2014年(平成26年)は甲午(きのえうま)年 今年の運勢 | 福岡占いの館「宝琉館」 ホウリュウの開運鑑定ダイアリー

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福岡占いの館「宝琉館」の深川宝琉館長が占い(運命学)について綴る開運ダイアリーです。運命学も各占術の書籍のみに盲従せず、実占を通して活きた開運学に醸成することが肝要。おもむくまま雑感を記します。


いつも、本ブログを閲覧いただき、ありがとうございます。

「天地人の運勢鑑定」
を主宰している深川宝琉です。


2014年(平成26年=紀元2674年)は甲午(きのえ・うま)の年。


馬年(うまどし)ですね。


新年を迎えるにあたり、干支(えと)の本来の意味について、一般向けにご説明したいと思います。


上・下の馬の彫刻写真は香港の礼賓府(ガバメントハウス=香港トップの行政長官の執務室のある場所)に置いてある貴重な中国製のものです。内部は滅多に入ることができないのですが、私が撮影しました。


2014年は干支で見ると、甲午(きのえ・うま )の年。


運命学では干支(かんし・えと)は干(心に当たる十干=甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)支(体に当たる十二支=子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)のどちらが、より重要かといえば、十干(心=内面)です。


ですから、まず、甲午(きのえうま)年の動向を見る上で、知らなければならないことは、甲(きのえ=木の兄)の意味です。


甲(きのえ=木の兄=コウボク)」とは、大樹・大木・マキ・棍棒を表します。


十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)の最初なので、すべての最初を意味します。古代中国では甲は数字の「」、一番を表し、とても貴いものなのです。


古代中国で「甲」は難しい科挙の試験に合格した成績の順位が一番で合格した人を「一甲」、2番で合格した人を「二甲」と表現していました。


それほど「甲」は貴いものだったのです。


方位学で九星気学の元となった「奇門遁甲(きもんとんこう)」がありますが、なぜ、遁甲(とんこう)と表現するかを見れば、「貴いものが動く様子」を意味しているのです。


ですから、2014年(平成26年)がどんな年かを見る上で、甲がどんな意味があるのかを知れば、自ずと先が見通せていきます。


甲の本来の意味は大きくは2つあります。


①始まり・革新(新制度、新政令、法令が出るとの意味)②狎(な)れる・狎れ合い(旧体制にしがみつきグズグズして改革せず時代に乗り遅れる)との意味です。


ですから、①の観点から見れば、2014年は「革新」が行われます。


日本では4月から消費税の8%導入が行われるのは、その最たる例でしょう。他にも次々と法案が施行され、新制度、新法令が出されて、世の中は新しい時代の始まりを象徴するような動きとなります。


そして、②の意味から見れば、ダラダラと旧体制の現状維持になれ合って埋没してしまうと、改革に乗り遅れ、時代に取り残されて号泣する羽目に陥ってしまうという警告の意味が含まれています。


易経を英語で「The book of changes」(変化の書)と表現し、易学の「」とは、変化を意味するように、時が変わっていけば、事象が変化していくので「変化に対応せよ」との意味があるのです。


新制度の導入による時代の変化に即応できる柔軟な対応力、順応力、変化力を持つ者が2014年を征するということです。


次に「午(うま)」の意味。


説文解字には午について「午は忤(さから)うなり」「午は陰気 下より上り陽と相忤(さから)うなり」とあります。


ですから、午(うま)は①逆らう・背く②繁栄の極みを過ぎる、の二つの意味があるのです。


ですから、運勢のピークを過ぎて下り坂になり始め、反逆、背反の動きが出てくることを示唆しています。


十二支のうち、「午(うま)」は7番目。前半の六つの支を回り終えて後半に入る区切りの場所に位置しています。「午前」と「午後」を分ける「正午」という言葉もここから来ています。


日本の国運を見た場合、この十二支による十二進法に当てはめて見ると、午年の2014年を迎えることは12年周期の国運の前半準備期を終えて、後半の成熟期に向かうことを意味しているのです。


そして2019年には十二支は一巡し、その翌年の2020年には東京オリンピック開催を迎えます。ですから、今後6年間は日本が国際的なスポーツ交流イベントを通して、成熟した国家の姿を見せるための準備期とも言えます。


日本だけでなく、それぞれ日本人一人ひとりも天馬の如く飛躍の一年になることが期待されているのです。!!


