安倍総裁の要請で、日銀会長は上昇率２％のインフレ目標の採用を検討する考えを明らかにしました。
バブル期の１９８０年代後半でも平均１％台前半だったそうで、それを大幅に上回る物価上昇は、果たして経済の活性化につながるのでしょうか。
単純に物価を上げても、それに伴って給料も上がらないと消費はさらに低迷すると思いませんか？
今、家電業界はこれ以上ないと言うくらい安い価格で店頭販売していますが、ご存じのように業界としては非常に危機的な状況にあります。
たとえば、その家電を２％上げて販売したら、みなさん、今以上に電化製品を買いますか？
少なくとも、給料の上がらない、いや昨年より年収が下がっているおやじは、必要最低限度のものしか買いません。
しかも、壊れてから買いに行きます。さらに、チラシ商品のような安いものしか買えません。
この２％が、生鮮食品や日用品まで適用されたら食費まで削らなくてはなりませんね。
その分、給料が上がれば消費は上昇するかも知れませんが、おやじがこれから入る「年金生活」さえ不安に駆られるというのに、生きている今がそんな状況だと、この先が非常に不安です。
おやじはいいとしても、これからの世代の人の賃金が上がる仕組みを確立しないと、これからの日本経済は「活性化」どころか、さらにデフレが進行していき、世界から取り残されていくのではないでしょうか。
若い人達の”勤労意欲”（モチベーション）は、こんな状態じゃ下がる一方でしょうね。
安倍さん、そんなに慌てて経済政策を進めても、逆効果になりかねませんよ
それじゃ、明日もみなさんにとって良い日になりますように
Good Day
