では第二弾。
フランスのテロ事件について。
では、早速話を進めていきたい。
いつも通り箇条書きで（簡単なので）。
１．まず意識の問題である。
重要な事は、敬虔なイスラム教徒と、今暗躍しているイスラム国とは根本的に違うという事。これについては諸書籍を参照にして頂きたいが、イスラムの教えとは元来平和主義である。
テロリスト＝イスラム教徒＝（大まかに言って）中東系という構図を、プロパガンダ映画などで植えつけられた私たちはどうしても、イスラムは残虐だ！という考えを以てしまいがちである。
だが事実は全く違う。イスラム国は利益追求のために作り上げられたテロ組織である、という事実である。
だから、フランスのイスラム系移民が差別で暴行を受けたり、というのは全く意味が違ってくるし、馬鹿のやることである。世界中でこういった傾向になっていくと思うが、もう少し勉強して、意識を変えていった方が良い。
それこそ、イスラム国の思惑にはまっている。彼らにとって重要なのは利益追及なのだ。
例えば、シドニーで以前発生した、クロナラ暴動を例にとって見てみれば分かる。
クロナラビーチ周辺にて発生した中東系ギャングによって引き起こされた暴行事件を引き金として、発生したこの暴動は、クロナラ周辺を中心として各地へ波及していった。
私が書いた記事については以下。（クリックして移動しなかった場合はスクロールして下さい）
第１０話「シドニー暴動発生！！！＆豪州で暗躍するアルカイダ系テロ組織と豪州諜報機関～ＡＳＩＯ～」
暴動が発生した理由は簡単である。
中東系ギャングが引き起こした事件＝中東系が悪い＝教義が悪い。イスラムが悪い＝ボコボコにしろ！という構図である。
これは非常に短絡的であると言わざるを得ない。
いいだろうか？
豪州犯罪を調査している私が言おう。
オーストラリアで発生している移民による犯罪、例にとってみれば上記のような移民系ギャングの場合、オーストラリアで生まれ育った者が殆どなのである。
ようは、母国で育っていれば何も問題なく育っていた者が（厳しい戒律によって）、オーストラリアの文化によって染まり、ギャングへと変化を遂げたという事なのだ。
ようは彼らギャングはオージーなのである。
それはそうだろう。オーストラリア国内に於いて勢力を広げようと思ったら、言語の壁を越えなくてはいけない。文化の壁も同時に越えなくては、現地人の（オージー）麻薬密売等の顧客を取ることは出来ない。
これは日本国内の某組織にも言えることだが、話が大きく外れるので今は敢えて言及しない。
もう一度言うが、大半のイスラム教徒とイスラム国は全く関係が無いし、いい迷惑をしているところなのだ。
私の言っている事が間違っていると思うなら、国内のイスラム教徒に質問してみると良い。
「かんべんしてくれよ！関係ないよ！」というアンサーが返ってくるはずである。
私にはシドニーに於いてイスラム系の友人もいるから、色々と話を聞いている。彼らの大半は何も問題なく生活もしている。
ギャングはギャングでこういった道を自分で選んだんだし、テロリストも同様だという事だ。
２．前回も述べた、「陰謀論」についてだが、こういった事件の背後には陰謀は当然ある。無いという方が絶対おかしいだろう。
世界中の諜報機関が暗躍して、密に計画を進行させている。
だから私たち民間人にできることは、陰謀！陰謀！いう事ではなくて、身を守ることに専念する事なのだ。
それが諜報機関なのか、テロリストなのかは定かではないが、身を守ることには変わりないのである。
３、少し前、「パリより愛をこめて」という映画が公開された。
ジョン・トラボルタが出ていた映画だったが、彼はＣＩＡのエージェントで潜入専門のプロ（見た目スキンヘッドのパンク・ロッカー？）であるという設定だった。
外交官と一緒に行動を共にし、フランス・パリに於いて中東系テロリストを冷酷なまでに叩き潰すという内容だった。
正にこの映画と同じような事件が発生したという皮肉さである。
偶然ではあると思うが、この映画は実にテロ事件の的を得ている。
トラボルタのテロリストに対するスタンスが実に正しい。
「こいつらはクズだ。クズだから叩き潰している（ＣＩＡに属しているとか、そんなのどうだっていい）。世の中こんなもんだ」
凶悪犯罪者も同じである。
その背景にある、育った経緯なんてどうだっていい。
中学生拉致殺害事件の犯人だって、名古屋千種区女性拉致殺人事件の犯人だって赤ん坊だったことは当然あり、生きてきた過程がある。
だが、そんなことはどうだっていいのだ。
凶悪犯罪を犯す者に人権は有りはしない。
テロリズムも同じ。
彼らにも言い分はあるだろうが、女子供等弱者を惨殺している、罪もない者を惨殺している時点で社会、いや、この地球上から抹殺される運命＝サダメとなるのだ。
世界の紛争や戦争の裏には軍産複合体の影がある。多国籍企業によって運営されている武器産業は、世界を支配している。
これは紛れもない事実であるが、それに加担したイスラム国もいずれは用無しとして処分されることになる。
今、イスラム国は窮地に立たされている。
今後の状況によっては第三弾も考慮します！
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