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では、新年を迎えるにあたり、干支(えと)の本来の意味について、一般向けにご説明したいと思います。


日を新たに命を立つ ホウリュウの開運鑑定ダイアリー 十二支はネズミ、ウシ、トラ、ウサギ、タツ(ドラゴン)、ヘビ、ウマ、ヒツジ、サル、トリ、イヌ、イノシシという12の動物(架空の動物も含める)で出来ています。


中国各地の道教寺院に行くと、この十二支のマークが動物に例えて示されていて、訪れる一般人は興味深く、時には真剣に眺めています。2010年5月、上海万博でトルコ館を訪れた時、同じような干支で示したデザインがあり、東洋と西洋をつなぐ文化国でも共通のものがあるのか、と感動した記憶があります。グッド!


日を新たに命を立つ ホウリュウの開運鑑定ダイアリー これは、古代中国で、その本質を一般大衆に知らせないために、あえて、分かりやすい動物に例えて示されたものです。字源から見ると、十二支は決して動物自体がその本来的な意味ではありません。目


ご存じの通り、干支(えと)は十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)で成り立っています。


十干が「心」とすれば、十二支は「体」。どちらも大切ですが、十干が内面的な本質を見るとすれば、十二支は、より外形的な、外面的な特性が分かります。グッド!



日を新たに命を立つ ホウリュウの開運鑑定ダイアリー 一般的に知られているのは、十二支ですね。


十二支には陰と陽があります。プラスとマイナスですね。陽は男性的、陰は女性的。


十二支は陽支(子=ネズミ、寅=トラ、辰=タツ、午=ウマ、申=サル、戌=イヌ)陰支(丑=ウシ、卯=ウサギ、巳=ヘビ、未=ヒツジ、酉=トリ、亥=イノシシ)があります。


とくに自分の生まれた日の十二支を調べてみると、その人の特徴がよく分かります。生まれた年の干支(えと)ではなく、生まれた日に、その人の本質が現れるのです。メラメラ


日を新たに命を立つ ホウリュウの開運鑑定ダイアリー 一般的には年男、年女と言って、生まれた年の干支で人の特性を見ようとする風潮がありますが、あまりにも大まかすぎます。しかし、その年の干支は、その年の流れを見る上で重要ですし、年男、年女の特性は大変大まかですが、干支による占いに興味を持つ人には「入り口」であり、身近な内容です。


生まれた日、生まれた月、生まれた年が陽支(子=ネズミ、寅=トラ、辰=タツ、午=ウマ、申=サル、戌=イヌ)の場合、その特徴は、環境の変化に敏感で、思ったことや感じたことをストレートに発散します。!!


日を新たに命を立つ ホウリュウの開運鑑定ダイアリー 生まれた日、生まれた月、生まれた年が陰支(丑=ウシ、卯=ウサギ、巳=ヘビ、未=ヒツジ、酉=トリ、亥=イノシシ)の人は、内向的で内面の動きに敏感。反省心が強く、必要なことを内に秘めながら表現する傾向があります。!!


以下は十二支が表す特徴や意味の説明です。ここで出てくる天源占いとは、徳川家康の参謀だった天海大僧正が中国の干支占いを応用して作った占いで、十二支をそれぞれ一字で分かりやすく表しています。ひらめき電球


【子(ね・シ)】天源占いでは滋(ジ)。あっさりしていて流行に敏感だが、派手なことは嫌い。細かい。着実で倹約家。ケチ。時間やモノを大切にする。楽天的。創意工夫する。利害に敏感。粘り強く、しつこい。変化を好む。時で言えば、12月、23~1時、冬。方位は北。五行では水。正気蔵干は癸(みずのと=水の弟)。


【丑(うし・チュウ)】天源占いでは結(ケツ)。保守的で忍耐力がある。コツコツやる努力家。勤勉、正直で人間関係を大切にする。ルールを守り、方針を変えない信念がある。自縄自縛になりやすく、変化を嫌う。おとなしいがヒステリックな一面があり、陰気。時で言えば、1月、午前1~3時、冬(土用)。方位は北東。五行では土。正気蔵干は己(つちのと=土の弟)。


