ギィとエストパの冒険(As Aventuras de Gui & Estopa)ブラジルのアニメ | 妄想印象派 自作のイラストや漫画、アニメ、音楽など

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As Aventuras de Gui & Estopa 1

 

【監督】(Direção)

マリアナ・カウタビアノ(Mariana Caltabiano)

【脚本】(Roteiro)

アレシャンドリ・アウグスト・フェヘイラ(Alexandre Augusto Ferreira)

 

【主なキャラクター】

・ギィ(Gui)

主人公

白い小さな犬の男の子

・エストパ(Estopa)

大きな体格のギィの相棒の犬。

足(後足)にも手(前足)にも、靴を嵌めている。

・クロケーチ・スパニエル(Cróquete Spaniel)

茶色い犬の女の子。

コッカースパニエル?

・ピチ・ブーホ(Piti Burro)

オスの犬で、ギィのライバル?

棘の付いた首輪を身につけている。

・ハート・ヒーバ(Rato Riba)

ジーンズを穿いたネズミ。

・フィフィヴェリーニャ(Fifivelinha)

人間の女の子。

・ホケーチ・スパニエル(Róquete Spaniel)

超能力で空中を移動する、いつもすましている犬の女の子。

 

【公式サイト】(Site Oficial)

http://iguinho.ig.com.br/aventurasguiestopa.html

 

As Aventuras de Gui & Estopa - Wikipedia, Poturguês

 

ちょっと前に紹介した『ブラジル・アニマード』の作者、

マリアナ・カウタビアノ(カルタビアノ?)

が制作した2DCGテレビアニメーション。

 

幾つか観てみましたが、中々のギャグセンスでとても愉しめました。

ラテン系の明るいノリや、

場面展開の小気味良さがとても良いと思いました。

音楽のセンスも素晴らしい!!

 

時々、

三人組のコーラス隊というのがどこからともなく勝手に出てきて、

主要キャラクターの周囲で歌を歌い、

ウザがられているのがとてもウケました。

例えば、一部ネタバレしてしまいますけど、

ボクシングの練習に励むエストパの周囲で歌って、

「おめえら、ウゼえよ!!」とエストパに怒鳴られている場面とか。

http://www.youtube.com/watch?v=bBNoz5iEs28

 

このアニメで特に印象的なのは、エストパが、足だけでなく、

手(というか前足)にも靴を嵌めているところ。

犬は犬らしく、足(後足)だけでなく、手(前足)にも靴を装着すべし!!

という事でしょうか?

 

それを見て、会田誠さんの「犬」を思い出したのは、

私だけでしょうか?(閲覧注意!!)

連載 編集長対談1:会田誠(後編) - ART iT

フェミニスト人権団体から訴えられたという話が今話題ですね。

 

それから、主人公らレギュラーキャラたちは、

全裸が基本形ですけど、

ちゃんと上から下まで服を着ている場合もあります。

でも、ギィやエストパ、ピチらのママは、

いつも必ず服をきちんと着ているのです。

http://www.youtube.com/watch?v=MKfpLdQMF-Q

動物漫画の動物は、服の着こなしが実に幅広い!!

全裸でも許される。

人間は、全裸だと逮捕される(裸族の村は例外)。

 

まあ、この問題は以前、

「絵本や漫画などの動物キャラクターを

そのまま人間にしたらどうなるか?」

という実験的な絵を描いていますんで。(閲覧注意!!)

絵本の動物キャラを人間にする実験(1995, 2008) 普通研究会

 

それと「ギィ」の名前が

「Iguinho」(イギーニョ)で出ている場合もあります。

「-nho」は確か「○○ちゃん」という意味だったと思います。

「ギィちゃん」という意味でしょうか?

 

日本を題材にした回がYouTubeに出ているのを発見!!

ギィが鉄腕アトム、フィフィヴェリーニャがセーラームーン、

ピチがゴジラ、エストパが・・・

これはちょっと分かりません(相撲マン?)。

http://www.youtube.com/watch?v=FDvFxTWuN8A

日本は、ブラジルでも「オタク」というイメージで見られているのでしょうね。

 

Gui e Estopa 2

 

Gui e Estopa 4

 

「次発 京都」というべきところを「次へ飛ぶ 京都」となっているところや、

「はじ~めまして、どうぞ~よろしく、もう~すこしおくり・・・」という、

ややぎこちなさのある歌詞などから、これらの日本語に、

日本人が関わっていないというのが何となく分かります。

「もう少し送り」は「もう少し遅れ」という意味かも知れません。

何故なら、ブラジルポルトガル語では、

語末の「e」が「i」の発音になるから。

 

Gui e Estopa 5

 

Gui e Estopa 3

 

フィフィヴェリーニャが喋っている時の背景に出ている、

「家禽TOYS」「非常にAV」という看板の言葉、

分かっててやってるわけではないと思いますが、凄いウケました。

「NARUTO」がケモになっていて、下に

「POODLE Ninja cosplay “幻想”」と出ているのもイイ!!

しかし、サラ金やパチンコなどの看板という日本の嫌な風景も、

海外の人々に強い印象を与えているというのは、

余り気分の良いものではありませんけど。

 

でも、日本への熱い視線(?)には感謝いたします!!

私の方からも、

ブラジルアニメへの熱き視線を投げかけたいと思います!!

 

・・・あ、プロデュースしたの

『ストレスとリラックス』(Stress e Relax)だそうですが、

前回紹介したブラジルアニメ『ブラジル・アニマード』

の二人の主人公でもあります。

犬に扮した実在の人物なんでしょうか?

 

【追記:2023/9/29】

ピーチ・ブホ → ピチ・ブーホ

ラト・リーバ → ハート・ヒーバ

ロケーチ・スパニエル → ホケーチ・スパニエル