しかし、家族を抱えている身。そうも言ってられないので頑張ってボディケアもしていこうと思う今日この頃である。
さて、今日のお題は「格闘技と護身術」。
このトピックでは何度と無く記事にさせて頂いたが、この前、受講生の方が「こういう動画があります」とリンクを送って下さったので、紹介したいと思う。
この動画はブラジルでの傷害事件の防犯カメラ映像(コンビニ内、ガソリンスタンド内)である。
動画には総合格闘家2名が写っており、内一名が女性に手を出し、拒否された事から女性に暴行を加える様子が写っている(諸説紛々あるので女性と接触をもち暴行を加えたのは防犯カメラ映像から事実と分かる)。
それだけでもちょっとした事件なのだが(格闘家が弱者に手を出すという)、問題はその後。
それを見ていた(もしくは女性から事情を聞いた)チンピラ軍団(被害女性の男友達)が、この総合格闘家二人に襲い掛かる!
もちろん相手は総合格闘家である。殴られ、殴り慣れている。喧嘩はお手の物。
ボコボコ殴りあう姿が映し出され、明らかに総合格闘家2名の勝利かと思われた。
そして次の映像。
映像は外に変わり、ガソリンスタンドが見える(海外ではガソリンスタンドとコンビニが一緒になっている所が多い=オーストラリアも全く一緒)。
なぜか、先の張本人である手を出した格闘家がいない(後に重傷を負い、病院へ搬送と判明)、多勢に無勢でもう一人の総合格闘家が数名のチンピラとストリート・ファイトを行っている。
しかしそれはファイトとは呼べない情けないものだった。勢いがあったのは始めだけ。
やがて角材で後頭部を殴られると地面に倒れ付し、一斉に襲い掛かったチンピラになす術も無くボコボコにされるのだった。
そして極めつけはサッカーボール・キック!
頭部を全力で蹴られた格闘家はピクリとも動かなくなった(一時危険な状態に落ち重体になった)。
事件後、これら映像は世界を駆け巡り大ニュースとなった。
総合格闘家2名の名前は、元UFCファイター(31勝5敗)で現在ベラトールファイターのマイケル・ファルカオン(手を出したほう)と7戦無敗のMMAファイター、カウエ・メナ(重傷を負ったほう)であった。下画像、上、ファルカオン。下、メナ。
ちなみにマイケル・ファルカオンの方はUFC在籍の際に「婦女暴行」をした罪で追放となっているが、今回もまた手を出した事になる。
そしてそれを救い出したのがベラトールだったのだ。
だが、そういう病気はなかなか治らない。内柴容疑者ではないが、矯正するのは不可能なんだろう。
実は、思ったより格闘家、警察官、自衛官の犯罪は多い。
勿論、それらは一握りにしか過ぎないのだが、居る事は認めなければならないし、実際に肉体的強者による犯罪は多いのだ。
詳しくはこちら。
格闘技を極めたり、なんらかの武道を極めるものは自分を律しなければならない。よく、力を持った事で舞い上がり、勘違いする人間が世の中にはいるが、私は彼らは大バカであると思う。
その典型の事件がこれだった。総合格闘家であり、俺らは強いんだ!と勘違いした輩が弱者に手を出し、それ以上の力で打ちのめされる。
リングの上で正々堂々と1対1で戦う格闘技ならまだしも、路上に出れば何でもありなのだから。
護身的にいえば、彼らは完全アウトである。
だったら、はっきり言えば身を守るのに格闘技など要らない。他人に迷惑をかけず、事前警戒、事前察知、事前防御さえしっかりとこなしていれば犯罪に遇う確率はぐっと減る。
これが現実だ。
私は自身が格闘技を極め、護身術を極め、武器術を極めている。
だからと言って弱者に手を出すことはない。スデゴロで挑めば上記のようなケースで私が返り討ちにあうか、警察に逮捕されるかどちらかになるからだ。
肉体が強い弱いで判断してはいけない。社会には社会のルールがあり、常識がある。これを破れば時に命を落とす。
これは格闘家に限らず、軍隊経験者も権力を持つ政治家も一緒。護身の前には皆平等なのだ。
さて、私が上記のような状況に陥ったらどうするのか?
当然、私は弱者になど手は出さないし、ケースとしては違ってくるが、もし、ブラジルで何らかの事件に巻き込まれ、集団で襲われ、逃げられないような状況に陥った場合。
私なら即座に拳銃を使う。防弾ベストもすでに着けているだろう。
ブラジルでは少しの事で命取りになりかねない。銃器は氾濫し(国の銃規制に国民が猛反対、否決されている)刃物や槍、拳銃がフツーに出てくるお国柄ならば当たり前の事である。
かの有名な柔術家、ヒクソン・グレイシーやブルース・リーも言っている。危機的状況に陥ったならば拳銃を使う、と。
詳細はこちらを参照のこと。
ヒクソン・グレーシーとブルース・リーは実戦護身術の達人だった!
それは卑怯なことではないし、ケース・バイ・ケースで対応していく、それが護身術なのだから。
中には勘違いして格闘技そのものが護身術だと信じ込んでいる人間が居るが、それは全くの大間違いである。
私は公式HP内で(以下リンク参照)で徹底的に論じているが、上記の人間が言っているのが正しいとすれば「弱者は身を守れない・守ってはいけない」、という理屈になる。
護身のプロが教える「実戦護身術とは?」
武道家が警告!武道は凶悪犯罪に役に立たない!
犯罪心理と護身術 ~女性が護身術を学ばなくてはいけない理由~ 脳科学が暴いた真実
例えば、高齢の方。女性の方。子供たち。身体に何らかの障害がある方。
こういった方が身を守れないで何が護身術なのか?それでも格闘技中心の護身術を教えているならば、それは講師のエゴでしかない、と私は思う。
最近、弱視の女性の方が護身術を学びたい、と来られたが、私は当然OKである。
過去、同様の事案で他の護身術道場を拒否された男性のケースがあったが(その方は重度ではない)、こういった事を(拒否する事に関して)聞くと憤りを感じる。
護身術とはどんな方でも学べなければ護身術とは呼べない。
勿論、私は弱者だけでなく熟練者にも門出を広げているが、あらゆるケースに対応できなければいけない、と思っている。
そうでなければプロフェッショナルとは呼べない。
次回に続く。
危ない世の中に立ち向かう!実戦護身術講習はこちら!
実戦護身術のSSRセルフディフェンス
>>>>>>>ミュージック・アワー!!!<<<<<<<<
今回は安室奈美恵さんの歌を紹介します!
この Respect the power of loveは当時、安室さんのお母さんが殺害された時に歌った曲だそうです。
彼女は犯罪事件の被害者だったんですね。
安室さんは言っています。
「あの当時、歌う曲が『RESPECT the POWER OF LOVE』で本当によかった。歌ってて自分も元気になれた。もし他の曲なら泣いて歌えなかったかも…」
こんな状況で打ちひしがれても必死になって這い上がってきたんですね~。凄いですね。
これが今の安室さんです。
前より輝いて見えるのは私だけでしょうか?