【寅(とら・イン)】天源占いでは演(エン)。立春から始まる木の力でぐんぐんと強くなる勢いがある。決断力、実行力があるが強引な面あり。竹を割ったようにさっぱりしている。統率力があり、義理堅い。前向きでこだわりが少ない。支配的で威張る。大胆だが短気で反抗的。明るい。頑固。時で言えば2月、午前3~5時、春。方位は東。五行では木。正気蔵干は甲(きのえ=木の兄)。


【卯(う・ボウ)】天源占いでは豊(ホウ)。穏やかで愛きょうがある。守りに強い。温和で協調性があり、人気者。好奇心旺盛。寛容で余裕がある。豊か。忍耐力に欠け、神経質な面あり。怠慢でやりっぱなし。根気強さがない。時で言えば3月、午前5~7時、春。方位は東。五行は木。正気蔵干は乙(きのと=木の弟)。


【辰(たつ・シン)】天源占いでは奮(フン)。困難に立ち向かう勇気と正義感あり。大らかで活発。批判精神旺盛で議論好き。怠惰で非効率的。頭が堅く融通性がない。軽快さがなく、破壊的。自負心あり。時で言えば4月、午前7~9時、春(土用)。方位は東南。五行は土。正気蔵干は戊(つちのえ=土の兄)。


【巳(み・シ)】天源占いでは止(シ)。思考タイプでユニークな発想力がある。植物の成長が終わり、火の勢いが強くなる時期なのでおとなしいが情熱的。柔軟性があり、下品を嫌う。向上心あり。嫉妬心旺盛で執着心あり。時で言えば5月、午前9~11時、夏。方位は南。五行は火。正気蔵干は丙(ひのえ=火の兄)。


【午(うま・ゴ)】天源占いでは合(ゴウ)。どこまでも陽気で親しみやすい。遊び好きで楽しい人。陰気なことが苦手。競争を好み、張り合う。落ち着きがなく見栄っ張り。体裁屋。行動派で思いやりが少ない。浪費家。時で言えば6月、午前11時~午後1時、夏。方位は南。五行は火。正気蔵干は丁(ひのと=火の弟)。


【未(ひつじ・ビ)】天源占いでは老(ロウ)。夏から秋へ移る時期なので、おとなしいが芯は強い。同情心が深く、思考が厳密かつ緻密。温和そうに見えても心は情熱家。熟練を好み、向学心旺盛。忍耐力あり。取り越し苦労が多く、すぐ気迷いに陥る。後悔ばかりで後ろ向きの思考。優柔不断で臆病。地味。時で言えば7月、午後1~3時、夏(土用)。方位は南西。五行は土。正気蔵干は己(つちのと=土の弟)。


【申(さる・シン)】天源占いでは緩(カン)。世話好きで親切。お節介。臨機応変で機転が利く。利発で才智あり。体が丈夫で女性はお茶目。あわてん坊で気が小さい。気が変わりやすい。口が悪く、一言多い。人を値踏みし、人を見下す。時で言えば8月、午後3~5時、秋。方位は西。五行は金。正気蔵干は庚(かのえ=金の兄)。


【酉(とり・ユウ)】天源占いでは堕(ダ)。計画性があり、先見の明あり。創意工夫し、実利的な知恵がある。几帳面で理解力あり。世情に通じ、好き嫌いで判断。人の気持ちを気にする。余裕があり、大事を企てる。格好良さ、体面を重んじる。せっかちで短気。時で言えば9月、午後5~7時、秋。方位は西。五行は金。正気蔵干は辛(かのと=金の弟)。


【戌(いぬ・ジュツ)】天源占いでは煉(レン)。公平で負けず嫌い。潔癖症で責任感あり。粘り強い。活発で努力の人。批判精神が旺盛。売られたケンカは買う、ケンカっ早さ。融通性がない。用心深く理屈っぽい。やせ我慢する。時で言えば10月、午後7~9時、秋(土用)。方位は北西。五行は土。正気蔵干は戊(つちのえ=土の兄)。


