【監督】(regie)
【脚本】(scenariul)
ヴィクトル・アントネスク(Victor Antonescu)
【スタジオ】(studioul)
アニマフィルム(Animafilm)
【時間】(Durata)
81分(81 de minute)
【初公開年】(Premiera)
1987年
【声の出演】(voci)
・ミシュリュー枢機卿(Cardinalul Michelieu)
デム・ラドゥレスク(Dem Rădulescu)
・ロックフォール(Rockfort)
アレグザンドル・アルシネル(Alexandru Arşinel)
・ミャウレディ(Miau-Lady)
ロディカ・タパラガ(Rodica Tapalagă)
・ダルタニャン(d'Artagnan)
アンダ・カルガレアヌ(Anda Călugăreanu)
・レクスィー(Rexy)
マリアナ・ミフツ(Mariana Mihuţ)
・パフィ(Puffy)
ヴァレリア・オガシャヌ(Valeria Ogăşanu)
・レクス(Rex)
ヴィルジル・オガシャヌ(Virgil Ogăşanu)
【資料】
Uimitoarele aventuri ale muschetarilor | Blogul regizorului Victor Antonescu
Șoriceii mușchetari - Wikipedia, Română
Uimitoarele aventuri ale muschetarilor (1987) - IMDb
http://www.youtube.com/watch?v=nl8vrIIEaaU
ルーマニアの劇場用長編アニメーションをご紹介します。
この長編アニメは、
もう一度紹介します。
とても思い入れがあるので。
このアニメは、
アレクサンドル・デュマ(Alexandre Dumas)の小説
『三銃士』(Les Trois Mousquetaires)
がベースになっているというのは言うまでもありませんが、
内容的にはオリジナルです。
結構緻密に作られている上に、
キャラクターの動きも大胆且つ鮮やかで、
職人技冴え渡るアニメーション技術の高さが伺え、しかも、
次から次へとキャラクターが動いていくので、
とても見応えありで退屈しません。
密度が濃いのです。
謀略等の駆け引きのアイデア、演出も面白いと思いました。
手間がとても掛けられているというのが伝わってきます。
ルーマニア革命前夜に制作されたにしては、凄い上出来だなと。
だからこそ、もっと紹介しないと勿体無いと思ったのです。
個人的には、枢機卿の子供たちが可愛くて特に好きです↓
◎あらすじ
ミシュリュー枢機卿が、
我が子たちに過去の出来事を語るところから始まる。
猫の軍団を率いていて、肉屋に泥棒行為を働こうとした時、
泥棒除けの為にそこで飼われていた子犬が邪魔なので、
布団につつんで封じ込めてしまった。
可哀相に思った3匹のネズミたちは、子犬を解放したのだが、
猫の軍団の泥棒行為を邪魔することになってしまった。
腹いせに、ロックフォール(眼帯猫)がネズミたちをやっつけようとするが、
そんな時、ネズミたちは分厚い『三銃士』の本と出会った。
不思議な事に、銃士になって猫をやっつけたいなァと思ったその時、
なんと、銃士の格好をして、
エペ・ラピエル(espee rapiere)を手にしていた。
どうもこの本には、魔法の力があるようである。
登場人物になりたいと思うとその通りになるようだ。
ロックフォールは、やっつけるつもりが、
銃士に変身したネズミたちに逆にやられてしまった。
ミシュリューにその事を報告すると、
命令を受けてその本をこっそり盗んだ。
そして、ミシュリューは枢機卿に、その他の猫たちは銃士となり、
ネズミの三銃士に対抗する事となった。
そんな時、一人の飢えたネズミがふらふらと街にやってきた。
名前はダルタニャン。
ひょんな事から猫に追いかけられる羽目になったものの、
ネズミの三銃士に助けられ、彼らの仲間となった。
果たしてこの後、どう展開したのか?
(という解説で大丈夫だろうか?)
【関連エントリー】
ルーマニア初期のアニメーション-月の愚か者(Păcală în lună, 1920)他
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11126193612.html
フルガ(Fulga)ルーマニアの乳製品
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-11126161455.html
銃士‐驚異の冒険(Uimitoarele aventuri ale muschetarilor)1987
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10393659381.html
惑星モルドバ(PLANETA MOLDOVA)
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10322408424.html
パトラツェル(Pătrăţel)1976
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10178453108.html
ピンピン(Pin Pin)1986
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10167138262.html
ミハエラ(MIHAELA)1968
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10166258516.html
バラネルとミャウネル(Bălănel şi Miaunel)1974
http://ameblo.jp/ssatoloux-1987/entry-10164444077.html
マリア ミラベラ(Maria Mirabela)1981