東海地震で首都圏はどうなる part4 | mijiocyanのブログ

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狭心症・潰瘍性大腸炎・椎間板ヘルニア・花粉症のおやじが、病気の経過を備忘録的に書いてます。また、気になるテーマのニュースに自分勝手なコメントをしてます。きままに好き勝手に書いてます。よろしかったらお立ち寄りください。


今日は昨日のような痛みは消えていますが、ドンツウというか、重たい感じは常に感じております。
たまに、右下腹部に「チクリチクリ」と痛みが走ります。
朝は、「ガス製造工場」のラインは動いていません。

昼過ぎになって、食事もしていないのに「ガス製造工場」は突如フル稼働し始めました。
業者の人と打合せをしていたのですが、トイレに立つこともできず、その場でガス放出することもできず、耐えるだけでした。
しまいには、額に脂汗が・・・あせる
空腹が限度を超えると腸が何か活動するみたいで、お腹が空きすぎるとヤバイみたいです。

かといって、ちょこちょこ食っていると"魔神ブウ"みたいになっちゃうからなあ。



前回に引き続き、「東海地震で首都圏はどうなる」というテーマでお送りします。

「放射能で首都圏消滅 誰も知らない震災対策」 三五館

mijiocyanのブログ-首都圏消滅(書籍)

本日は「第四章 止めてくださいこの原発」を要約・抜粋してご紹介します。

「浜岡原発は悪魔の選定だ!」

巨大地震が起こると分かっているところになぜ原発を建てたのでしょうか。
浜岡原発の設置許可がおりたときは、耐震危険性は真剣に検討されていなかったのです。

地震予知連会長や判定会会長を歴任した地震学界の最高権威、東大名誉教授茂木清夫博士は、次のように述べています。

「東海地方にマグニチュード8クラスの大地震が発生する可能性を発表したのは1969年10月28日であった。中部電力が東海地方の浜岡に原発設置申請したのは"東海地震"が発表されてから7ヶ月後の1970年5月22日。その後、原子力委員会においてわずか7ヶ月間検討されただけで設置許可が下りた。どれだけ真剣に検討したか疑問を感じないわけにはいかない。東海地震問題に30余年取り組んできた筆者には公式にも非公式にも、花岡原発の立地、安全性に関して、中部電力からも行政からも意見を求められたことはなかった」

茂木博士はきっぱりと言います。
「浜岡原発で事故が起これば、それは我が国に広域の破局を招く恐れがある。浜岡原発は即刻中止すべきだ」

危険を認識せずに場所を選び、設計士、施工してしまった5機の浜岡原発が、今東海地震に直面しようとしているのです。

「地震発生予定地に原発!」

2006年現在、世界中で430機を超える原発が稼働していますが、プレート境界型地震震源域と政府が認める場所で運転している原発は、世界で唯一「浜岡原発」だけです。

欧米の原発大国では、地震のないところを選んで建てているのです。
ヨーロッパ唯一ともいえる地震国イタリアでは、1987年の国民投票で原発に、「NO!」を突きつけました。

世界で一番危険とも言える「浜岡原発」で、より危険な放射能を使用する「プルサーマル」が導入されようとしています。計画では、2012年の3月以降に導入しようとしています。

チェルノブイリ4号機(事故を起こした原子炉)よりひとまわり出力の大きい浜岡4号機での導入が宣言されていますが、危険を増大させるプルサーマルを、よりによって巨大地震が心配されている「浜岡原発」に導入しようとする神経は、到底理解できません。

気になるニュースがひとつあります。

デンマーク放送協会が製作した"チェルノブイリ原発「隠された事実」"という番組を1997年8月15日にNHK教育テレビが放映しました。

「作業員20人の証言記録によると、チェルノブイリ原発が暴走する直前に地震が起こり、4号炉が強く振動したため、緊急停止ボタンを押すと、振動がさらに強まり原子炉が爆発した」という内容です。

今となっては真実は闇の中ですが、事故の直前に、原発近くの地震計の記録に震度4の地震が観測されていたのは確かなようです。

「地震がきてから止めても、もう間に合わない!」

「運転停止」と「冷却完了」は別物です。
「運転停止」のあと、「冷却完了」が必要です。
冷却が完了すれば、"メルトダウン"の危険はなくなります。


「運転停止」とは、制御棒が挿入されることを意味します。制御棒がうまく入れば燃料の核分裂連鎖反応が止まるので、急激な発熱は止まります。しかし、燃料棒はすぐには冷えません。崩壊熱という発熱が続きます。

冷却が完了する前に配管が破断し、"空炊き"状態になれば、たとえ制御棒が入っていたとしても意味がなく、制御棒も燃料棒と一緒にメルトダウンしてしまうのです。

「浜岡原発」では、地下2階に置いた地震計が震度5程度の揺れ(=150ガル)を感知すると、自動的に制御棒が挿入される設計です。挿入までの時間は、わずか3~4秒。
しかし、重力に逆らって挿入する上に、水圧で入れるシステムなので、もし配管が壊れていれば圧力が逃げ出すため動きません。

専門家の意見には、は浜岡原発にある5機が連鎖的に次々と"同時多発する"可能性もあると指摘しています。

mijiocyanのブログ-原子炉内部構造
 原子炉内部


「これだけボロボロの設備!」

原発は急速に老朽化が進んでいます。驚愕すべきは、"減肉"のすさまじさで、劣化した配管が破断しやすいのは誰が見ても当然です。"配管の化け物"である原発は、その配管がすでにボロボロになっているのです。

2004年8月、美浜原発3号炉で、突然配管から140℃もの超高温水蒸気が吹き出しました。4人の従業員の貴重な命が一瞬にして奪われ、後日さらに1人が亡くなりました。原因を調べてみると、その配管はもともとの厚さは10mmの肉厚であるべきなのに、何と0.6mmしかなかったのです。約30年間、全くノーチェックでした。"減肉"は、美浜原発だけの問題ではなく、稼働している原発すべての問題なのです。

表面に減肉が進んでいたり、ひび割れがあれば、地震で力が加わった場合、板チョコに割れ目を入れて割りやすくしているように、薄くなった部分で配管は壊れやすくなっているのです。

当初予想していなかったひび割れが次々と見つかっています。
シュラウドは、原子炉の中で燃料棒や制御棒の位置を決める重要なパーツですが、日本中の原発でこのシュラウドにひび割れが見つかり、原子炉が次々に停止したのです。2003年4月には、東京電力の全17機が運転停止、9月には中部電力も浜岡原発全機が停止しました。最近では、制御棒にまでひび割れや破損が見つかっています。


mijiocyanのブログ-シュラウド
シュラウド  



福島原発の事故が起こり、原発の危険性が十分証明された現在、日本各地に存在する危険と隣り合わせの原発を再考する時期がきたようです。電力会社、原発製造業者、国(経産省)は、まだ「原発は安全で事故は起こさない」と言い張るのでしょうか!

原発のある自治体には、多額の交付金が出ていますが、"お金と人間の命とどっちが大事?"なのかよく考えて(よく考えなくても答えはひとつ)決断してもらいたいものです。

2006年3月に、金沢地裁で、石川県志賀原発2号機に対し運転を差し止める判決を出したように・・・


次回は、「第五章(最終章) 浜岡原発のミステリー」と「衝撃! 内部告発」をご紹介します。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。
次回も、是非読んでくださいね。


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