フライ級王者内藤大助・坂田健史・データで勝手な予想! | BOXING MASTER first 2006-2023

BOXING MASTER first 2006-2023

輪島功一選手の試合に感動、16歳でプロボクサーを志し、ボクシング一筋45年。ボクシングマスター金元孝男が、最新情報から想い出の名勝負、名選手の軌跡、業界の歴史を伝える。

いよいよ今日は計量の世界フライ級ダブル・タイトルマッチ。王者有利な予想が多いのは当たり前ではあるが、ボクシングは、その日、その時、その瞬間で、勝負がどう転ぶかはわからない。

世界タイトルマッチという場は、そう簡単に与えられるものではなく、また今度は、そうはない。

WBC王者内藤大助(宮田)選手。21日の公開スパーでは、おふざけながらもスピード十分。パンチの切れもあり、好調ぶりを伺わせた。対する清水智信(金子)選手はアマ出身らしい正統派。

この試合は、変則クイックのチャンピオンに対する清水選手の右ストレート、右アッパーがカギを握る。勇気を持って、落ち着いて見切る事が出来るのか。

日本人選手には負けていない内藤選手。唯一引き分けたのはWBA王者の坂田健史(協栄)選手。もう7年も前になる。その後、02年2月の中広大悟(広島三栄)選手を迎えての日本タイトル防衛戦は、2-1の大苦戦。一人のジャッジは4ポイント中広選手に与えている。

試合終了後の内藤選手は不本意な表情。中広選手は勝利を確信していた。しかし、これはポンサクレックへ2度目のチャレンジ失敗からの再起戦だったと言う事で、割り引かなければならない。

内藤選手、それほどボディを打つという印象はないので、ボディ攻撃もカギでしょう。内藤選手のパワー、体力、経験vs清水選手のインコース・カウンター。

挑戦者が一瞬の判断を迷い、後手になると王者のペースになるのは間違いない。試合はチャンピオンが作る事になるが、序盤から激しいペース争いが繰り広げられそうです。

序盤からの激しいペース争いは、WBAの坂田vs久高戦も同じ。挑戦者は序盤でのダメージングブローからの勝利を意識しているようである。右カウンターには定評のある挑戦者はうまい選手だ。

挑戦権を得たフセインとの試合は、Sフライ級リミットでの戦い。久高選手が圧勝したが、当時IBF王座挑戦が内定していたフセインからは、余裕しか感じられずに試合は終わっている。

最近2試合、序盤戦早いラウンドに右カウンターでダウンを喫している坂田選手。ハッキリいって、大竹マネジャーがあれしかないと、注意していたパンチを貰ってしまった。世界王者は研究されている。

デンカオセーンの時は亀田大毅選手の反則問題の渦に巻き込まれ、「協栄の看板を守るのは僕です」と、違った意味のプレッシャーとも戦った坂田選手。山口選手は、得意の右クロスに磨きをかけたのは勿論だが、坂田選手との相当数のスパーで体が覚えていたタイミングもあったろう。それにしても、見事な右クロスであった。

「山口倒れたのかと思ったら、坂田でビックリしたよ」(~~)

久高選手、デビュー2連敗を克服し全日本新人王獲得。その勢いで清水選手とも戦っているが、これは敗れる。そして、その後も3連敗を喫するも這い上がって挑戦権を獲得した。こういう選手、好きです。自分的には。

06年はSフライ級での戦いが目立った久高選手。精神的な問題、試合地の不利もあるが、07年フライ級リミットで3連敗も事実である。

「ジャブを打たせて右カウンター狙い」と公言されると、逆目も考える。久高選手、左フックもいい。右に注意を引き付けておいて、実はこっちなんではとか思ったりします。(~~)

ブログランキング

★ボクサー式ダイエット・WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積プロデュース!  <PR>爪水虫用にはコレ


かつて、左フックが得意のWBC世界Sフェザー級王者柴田国明(ヨネクラ)選手に挑んだ挑戦者アルフレッド・エスカレラ(プエルトリコ)は、柴田選手が左フックを打った後ガードが下がる欠点をテープで見つけ、そこに右ストレートを狙い打つ戦法を選択。これが見事にはまり、全く不利の予想を裏切って世界タイトルを獲得した。

【エスカレラ関連記事・あきべぇ・2連敗・白石・川瀬 ・脱出】

負け数は参考になりません。

11敗して世界王者となったガッツ石松(ヨネクラ)選手は幻の右の強打で有名だが、実は左ジャブ、フックが良かった。左の名手、元王者ケン・ブキャナン(英)との左パンチ応酬にも負けてはいなかった。

右カウンター一本やりではなく、左で何かやってきそうだと思う挑戦者。王者の方から打って来てくれるんだからカウンター勝負。これはセオリーですが、判断を誤ると全てのリズムは崩れる。挑戦者も、十分承知の瞬間勝負ですね。

一撃を加えた後も、出て来るところを、冷静に二重、三重のカウンター攻撃でダメージを与える。そんなシナリオが浮かんで来ます。

ダブル・タイトルマッチ。どちらの試合もチャンピオンが試合を作り、挑戦者が迎え打つ形が予想されるだけに、チャンピオンが欲をかくと痛い目に逢う事も予想されます。好試合が期待でそうです。

毎日の”励み”に応援よろしくお願い致します→ブログ村   【TOP】 【目次】


★ボクシングに関する、知りたい事、悩み等、あなたの?に、直接お答え致します。ご意見もお待ちしております。
  こちらからどうぞ→【BOXING MASTER 無料よろず相談室】


夏休みハワイ・カカアコジム BOXING合宿 参加者募集中!

★伝説のトレーナー  【お問い合わせ】  【究極の節約術!2100円で海外旅行する方法!】