５日（現地時間）米カリフォルニア州アナハイム。ＷＢＣ世界Ｓウェルター級王座決定１２戦。世界１位サウル・”カネロ”・アルバレス(メキシコ）ｖｓウェルター級５位マシュー・ハットン(英）。
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”カネロ”の愛称でメキシコでは抜群の人気を誇るアルバレスと、英国の元人気王者リッキー・ハットンの実弟マシューの顔合わせ。カネロ人気で会場のHONDAセンターには、満員のお客さんがつめかけた。
ハットンの兄リッキーはコスチャ・ズーに勝ったが、メイウエザー、パッキャオには敗れた。さすがに風貌は似ている。
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左からデラホーヤ、立会人のマイケル・ジョージ、副立会人でWBC事務局長のマウリシオ・スレイマン。
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体格的には似通っている両選手。
いよいよ試合開始ゴング。
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やはり断然パワーが違う。カネロはグイグイ前進。
ハットンもステップインを効かしたワン・ツーで対抗するのだが、アルバレスには通じない。
試合のペースは２０歳のメキシカンが掴んだ。
頑張るがポイントを奪うまでにはいかないハットン。
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下はアルバレスコーナーの元王者オスカー・ラリオス（右）と、エディ・レイソノトレーナー。
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第７ラウンド。アルバレスは後頭部への加撃で減点１を取られる。
これがこの試合唯一のマイナスポイントとなる。
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アルバレスの攻勢が続く。
「カネロが非力で倒せないと言うんじゃなくて、ハットンがタフでよく頑張りました」
「それでも接近したラウンドは、二つか三つくらいですかねェ」
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ＫＯを狙うアルバレス。
しかし、マシューは必死のクリンチで逃げる。
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試合終了。よく攻めたアルバレスだったが、タフなハットンを倒すことは出来なかった。
しかし、判定は明白。オフィシャルは三者そろって１１９－１０８。文句ない判定でアルバレスが初の世界王座を獲得した。
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ＷＢＣスレイマン会長（左）も勝利を祝福。カネロの右は、日本で杉田竜平（畑中）選手と戦い、負傷判定で引き分けているハビエル・ハウレギ(メキシコ）。
「カネロの人気にはビックリしました」
まだ２０歳の新世界チャンピオンは、３６勝（２６ＫＯ）１分無敗。ラスベガス・リングの主役となれるのか。今後に注目です。
毎日の”励み”に、応援よろしくお願い致します
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