【亥(い・ガイ)】天源占いでは実(ジツ)。テキパキしている能率主義。合理的で徹頭徹尾やり抜く精神あり。理論家で率直、時に豪快。熱しやすく冷めやすい。衝動的で他人の意見を聞かない。独断行動。強引に押し切る頑固者。時でいえば11月、午後9~11時、冬。方位は北。五行は水。正気蔵干は壬(みずのえ=水の兄)。


いかがでしたか。音譜


日を新たに命を立つ ホウリュウの開運鑑定ダイアリー 中国の干支(えと)を通してだけで鑑定すると、見えない部分も出てきます。そこで非常に参考になるのが西洋占星術で見る星座や惑星の位置です。クラッカー


生まれた年の木星の位置(どの星座に回座しているかを見る)は重要です。なぜなら、木星の公転周期は十二支(12年周期)に似ていて、約12年周期だからです。ただし、木星は逆行する性質があるので、生まれ年と木星の関係は年によって多少変化します。


【生まれ年と木星が回座する星座】
子年=木星は山羊座に回座
丑年=木星は水瓶座に回座
寅年=木星は魚座に回座
卯年=木星は山羊座に回座
辰年=木星は牡牛座(おうしざ)に回座

巳年=木星は双子座に回座
午年=木星は蟹座(かにざ)に回座
未年=木星は獅子座に回座
申年=木星は乙女座に回座
酉年=木星は天秤座に回座
戌年=木星は蠍座(さそりざ)に回座
亥年=木星は射手座に回座


日を新たに命を立つ ホウリュウの開運鑑定ダイアリー さらに、四柱推命での月柱地支を見る場合、西洋占星術で示される太陽がどの星座に回座しているかという特性を加味して見ると、より深みが増します。太陽はほぼ定期的に運行するので、分かりやすいです。


【生まれ月と太陽が回座する星座から見た特性】


生まれ月が子月(12月)=前半は射手座、後半は山羊座。冬至から山羊座に入る。射手座(陽)は変化を好み、柔軟で火、情熱、創造、精神性を表します。


生まれ月が丑月(1月)=前半は山羊座、後半は水瓶座。大寒から水瓶座に入る。山羊座(陰)は落ち着きがあり、活動的で、地、感覚、形、実際、安定を表します。


生まれ月が寅月(2月)=前半は水瓶座、後半は魚座。雨水から魚座に入る。水瓶座(陽)は変化を好み、固定し、風、知識、思想、情報を表します。


生まれ月が卯月(3月)=前半は魚座、後半は牡羊座。春分から牡羊座に入る。魚座(陰)は落ち着きがあり、柔軟で水、情感、和合、融合を表します。


生まれ月が辰月(4月)=前半は牡羊座、後半は牡牛座。穀雨から牡牛座に入る。牡羊座(陽)は変化を好み、活動的で、火、情熱、創造、精神性を表します。


生まれ月が巳月(5月)=前半は牡牛座、後半は双子座。小満から双子座に入る。牡牛座(陰)は落ち着きがあり、固定し、地、感覚、形、実際、安定を表します。


生まれ月が午月(6月)=前半は双子座、後半は蟹座。夏至から蟹座に入る。双子座(陽)は変化を好み、柔軟で風、知識、思想、情を表します。


生まれ月が未月(7月)=前半は蟹座、後半は獅子座。大暑から獅子座に入る。蟹座(陰)は落ち着きがあり、活動的で、水、情感、和合、融合を表します。


生まれ月が申月(8月)=前半は獅子座、後半は乙女座。処暑から乙女座に入る。獅子座(陽)は変化を好み、固定し、火、情熱、創造、精神性を表します。


生まれ月が酉月(9月)=前半は乙女座、後半は天秤座。秋分から天秤座に入る。乙女座(陰)は落ち着きがあり、柔軟で地、感覚、形、実際、安定を表します。


生まれ月が戌月(10月)=前半は天秤座、後半は蠍座。霜降から蠍座に入る。天秤座(陽)は変化を好み、活動的で、風、知識、思想、情を表します。


生まれ月が亥月(11月)=前半は蠍座、後半は射手座。小雪から射手座に入る。蠍座(陰)は落ち着きがあり、固定し、水、情感、和合、融合を表します。


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