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試合はチャンピオンペースで進んでいるように思える。
前に出る挑戦者は、手数こそ多くないものの一発のパンチ力で王者を上回る。
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ズビク陣営はポイントリードを確信。
この日はオープンスコアリングではない。これが両陣営の明暗を分けることになろうとは・・・。
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ラスト３ラウンド。勝利を確信したズビクは、後退しながら軽いヒットとクリンチで流した格好で試合終了ゴングを迎えた。
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試合終了と同時に右手をあげ、勝利をアピールするチャンピオン。
山田純夫氏も、「僕はズビクの確実な勝ちだと思いました」。
判定を待つ挑戦者と、プロモーターボブ・アラムは浮かぬ顔。
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場内が固唾を呑む中、発表されたスコアは、１１４－１１４、１１５－１１３、１１６－１１２の２－０で挑戦者チャベスｊｒを支持。
親子チャンピオン誕生！
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偉大な父に追いつく世界王座奪取。
ジャック・リース（カリフォルニア）レフェリーに右手をあげられる新王者。中央の眼鏡は、ボブ・ロジスト立会人（ベルギー）。
判定に納得いかない前王者となったズビク。
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勝利を確信しての消極策が、１０－１２Rを全て失うことになった。そのうち1ラウンドでも抗戦していれば、マジョリティードロー。いや、そのままのペースで戦っていれば逆転はなかった。
「古典的なアジア式の採点モードに従うと、一発のパンチの重さとアグレッシブさで上回ったチャべスが７－５で勝ちの可能性はあるでしょう。ジョン・キーン（１１６－１１２でチャべス・英）は尊敬される審判ですが、この日はちょっとアジアモードになっちゃったきらいがあります」
「また、ズビクはアブラハム戦のウォードのように、もっと動くべきでした。自分よりでかいチャべスにクリンチとインファイトが多すぎた印象。因みにコットは、チャべスにパワー負けする可能性ありです」（山田氏）
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２５歳の新王者は、４３勝（３０ＫＯ）１分１ＮＣ。
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