2008年3月15日の記事 でも取り上げた、
アイスランド初の本格的なクラシックの音楽家とされる。
スヴェインビョルン・スヴェインビョルンソン
Sveinbjörn Sveinbjörnsson(1847-1927)
アイスランド国歌
賛美歌:おお、我らの土地の神よ!(Lofsöngur/Ó Guð vors lands)
を作曲した事で知られています。
アイスランド国歌はかなり前からオムニバスでCD化されていましたが、
彼だけを取り上げたCDでも出てきて欲しいと思っていた所、
暫くしてからNAXOSから発売されました。
インターネットで知った時点では、未だ日本販売はされておらず、
遅れて発売されました。
でも、“室内楽作品集”なんですよね。
【NAXOS 8.570460】2007年
私が欲していたのは、“管弦楽作品集”なんですが、
中々思い通りには行きません。
彼が、管弦楽のための2曲のアイスランド狂詩曲(Íslensk rapsódía)
を書いているらしいという情報は得ています。
いつ書かれたのかは不明ですが、恐らくそんなに早くは無いでしょう。
というのも、前述の室内楽作品の作曲年を見てみると、
20世紀に書かれたりしているからです。
で、何故又取り上げたのかというと、
YouTubeに管弦楽作品が上げられていたからです。
残念ながら、アイスランド狂詩曲ではありませんが、
同曲以外にも管弦楽作品を書いているという事が分かったので、
その意味では嬉しく思っています。
最晩年の作とはいえ、ロマン派の作風を堅持した、
優雅で威厳のあるポロネーズ!!
【追記】
最初、「Hátíðarpolonaise」の内の「Hátíðar」の意味が分からず、
和訳題名を振っていなかったのですが、
当ブログによくコメントを書いてくださる、
もにりくちなしさんの情報により、
「祝典的」を意味するらしい事がわかりました。
その詳細はコメント欄を参照してください。
そんなわけで、和訳題名『祝典ポロネーズ』を追記しました。
『祝典ポロネーズ』(Hátíðarpolonaise)1926
演奏:レイキャヴィーク管弦楽団(Hljómsveit Reykjavíkur)
指揮:アルベルツ・クラーン(Alberts Klahn)
演奏年:1957年
http://www.youtube.com/watch?v=SGMcL1YqlpY
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