FLACの再生方法について | st2400のブログ

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FLACの再生方法について

現在、常識ではPCオーディオによる再生が普通ですが、これが
実は問題が多く、実際私が普通のノートPCにUSB-DACを接続して
も、いい音が出ないどころか、ノイズに埋まってしまいました。

その原因は、ノートPCというデジタル回路の発生するいろいろな
ノイズを避け、USB-DACを利用しても尚、PCのOSの挙動により
いわゆる、動画のキャプチャ時に発生するコマ落ちと同じ、処理
の欠落があり、それがノイズや音質の劣化に現れます。これは
動画のキャプチャ時と同じで、どのような高性能のPCでも避ける
事ができず、必ず発生します。

これをできるだけ避けるには、Voyage MPDのような、オーディオ
再生だけのための最小のハード、OSを持つPCで再生ソフトを動作
させる事ですが、このVoyage MPDの場合はPCが2台も必要となり、
これまでのPCオーディオより構成が増えます(Voyage MPDに指示を
出すLAN接続によるPCがもう1台必要)。

VoyageというLinuxにMPD(music player demon)という音楽再生用
のサーバーソフトをセットするため、多くの専門的知識が必要で、
必要なものが多すぎオーディオ再生だけのためにここまでする人は
少ないでしょう。

私の場合は、長く使用していなかったポケットPCのPDA(東芝Genio
-e550G)にマルチメディア再生ソフトのTCPMP0.81RC1を組み込み
利用しています。

これが大当たりで、最初からCDプレーヤーをはるかに上回る音質
でした。一般のPCオーディオとは異なりますが、フラッシュメモリー・
ベースのノイズの少ないPCによる直接再生となり、余計なものが
ないので高音質となっています。

このPDAは当時高額で、現在の普通のノートパソコンが買える
金額です。オーディオ機器としても使えるよう、高性能のオーデ
ィオ回路が組み込まれているようで、大変良い音です。

これはVoyage MPDと似ており、OSのVoyageがPocket PC 2002、
MPDがTCPMP0.81RC1に変わっただけです。再生ソフト以外は
動作しないので、処理の欠落がありません。

また、HDD等もなくオーディオ機器としても使えるよう設計されて
いるので、デジタル回路が発生するノイズは殆どありません。

従って、USB-DACを使用する理由はなく、本体のLINE-OUTを
直接アンプに接続でき、最も単純な構成で済みます。

このPDAは現在、メディアプレーヤやタブレット端末およびスマ
ートフォンなどの携帯デバイスの市場に吸収された形となって
います。

従って、上記Voyage MPDとするか、中古のGenio-e550Gとするか、
現在のメディアプレーヤやタブレット端末で高性能のオーディオ回路
が組み込まれているものを使用すれば、素晴らしい音質でFLACが
再生される事になります。