などを基に8番組を示し、東京都内の民放キー局4局と県内の民放4局、番組スポンサー51社に13日、要請文書を発送した。
 中国新聞 2007年8月17日(金)10:00

++++++++++++++++++++++++++++++++

 このような申し入れをテレビメディアに送った団体があるのだが、テレビ局はこれに対してどう答えるのだろうか?
 この団体自体はいわゆる「香ばしい系」とは結びついていないようではあるが、たとえばこのような干渉を一度でも受け入れると、別の「団体」のものも無碍にはできなくなる。
 総務省の「当確判定は慎重にするように」という通達でさえ「報道の自由を侵す」と反発した業界である。たとえ相手がどのようなものであれ、「報道内容はテレビ局の裁量で決めるもので、外部の意見は受け付けない」といわなくては、その運営に「何か偏りがある」といわれても反論できなくなるのだ。

 しかしこの「青少年育成広島県民会議」も、見せたくないのならば見せなければいいだけの話ではないか。何をわざわざ抗議などしているのだろう?
 親はそういうものを見せないように子供を監督し、子供はどうやって親の目を盗んでそういうものを観るか考える。そうやって人は大人になっていくものだ。(もちろん、気づいていてもある程度知らんぷりをしてやることも忘れてはならない(笑)。子供が大人になってとき、「ああそういえば」と気づかれるぐらいでちょうどいいのだ)

 これと「根っこを同じ」にする話しで、

++++++++++++++++++++++++++++++++
 <手話経費>アダルト番組や暴力シーンには助成せず 総務省

 総務省所管の独立行政法人「情報通信研究機構」が成人向けのアダルト番組に、障害者向け放送の字幕や手話の経費を補助する「字幕番組等制作促進助成金」を交付していた問題を受け、総務省などは今月から交付基準を見直し、年齢制限のある番組について交付しないことを決めた。今後はアダルト番組だけでなく、過激な暴力シーンがある番組なども交付対象から外す。
 手話経費の助成を受けていたのは、アダルト番組専門放送局「パラダイステレビ放送」の番組「裸の手話ニュース」。女性キャスターが、世界の性的な話題を手話を交えて紹介しながら徐々に衣服を脱いでいき、最後には全裸になる。放送局は、昨年7月に助成金交付を機構に申請。これまでは助成金の交付基準に番組内容に関するものがなかったため、15万円が交付された。今年度も上半期分として25万円程度の交付が決まっている。
 総務省などは、アダルト番組への助成に批判が高まったことを受け、全日本ろうあ連盟から意見を聴取。さらに助成金の昨年度の申請総額が、予算を大幅に超えたことなどから、「年齢制限がない公共性・有益性の高い番組を優先すべきだ」と判断した。放送局は「障害者が健常者と同様の生活を楽しんでもらうことが重要。今後も番組は続ける」と話している。【野原大輔】
 毎日新聞 8月13日19時18分

++++++++++++++++++++++++++++++++

 こういうものもある。

 日本ではなぜか「子供と障碍者は純粋な人」でなければならないと信じている人たちがいて、そういう人たちがまた「障碍者の味方」のような顔をして声高に叫んでいるところがある。「老人の性」というのも何か「タブー」にされているところもあるが、人間である以上、そういう欲求を無理に抑えている方がよほど精神的に悪影響を及ぼすことだろう。
「健全」というものをあまりに原理主義的に捉えてしまうと、それは人間性の否定に繋がってしまう。この価値観を人に押し付けるのは、タリバンなどのイスラム原理主義者が行っている行為と同じである。
 それがどう社会を歪めてしまったのか、上でテレビ局に抗議した団体にも考えてもらいたいものだ。


 もっとも、「陰の文化」の方も、そのあるべきところをわきまえ、「一線」は守っておかなくてはならないのだが。刺青をやたらと持ち上げるテレビ局もあったが、そんなことはやってはならないのだ。
 まあ、記事中の「裸の手話ニュース」はあまりにも番組構成として安直過ぎるので、もっと工夫を凝らして健常者の契約者も増えるようなものにすれば、この程度の交付金などなくてもすむのだろうが……(苦笑)。


 本日の観測。

++++++++++++++++++++++++++++++++
 28日夜に全国で皆既月食=6年ぶり、観察呼び掛け-国立天文台

 太陽と地球、月が一直線に並び、月が地球の影に完全に入って暗く見える「皆既月食」が28日夜、天候が良ければ日本全国で見られる。皆既月食を全国で観察できるチャンスは2001年1月以来、約6年7カ月ぶり。国立天文台は月の色などをインターネットで報告してもらうキャンペーンを行い、観察を呼び掛ける。
 時事通信 8月18日10時1分


 月食の色は何色?

 月が地球の影に完全に入る「皆既月食」が28日夜、約6年7カ月ぶりに日本全国で見られる。多くの地域で、部分月食の月が昇り、午後6時52分から8時23分まで皆既月食になるのが観察できそう。皆既月食でも、地球の大気がレンズのような役割を果たし、太陽光が屈折して影の中の月面を照らすため、うっすら月が見える。国立天文台は月食の色をインターネットで報告してもらうキャンペーンを行う。国立天文台のホームページは
Http://www.nao.ac.jp/
 産経新聞 8月19日8時0分

++++++++++++++++++++++++++++++++

 先日のペルセウス座流星群に続き、今度は皆既月食。九月には「かぐや」の打ち上げと、今年は天文ショーが目白押し。これで子供たちが宇宙に興味を持ってくれればいいのだが(笑)。