こんにちは。
大阪府守口市の、笑いあふれるピアノ教室
「ピアノ教室・セシリア」の、もりやみつよです。
いつも読んで下さって、ありがとうございます
。
『寝屋川アルカスピアノコンクール ②』はこちらです この記事
ザイラー氏の講評は、
『どうしてみなさん、そんなに速く弾くの』でした。
そんなに速く弾いたら、何を弾いてるか解らないョ、ホールの残響とか、ヒトの耳に届くタイムラグとか、いろいろあるのですョ、というような事でした
。
それと言葉に感じた事はもう1つ。私も常々思う事。
『速さばかり追い求めてど~する。世界最速でも目指してるんかなぁ…
』とか思ったり
。
いえ、ウチの子達もかなり「いけいけどんどん」になってしまいましたから、ウチの子達の事か
と思ったりしましたが
。
いや、世界的ピアニストたちが、超難曲を軽業師のように弾いてるのを見れば、そこを目指したいのも解ります。
でも、あの人たちはひ~ひ~言いながらその速さで弾いてるのではなく、普通に空気のように、当たり前のように弾いてはるだけなのです
。
だから、超絶技巧を示すところ以外も、ちゃんと楽曲を理解して弾いてはるはずです。
ラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を弾いた後、何やったらペトルーシュカでも弾けますョ的な、ホンマにそれが普通なのです
。
でも、学習者が必死こいて速さを求めて身体も指も、精神も無理をして、その人自身の達成感はあるでしょうが、聴衆を心地よくさせるかなぁ…と思います。
そら、「すごっっ」という称賛はあるでしょうが…。
動物顔のアプリの使い方を説明してくれてはる所。
ツィマーマンとか見てても、必死さはないですやん。
ワイセンベルクのDVD持ってますけど、超絶技巧の曲を、淡々と弾いてはります。
きっとこういう人たちは、私らがバイエルとかを楽しく余裕を持って弾く感覚なんちゃうやろか…と思います。
ムリなく早く弾けるようになった時に、速く弾けばいいし、成長した時に弾けば、見えなかったバックグラウンドも見えてきます。
コンクールとかに出られるような方々は、曲は1回仕上げて終わりではないですし。
指は練習すれば回るけれど、楽曲の内容はいつも考え、感じないと身につきません。
置いてけぼりになってしまう緩徐楽章など、ヒトに心地よさを提供するのは、ホンマ難しいと思います。
そういうのを生徒さんには、勉強してほしいな~と思っています
。
こんな先生ですんまそん
もう1つは
「その音楽の中にある色を感じ取って、その色のように響かしてあげる」
簡単に言えば、今、短調なのか長調なのか、それによって全然同じ和音でも違うでしょとおっしゃっていました
。
あるいは、ずっと悲しい短調やったけど、最後は明るい和音で終わっていた
。
ピカルディ終止といいますです。
深刻だった人生に、一筋の光が差し込み、心が上向きに救われた感じになります。
じゃあ、ただジャ~ンと強くだけではないですよね、その和音の中に、どんな気持ちがあるのか考えて奏しましょう
…というようなことです
。
作曲家は「何でもいいや~」と、適当に和音を当てはめているわけではありません
。
長調で書きつつ悲しさを表現したい
…とかの時もあります。
短調で書きつつも、諦めにも似た穏やかさを表現したい時もあります
。ヤヤコシイな
。
笑ってるのも今だけやで~。
まだコンサートがあるねんで~。
そういうのを考えて弾いて、聴く人に伝えて下さい、みたいなことです
。
そら、もう名曲の作曲家は大半はこの世の人ではありませんし、「どういう意図なんですか」と尋ねる事は出来ません
。
演奏者が推測していかねばならないですが、別の人格なので、ドンピシャとはいかないかもしれません。
それでも、この作曲家はこう思ってたのかなと、あらゆる音楽の規則、楽典等を駆使して考えて弾く事はできます
。
そして、それが結局の所、奏者の個性となるのではないでしょうか。
さて、しばらくXmas、お正月
と楽しく過ごした後は、「ウィナーズ・コンサート」の練習が始まります
。
「楽しい曲がいい~
」と言うてますので、ノリのいい楽しい曲を探して、休み中に譜読みをしてもらいます
。
今年もいいお正月を迎えられそうです。
ありがとうございます。
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